俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の306ページ目

「花の無き小枝を蝶の諦めず」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 花の無き小枝を蝶の諦めず

鈴蘭さま、こんばんは。お久しぶりです。
「トリアージタッグ~」へのコメントをありがとうございました。
取り合わせに失敗した面白味のない句を詠んでしまい、申し訳ありません(;´∀`)
他の色も考えましたが、その方が良かったですかね。
灰色のタグは無いですが、架空のタグでというご提案でしょうか。それは思いつきませんでした。ありがとうございます。

御句、「諦めず」というのはおもしろい表現ですね。
ご自身もコメントされているように「別に蝶は花のためだけに飛んでるわけじゃないよ」というツッコミはあるかもしれませんが、そこを気にしないのなら佳いと思いました。
動物の感情を詠むことの是非はあると思うので、「諦めず」ではなく淡々と、花のない枝の周囲を飛んでいるという句にしたらとも考えましたが、それだと平凡な句になりそうなので、このままいただきます。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「風吹きぬきりきり舞いの花吹雪」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 風吹きぬきりきり舞いの花吹雪

ネギさま、こんばんは。
三大季語のひとつ「桜」。咲く様子だけでなく、散る美しさも多くの人の感動を詠んできたからこそ、桜が散る様子を表した季語もたくさんあります。
風流な句だと思いますよ。

ただ気になるのは、意味の重複です。
俳句は17音の短い詩なので、「言わなくてもわかること」「意味の重複していること」を避けることが一つのカギになります。
特に季語は、そこから読者は色々なことを想像します。その「季語の力」を信じる(=季語の説明をしない)ことはぜひ意識してみてほしいです。

御句の場合、「花吹雪」ですので風が吹いているのは言わなくてもわかります。「風吹きぬ」は省略できそうですね。
また、「きりきり舞い」というのは桜が舞っている様子を描写したのだと思いますが、「花吹雪」と重複した情報ですよね。
このままですと「花吹雪というのは風が吹いて花が舞っている様子を表した季語です」と、17音を使って季語の解説をしただけの句になってしまいます。

少し視野を広げて、花吹雪とは直接関係ないものを取り合わせてみてはいかがでしょうか。
参考まで↓
http://www.haisi.com/saijiki/hanahubuki1.htm

またよろしくお願いいたします。

点数: 3

「震度7赤口に浸む花の雨」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 震度7赤口に浸む花の雨

田上大輔さま、こんばんは。
もう9年ですね。まさに被災地にお住まいでしたか、本当に大変だったかと思います。あらためてお見舞い申し上げます。
震度7が2回も起きたことや、災害関連死の多さなど、とてもショッキングな災害でした。

お気持ちは受け止めさせていただきつつ、俳句としてコメント失礼します。
まず「赤口」がわかりませんでした。六曜の赤口のことでいいのでしょうか?
なぜ突然赤口が出てくるのか、そこに花の雨が侵むというのは何の比喩なのか…なかなか難解で、少なくとも私のレベルではわかりませんでした。
ちなみに2016年4月14日は仏滅だったようです。

また、俳句は断りがなければ今その瞬間を詠むものだと思うので、「いま震度7の地震が起きている」という句に見えてしまいそうです。

見た通りの句ではダメでしょうか?
・震災の地割れに花の雨侵(しと)む
・村裂きし地割れに侵む花の雨
・春雨の侵みゆく村の地割れかな
作者様の思いとずれていたらごめんなさい。

またよろしくお願いいたします。

点数: 2

「時雨かな君を想いてまたいつか」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 時雨かな君を想いてまたいつか

にゃ様、はじめまして。よろしくお願いいたします。
初めての俳句ですか!ようこそ♪ぜひ楽しんでください。

私なりに、初心者の方に意識してほしいのは
①五七五の基本の型
季語を一つ入れる
③意味が通じる
ーーと思っていますが(これが意外と難しい)、この句はすべてクリアされていて素晴らしいです。

「時雨」は冬の季語。雨が降ったり止んだりする天候ですね。好きな人を想って揺れる心情ともマッチしていて、なかなかいい選択だと思います。
このままどんどん、色んな句を作ってみてください!

せっかく道場に投稿してくださったので、一応2点だけコメントさせてください。
①「かな」は自分の感動(詠嘆)を表す「切れ字」と呼ばれる言葉ですが、「~だなぁ」と句全体を優しく包むような印象で、句の一番最後に使うことが多いです。

②「君を想いてまたいつか」、気持ちは伝わってきますがやや抽象的な感じがします。少し具体的な映像を入れると、読者もイメージが膨らんで深みのある句になると思います。

一例として…せっかくなので春の季語で。
・春雨やフォトフレームの君の顔
これだけでも、「君」とまた会いたい気持ちが伝わってくるような気がしませんか?(しなかったらゴメンナサイ(笑))

またよろしくお願いします!

点数: 1

「うららかやカフェの窓辺に子猫かな」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: うららかやカフェの窓辺に子猫かな

とき様、こんばんは。
実景でしょうか?店内に猫がいるとは素敵なカフェですね。

〇「や」「かな」と切れ字が重複しています。
特にこの二つは水と油のように相性の悪い切れ字なので、同時に使うことは避けた方がいいと思います。

〇「うららか」「子猫」が共に春の季語で、季重なりです。
季重なりはタブーではないですが、感動の焦点がぶれやすいため、まずは季語一つで詠まれることをお勧めします。

なるべく原句の形を残しての提案句です。
・うららかやカフェの窓辺に眠る猫
(感想として、ちょっと季語が安易な気がします)

またよろしくお願いいたします。

点数: 2

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