俳句添削道場(投句と批評)

鈴屋いるかさんの添削最新の投稿順の14ページ目

「冬の虹脳はブラック企業なり」の批評

回答者 鈴屋いるか

添削した俳句: 冬の虹脳はブラック企業なり

鷹司晶子さん、いつもコメントありがとうございます

句に関しての指摘としましてはげばげばさんが大体言ってくれているため
それに関して素人ながら私からも加えて助言させていただきます

拙句へのコメントで基礎を学んでいきたいとありましたので私もここで進めていただいた以下の本をおすすめいたします
20週俳句入門 藤田 湘子  #1000円程度
https://www.amazon.co.jp/20%E9%80%B1%E4%BF%B3%E5%8F%A5%E5%85%A5%E9%96%80-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%97%A4%E7%94%B0-%E6%B9%98%E5%AD%90/dp/4044007004/

また、句に関して少し具体的な話になりますと以前のコメントでも触れた客観写生という技法が俳句にはあります
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E8%A6%B3%E5%86%99%E7%94%9F
俳句は子規が大衆句となり果てた俳諧から芸術性を取り戻した芸術作品形式であり、芸術である以上美や風情を追求すべきである、と考えられています
また、芸術作品である以上ある程度の時代経過含むあらゆる人やに鑑賞され、そこでその美を共感する必要があります
よって、基本的な俳句では「観念句」は嫌われています
なぜなら人の考え方/想像といったものは人によって異なり共感性が低いと考えられるからです
ではどうするか、そこで「見たものをありのままに書く」という客観写生という技術です
特に時代に関してある程度普遍性を持つ光景を抱くことで多くの人の共感を得ることが出来るのだと思います
その最たるものが風情の代表格花鳥風月を含む季語ですね

長々と語ってしまいましたがそれを踏まえたうえでの本句への具体的な指摘は以下です
・「脳は~である」という例えに全く光景がなく観念でしかない
・唯一の光景である「冬の虹」に何を託したか読み取りづらい

よって、ここでげばげばさんと同じようなアドバイスになります
鷹司晶子さんは伝えたいこと/思想は十分あると思いますが直接的すぎるように感じられるので
その詩情を「★具体的な光景と季語★」に託して表現してみると更によくなると思います
#紹介させてもらった本ではその練習方法がうまい具合に記述されていて目からうろこが落ちましたw

二物衝撃とかの話もまたありますがまずは客観写生にチャレンジしてみるとよいかと思います
素人の生半可な知識でのコメントですみませんが"仲間"とおっしゃっていただいたので老婆心ながら失礼します

点数: 1

青北風や一等駆ける子の咆哮

回答者 鈴屋いるか

添削した俳句: 一等の運動会や口開けて

優子さん、素十忌へのコメントありがとうございました
俳句も芸術である以上基本は感性だ思いますので優子さんは優子さんのスタイルで問題ないと思います
#技術や知識はそれを更に底上げしてくれるのであるに越したことはないとは思いますが

句に関しましてはげばげばさんの言う「報告句」「説明句」の話は少しあるかもですが
一応子供の可愛らしさ可笑しさを詠んだ小孫俳句の一種と認識しました
その上でコメントさせていただきますと、下五の「口開けて」が独特すぎて読み取りづらいですね、、
口を開けて待っているのか、何かを食べようとしているのか、ぽかーんとしているのか、、、
また、他の運動会俳句でもコメントされていますが「一等賞」があれば「運動会」は省略できそうですね
「運動会」は6字で定型内だと中七にしか使えない難しい言葉ですし、、、
かけっこする子供の元気さを中心に少し詠みなおしてみました

点数: 1

秋深し朽ちし看板錆びにけり

回答者 鈴屋いるか

添削した俳句: 秋深し黴びた晶甫の看板

鷹司晶子さん、こんにちは
ピアノの句へのコメントありがとうございました

句へのコメントにつきまして問題点は皆さんの言われている通りですね
まえ、コメントさせていただいた「俳句は芸術である以上、他者が鑑賞し共感する詩歌」ということが肝かと思われます
また、全部で17音しかないため、なるべく情緒に関係のない言葉は省いて情緒を深めたいですしね

夏井先生の本を読まれているのであれば六角成分図をご存知だと思いますので、それを使って埋めてもよいのですが
私個人はそれと合わせて状況を詳細化するためによくある5W1H法も併用しています
Who(誰が)When(いつ)Where(どこで)What(何に、何をしている)Why(なぜ)How(どのくらい:数/時間/大きさ、、)

ここではかびた看板しかありませんのでその他の情報を入れたいです
「秋深し」「カビ」とあわせてもの悲しさの補足として「朽ちる(How:どのような)」を入れてみました
また、カビよりサビかな、と思ってそこは代えさせてもらっています

最後に前のコメントとして季語を関係のないものにしてみたが迷っているとありましたが、今回は成功しているのではないでしょうか?
「秋」「看板」には直接の因果はありませんし
なお、ニュアンスとしては「全く関係ない」わけではなく「近からず遠からず」の方があっていると思います
情緒的に遠すぎたら意味不明ですしね

今回の句も適当に選んだ「初秋刀魚」に変えたら意味不明すぎますし
また寂しい季語の「末枯や」とかにすると「枯」「錆」が近すぎて文字の無駄だし野暮ったい
その適度な距離が季語選びの肝だと思います

この話は前のコメントでは語れないといった「二物衝撃」「取り合わせ」の話になると思います
ネットにも情報がありますし件の本にも詳しく乗ってますので参考にしてみてください
#なお、偉そうに語っていますが私も全然上手くいっていません、、、!汗汗

点数: 0

「秋深し黴びた晶甫の看板」の批評

回答者 鈴屋いるか

添削した俳句: 秋深し黴びた晶甫の看板

あと、補足ですが私がたまにやっているように詠んだ句の解釈をお悩みポイントに書いておいてもらえるとコメントする側としては個人的に助かったりします
一番困るのが「その句の意味が分からない」なので

#本来、解釈を自分で説明するのは野暮ですが
#ここは添削道場ですし、自分の句への推敲にもなったりしますし

点数: 1

「椎茸のほだき朽ちはて虫の宿」の批評

回答者 鈴屋いるか

添削した俳句: 椎茸のほだき朽ちはて虫の宿

佐渡じいさん、ピアノの句への添削ありがとうございました

ヴィヴァルディを直接持ってくるのは流石ですね
語感もよいですし直接秋を語らずににおわせられて
形式的にも「四季の秋」「ピアノ」と省略出来て文字得ですし
勉強になりました

本句につきましてはあえて気になるとすれば
「虫の宿」が強いのと朽ちており季語の「椎茸」の力が弱いことでしょうか
形自体は整っていると思います
椎茸を主役に添削句を詠んでみようかと思いましたが
存在しないものなので難しく指摘のみとなります、すみません、、

点数: 1

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