俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

子供らのスリッパ揃え春うらら

作者 いるか  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

春のうららかな日にあてられて子供たちがどたばたと外に遊びにゆく
スリッパは自由奔放に投げ出されている

某所兼題スリッパ
季語外兼題難しい~(汗

最新の添削

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 まさ

いるか様「音もなく降り積もり雪村隠す」の批評
ありがとうございます。
〇しんしんと降り積もる雪が村の姿も声も全て白く塗りつぶしてしまう。
そんな少し恐ろしくもある静謐な様子がしっとりと描かれていますね。
えーーー身に余る光栄。嬉しいです。シーンとした静かな村なんです。
小さいときに育ったところ。サルが最近いっぱい出てきます。
農家の人は野菜作りをサルの被害であきらめてます。
こんな寒さにサルはどうしているんだろう。サルを心配してしまします。
〇「雪村隠す」の助詞の省略の連続による調べの、
唐突感が先に気になってくる。単純に倒置の語順を変えるといいでしょう。

提案句
音もなく雪降り積もり村隠す

その通りです。わ~~すっきりしますね。散髪した感じです。
すっきり!気持ちいい!思い描いていた句になってます。ありがとうございます
これからもびしばし鍛えてください。宜しくお願いいたします。
NHKで美智子さまの歌の特集をしていました。すごく感動しました。
これも俳句にちょっとだけ触れていたおかげさまです。
ありがとうございます

句の評価:
★★★★★

点数: 0

添削のお礼として、まささんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 独楽爺

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
揃えてしまっては面白くないですね。その乱れた様子とかを、そのまま描くのはいかがでしょうか。
"スリッパを散らかす子等や春うらら
よろしく。

点数: 3

添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

いるか様。私も独楽爺様と同じく、散らかしたままでいいと思いました。

●散らかした子らのスリッパうららけし
🙏🙇‍♀️

点数: 1

添削のお礼として、めいさんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

いるかさんこんにちは。
いつも私の辛口コメントにご丁寧な返信ありがとうございます。
今回もそうなります。
毎年(このサイトのことではありません)この時期になると一度は目にする問題です。
「春うらら」。
「冬うらら」は単独の季語ですが、
「春うらら」は季語ではありません。
季語では無いと言うより、「春」も
「うらら」も春の別々の季語となります。
つい口ずさみますね。
「は~るのうららの~🎵」
人づてですが、この童謡が影響しているようです。
再度、歳時記をお確かめください。
よろしくお願いいたします。

点数: 1

添削のお礼として、ヒッチ俳句さんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 辻 基倫子

句の評価:
★★★★★

いるか様
御句、子供の元気な様を陰から支え、温かく見守る姿勢が読み取れる佳句だと思います。春うらら、の季語が優しい作者の心と合っていますね。
私が気になるのは、「子供」はそもそも「複数の子」を表す言葉なので、「子供ら」より、
兄弟のスリッパ揃へ春うらら
などとしたらいかがでしょうか。「春うらら」なので、旧字のほうが合うような気もします。
また、私の句へのコメントもありがとうございました。衒学っぽくならないように、かつ、古典的な味わいを生かした句を作りたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

点数: 1

添削のお礼として、辻 基倫子さんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

いるかさん、今晩は!頓です!
早速にて…。
確かに、ヒッチ様、めい様の仰せのとおり、季語としての「春うらら」は、私目の歳時記にも示されておりませんでした。「春」と「うらら」、それぞれ、独立して季語として示されておりました。
ながら、災い転じて…で、各位のコメントを踏まえて、
「子供らの乱れしスリッパうららかな」
なんて如何でしょうか?
季語「春麗(うらら)」、私もあるものとばかり思っておりました…。先入観恐ろし、ネットも恐ろし、紙の歳時記の確認を、ですね!
余談ですが、田山雅充の「春うらら」は、カラオケ、私のオハコです!
失礼致しましたm(_ _)m。

点数: 1

添削のお礼として、頓さんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。初読で気になりましたのは、「子供ら」という重複表現と、季語の「春うらら」です。もうすでにどちらもご指摘がありますね。
それなのになんでのこのこ出てきたかと言いますと、いるかさんのコメントの最終行にコメントしたかったからです。
季語外兼題は難しい、とのこと、もちろん、人それぞれだと思いますが、私は季語外兼題、大好きです!
私の通っている句会(のようなもの)は、お題がスポーツとか、「固い」とか、オノマトペとか。季語はなんでもいいのです。
季語がお題だと、どうしても季語の説明になったり、近い句になったり、季重なりになりがちです。いるかさんはそんなことはないかと思いますが、例えば今回のスリッパ!

