俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の17ページ目

「花曇寝ぼけ眼に溶けし彩」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 花曇寝ぼけ眼に溶けし彩

こんにちは。貴句、拝読しました。

結論から申しますと、思考の泥沼にハマり、作者コメントを拝見するまで迷い続けました。これは流石に誤読や、「何を伝えたいのか読み解けない」という読者は少なくないのではないかと私は思いました。
又、「涙目で見た景色」まで考慮すると、添削のしようが無いと私は思いました。

以下、私の洞察です。結構読み入れたつもりです。
中七:「寝ぼけ眼」
「朝でしょうけど、昼寝から起きた可能性もある。一旦置いといて下五の意味考えよう」

「溶けし彩。この彩は「だみ」、「さい」、「あや」のどれだろう?
文語体なので「だみ」の可能性も十分有り得る。
もし「だみ」ならば金泥や銀泥で彩色する事の意味なので、寝ぼけ眼に寝室に飾っている日本画がぼやけて見えたんだろう。となると、上五の季語「花曇」との関連性は何だろう?
「さい」なら、意味を考えると花曇なので外なのでしょうけど、だとすると、何故「溶けし」なんだろう? 外に行くまでの僅かの間に涙は乾いてるだろうから、「溶けし」は分かりにくいのではないか?
「あや」は文語体なので最も可能性は低いけど一応有り得る。作者のお袋さん、パートナー、同棲中の恋人の名前だとすると、作者を起こした彩さんの姿が、作者にぼやけて見えて、その姿越しの外が曇っていたのかもしれない。
この3つのうち、作者が伝えたいのは一体どれだろう? これはコメントを見るまで正直分からない。最悪、全部読み外してるかもしれない。」

彩が何の事であるのかを作者ご自身の中でハッキリさせた上で句に落とし込むと、読者は誤読や解読不能に陥る事は無いのではないかと、私は思いました。

添削例は既に挙げられておりますので、私からは、「字面から見た洞察について」をお送り致します。

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「そよそよと上に下へと紋白蝶」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: そよそよと上に下へと紋白蝶

再訪、失礼致します。

めいさんの所で拝見しましたが、中七を「上に下に」と助詞を「に」で統一なさるなら、それは逆に大いにアリだと私は思います。

と申しますのは、紋白蝶の視点で見ますと、例えば「上に花の蜜があるだろうから上を目的地にした。けど、そこに無かった。では、下にあるだろうから、今度は下を目指してみよう」となり、紋白蝶の目的地が変わった事になるので、読者に違和感を持たせないからです。

助詞をお選びになる際の一助となれば幸いです。

点数: 1

「エプロンの蝶の解ける花曇」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: エプロンの蝶の解ける花曇

再訪、失礼致します。

念の為、AIに意見を聞いてみました。ですが、コメントやコメント者の良し悪しの判断ではありません。そこは誤解無き様に皆さん、お願い致します。

「作者コメントとコメント者の意見と提案句の全てを総合的に判断すると、めいさんの案が最も作者に寄り添っていると判断します。特にめいさんの提案句の「エプロンを裏表に着ける」という行為が「失敗」と捉えられる可能性を示唆しており、どきこさんが詠みたかった「失敗ばかりの家事の日」のテーマにより直接的に寄り添っていると感じます。」と、AIは判断しました。私も同意です。

そして、この句における季重なりの是非と比喩であるかどうかについて。
「「蝶」が比喩として使われている場合、それは通常、何か他の事象や概念を象徴、又は代表する為です。しかしこの句の文脈では、「蝶」が何かを象徴、又は代表しているのかは明確ではありません。したがって、「蝶」が比喩ではなく、「蝶結び」の略として使われていると解釈する方が自然であり、「蝶」は季語としてではなく、エプロンの結び目を指す具体的な表現として使われており、季重なりは問題にならないと考えます。」と、AIは判断しました。

ご参考までに。

繰り返しますが、これはコメントやコメント者の良し悪しの判断ではありません。そこは誤解無き様に皆さん、お願い致します、と念押ししておきます。

点数: 1

「白き蝶白き画帳に止まりけり」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 白き蝶白き画帳に止まりけり

こんばんは。貴句、拝読しました。

きっと外でのスケッチの場面で、まだ描き始める前の段階で白蝶が止まっていた事に、今気付いたという場面でしょうけども、屋内に迷い込んできた白蝶だったとしても問題無いですし、幻想的でステキな句と私は思いました。

「けり」の詠嘆の使い方を私は存じておりませんでしたが、使い方の勉強になりました。

この句をお詠みくださり、ありがとうございます。

点数: 1

「軒並みに注ぎ込みけり夕焼けを」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 軒並みに注ぎ込みけり夕焼けを

初めまして。こんばんは。貴句、拝読しました。

下五をそのまま「春夕焼」(はるゆやけ)という季語に置き換えれば、ひとまず春にはできます。

ただ中七。夕焼けの光は通常は「注ぐ」とは言わないのではないかと思います。説明臭くはなりますが、「照らす」でしょうか。

添削(表現なさりたい事に足りていない言葉は添える、多過ぎる言葉は削る)ですので句意は変えたくないですので、具体的には「家並を照らしをりたる春夕焼」でしょうか。軒並みですと誤読される可能性がありますので、家並に代えておくのも一案です。
「春の夕焼け(の穏やかな光)が家々を照らし続けております(何と美しい事でしょう)」との句意であればこれで添削できた事になりますが、句意をお書きではありませんので、もし作者が表現なさりたい事と違っていれば、色々と試していただきたいと思います。

点数: 0

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