「風吹きぬきりきり舞いの花吹雪」の批評
回答者 慈雨
ネギさま、こんばんは。
三大季語のひとつ「桜」。咲く様子だけでなく、散る美しさも多くの人の感動を詠んできたからこそ、桜が散る様子を表した季語もたくさんあります。
風流な句だと思いますよ。
ただ気になるのは、意味の重複です。
俳句は17音の短い詩なので、「言わなくてもわかること」「意味の重複していること」を避けることが一つのカギになります。
特に季語は、そこから読者は色々なことを想像します。その「季語の力」を信じる(=季語の説明をしない)ことはぜひ意識してみてほしいです。
御句の場合、「花吹雪」ですので風が吹いているのは言わなくてもわかります。「風吹きぬ」は省略できそうですね。
また、「きりきり舞い」というのは桜が舞っている様子を描写したのだと思いますが、「花吹雪」と重複した情報ですよね。
このままですと「花吹雪というのは風が吹いて花が舞っている様子を表した季語です」と、17音を使って季語の解説をしただけの句になってしまいます。
少し視野を広げて、花吹雪とは直接関係ないものを取り合わせてみてはいかがでしょうか。
参考まで↓
http://www.haisi.com/saijiki/hanahubuki1.htm
またよろしくお願いいたします。
点数: 3
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強風で一気に桜が散ってしまった様子です。あまり風流でありませんね。
宜しくお願いします。