「冬の虹脳はブラック企業なり」の批評
回答者 鈴屋いるか
鷹司晶子さん、いつもコメントありがとうございます
句に関しての指摘としましてはげばげばさんが大体言ってくれているため
それに関して素人ながら私からも加えて助言させていただきます
拙句へのコメントで基礎を学んでいきたいとありましたので私もここで進めていただいた以下の本をおすすめいたします
20週俳句入門 藤田 湘子 #1000円程度
https://www.amazon.co.jp/20%E9%80%B1%E4%BF%B3%E5%8F%A5%E5%85%A5%E9%96%80-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%97%A4%E7%94%B0-%E6%B9%98%E5%AD%90/dp/4044007004/
また、句に関して少し具体的な話になりますと以前のコメントでも触れた客観写生という技法が俳句にはあります
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E8%A6%B3%E5%86%99%E7%94%9F
俳句は子規が大衆句となり果てた俳諧から芸術性を取り戻した芸術作品形式であり、芸術である以上美や風情を追求すべきである、と考えられています
また、芸術作品である以上ある程度の時代経過含むあらゆる人やに鑑賞され、そこでその美を共感する必要があります
よって、基本的な俳句では「観念句」は嫌われています
なぜなら人の考え方/想像といったものは人によって異なり共感性が低いと考えられるからです
ではどうするか、そこで「見たものをありのままに書く」という客観写生という技術です
特に時代に関してある程度普遍性を持つ光景を抱くことで多くの人の共感を得ることが出来るのだと思います
その最たるものが風情の代表格花鳥風月を含む季語ですね
長々と語ってしまいましたがそれを踏まえたうえでの本句への具体的な指摘は以下です
・「脳は~である」という例えに全く光景がなく観念でしかない
・唯一の光景である「冬の虹」に何を託したか読み取りづらい
よって、ここでげばげばさんと同じようなアドバイスになります
鷹司晶子さんは伝えたいこと/思想は十分あると思いますが直接的すぎるように感じられるので
その詩情を「★具体的な光景と季語★」に託して表現してみると更によくなると思います
#紹介させてもらった本ではその練習方法がうまい具合に記述されていて目からうろこが落ちましたw
二物衝撃とかの話もまたありますがまずは客観写生にチャレンジしてみるとよいかと思います
素人の生半可な知識でのコメントですみませんが"仲間"とおっしゃっていただいたので老婆心ながら失礼します
点数: 1
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