・散らばりし子らのスリッパ春立ちぬ

その事物で自由に詠んで、あとは最適な季語を斡旋する、これ、面白いと思いますよ!一緒にやりましょう!無理か(笑)。

点数: 1

添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 博充

句の評価:
★★★★★

いるか様
御句拝読させていただきました。
季語を変えてしまいました
うららかやスリッパ並べし子ら待てり
よろしくお願いします。

点数: 1

添削のお礼として、博充さんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
返信ありがとうございました。
「春うらら」の件。
今の私の力量で、どこまでいるかさんの納得のいくコメントが出来るか甚だ心許ないのですが、精一杯お話しさせて頂きます。
まずその前に、この件は季語の変形の問題では無いと思っています。
この「春うらら」を季語としてお使いの人は、あくまでも一語季語として認識されているのではと思います。
ですから「春」+「うらら」と言う感覚ではないのでは無いかと思います。
その前提でお話しします。
①個人的な感覚にもよりますが、私は「うらら」「うららか」だけで充分春らしさは表現出来ると思っています。
ですからそこに敢えて「春」を足す必要はないのではと言う考えです。
②確かに有名俳人の句にもありますね。
また現在でも一語季語として「春うらら」を詠む人は一定数おられると思います。
ただ「私は」現在掲載の歳時記を作句の基本としておりますので、「私の感覚では」たとえ有名句であっても季語では無いと思っています。(句の良し悪しは別にして)
③もう一点、これも個人の好みにもよりますが、「春うらら」は歌謡曲の歌詞や広告のキャッチコピーにも頻繁に使われており私には使い古しのように思います。
それをわざわざ私は使わないと思います。
④私のまとめとしては、
「春うらら」を全否定する訳ではありません。あくまでも私は作句にあたり、今掲載の歳時記を旨としていると言うことです。

拙い文章で申し訳なく思います。
精一杯私の考えを述べさせて頂きました。
納得のいくところ、いかないところあろうかと思います。何かありましたらご意見下さい。また私も他の方のご意見をお聞きして勉強させて頂きたく思っています。
よろしくお願いいたします。

点数: 1

添削のお礼として、ヒッチ俳句さんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

いるかそん、こんにちは。
再訪です。
拙句「点滴」にコメント有難うございました。確かに「スタンドが歩く」というのは奇妙ですよね。

最初は、「点滴のスタンド行き交う春廊下」としたかったのですが、中八になってしまうので「歩く」にしました。

御句には、先ほどコメントしましたが、その後で、博充さんがいい提案句を置いていらっしゃいますね(私が最後尾に移動させてしまいました)。

それを見て私も一句。

・春めくや子らのスリッパ揃へをり
・子らを待つスリッパ出して春の宵

よろしくお願いします!

点数: 1

添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 鈴蘭

句の評価:
★★★★★

こんにちは。面白い話題だったので自分なりに整理してみました。

自分は「春うらら」は春とうららの季重なりだと捉えています。そもそも季語歳時記は虚子が制定したもので、「本来」の話をするなら季重なりでも無季でも構わなかったわけです(「季(季題)」はあったにせよ)。なのでまず、その人がどのへんの哲学で俳句を嗜んでいるか、選句を受けるならその場がどういう考え方で運営されているかによりますよね。歳時記にのっとって花鳥風詠をする前提なら「春うらら」はハネられる可能性大〜中、そうでなければ中〜小みたいな。

で、季重なりも人それぞれですが、春うららが手垢かどうかで言えば、萩と月くらいの線だと思います。ありふれているとも言えるし、相乗効果があるとも言える。有名な句もいくつかあるが、現実問題、本サイトや現代の俳壇においては「生かしきれなければ手垢」という諸刃の剣になっているかもしれません。

最後に、いるかさんの句での春うららはどうかと言えば、個人的には「春」はあってもなくても成立し得たとは思います。きわめてストイックに考えるなら、そういう指摘が出る程度の効果しか出せていなかったとも取れます。ただ、ここはそこまで専門的な場ではないので、効果的であったにせよ基本ルールの指摘はあるでしょうし、それはそれで有難いことでもありますね。

最終的には、作句者が「比較的基礎的な要素に注目して読むことの多い、この道場の読み手のみなさん」を読み手として想定するかどうかに尽きると思います。想定してもいいし、しなくてもいい。ただ前者と後者で哲学や言葉選びは少しだけ変わるはずです。いずれ広く人の心を打つ作品を目指すならば、想定しての作句も経験値だと思いますし、議論を覚悟で思い切ったことを試したいなら、それをのびのび作句されるのが最良ですよね。自分もやりましたし。

長々と語ってしまいましたが!

点数: 1

添削のお礼として、鈴蘭さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

アルバムに消えぬ憧れ黄水仙

作者名 独楽爺 回答数 : 1

投稿日時:

餞別は晴雨両用白日傘

作者名 かこ 回答数 : 0

投稿日時:

炎天や廃車の砂埃微か

作者名 げばげば 回答数 : 11

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『子供らのスリッパ揃え春うらら』 作者: いるか
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