俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の19ページ目

「孫たちの未来への扉開く門」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 孫たちの未来への扉開く門

初めまして、こんにちは。貴句、拝読しました。

お気持ちには心を寄せたいと思いますが、「未来への扉開く門」はたった1つの季語「入学」で言えてしまいます。基本的には、過去の為に進学する方はいらっしゃらず、良い未来を迎える為に進学します。それも高校は義務教育ではありませんので。

添削例を句跨りで挙げてみますが、私はそんなに上手くもありませんので、他の方から添削例が挙がれば、そちらをご参考ください。

・それぞれの入学それぞれの進路

季語「入学」は小学~大学、大学院、専門学校、職業訓練校など幅広く使えますが、最後の着地を「進路」にする事で、読者に「少なくとも義務教育の後の入学ではないか?」と思わせる事はできると思います。

点数: 0

「学び舎の桜に潜む母の影」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 学び舎の桜に潜む母の影

こんにちは。貴句、拝読しました。

文語体における「潜む」は口語体の「潜む」よりも象徴的な意味のニュアンスを持ちますので、「桜に潜む母の影」を「この子はこの学校で上手くやっていけるのだろうか?」等の「母の気持ちの象徴」としての「母の影」、それが「桜の向こう側にある」と作者は詠んでいるのかもしれないと読者は読み解けますが、口語体での「潜む」はより直接的なニュアンスの意味になりますので、読み解きようによっては母に不気味な印象を持ってしまう読者もおられるかもしれません。

文語なら「花に潜める」(自動詞「潜む」の已然形「潜め」+存続の助動詞「り」の連体形「る」)、口語なら「花の向こうの」ですと、誤読の余地は減るのではないかと思います。

点数: 2

「花魁の外八文字花の宴」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 花魁の外八文字花の宴

こんにちは。貴句、拝読しました。

中七の「外八文字」で、「女形の役者が関東の歌舞伎の舞台で歩いているのかな」(関西なら内八文字)と私は読み解きましたが、下五は「花の宴」。
「歌舞伎の舞台の中で花の宴の様子が演じられているのか、上五で「花魁」と敢えて強調なさっているという事は、「花魁」は「花魁道中」の略で、ひょっとすると作者は関東の屋外で花魁道中をご覧になったのかもしれない。 季語「花の宴」を昔の意味でお使いなら元々は宮廷行事だから屋内だけど、現代的には「花を観賞しながら催す酒宴」なので花見の含みがあるから屋外かもしれない。どちらを意味されたのだろう?」と迷いました。

屋外でしたらこま爺さんや竜子さんの案も良さそうですが、屋内ならば逆に中七を残して、上五と下五をお代えになるのも一案かもしれません。例えば、上五は女形の役者の名前(「梅沢の」等)をお入れになる等。
と申しますのは、外八文字、又は内八文字とあれば花魁道中である事は伝わりますので(外八文字は弓道でも使いますが、それならその様な描写(上五が「会(あい)長き」等)、もしくは射手の名前が上五か下五にある筈ですので)。

点数: 0

「花馬酔木港区女子の京都旅」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 花馬酔木港区女子の京都旅

こんにちは。貴句、拝読しました。

貴句、これは面白いですね。画面の前で大笑いしました。本当に面白い句ですよね。
「港区女子」、「京都旅」。どちらも上品、高級な印象。
そこに花馬酔木との取り合わせ。
「彼女達はやり手で、ウッカリ触ると毒があるわよ」と。

このまま味わいたいと思います。ありがとうございました。

点数: 1

「春疾風ピットストップに躍る胸」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 春疾風ピットストップに躍る胸

こんにちは。貴句、拝読しました。

「ピットイン」はドライバーがピットに入ってくる事。「ピットストップ」はピットイン後の作業の事。なので「ピットストップ」を中七にお入れになさった。「その作業の何と素早い事か!」と。そこに作者の感動がおありなので、中七はピットインではダメだと。分かりますとも。

そうでしたら、ピットストップの具体的な内容(タイヤ交換、給油)の素早い情景をお書きになるか、ピットストップを終えたレーシングカーの後ろ姿の描写(例:「春疾風タイヤ交換終え抜かし」、「春嵐(しゅんらん)のレース給油後のコーナー」等)をなさると、「躍る胸」と書かなくても、作者の胸の高鳴りは読者に十分伝わると思います。

点数: 1

みつかづさんの俳句添削依頼

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回答数 : 6

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