俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削得点の高い順の3ページ目

「中古車犇犇スモッグ濃き埠頭」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 中古車犇犇スモッグ濃き埠頭

げばげばさんこんにちは。
仕事の都合で少しの間このサイトに顔を出せませんでしたが、何やら問題が起きてるっぽいですね。
俳句は思いを十七音という短い文に込める分、他者から口出しされると自分自身が貶されているように感じる人が一定数いるように思います(私もそうでした)。
また、字面だけでは感情が伝わりづらく、きつい口調で叱られているように感じるときもありますね。
平和的な解決ができればいいのですが。

御句
「犇犇」・・・初見では読めませんでした。牛が集まって「ひしひし」ですか。面白いですね。
また、季語はどれだ?と思ったら「スモッグ」が冬の季語なんですね。
他の方の指摘の通り、要素が多くごちゃごちゃ感がありますが、個人的にはそれが句の内容に合っているように見えました。
映像としては、まず中古車が見え、それがひしめき合っている。中古車屋さんかな?と思うと、そこはスモッグの濃き埠頭だったという、スムーズでありつつ意外性のある展開だと思います。
この中古車たちは、もしかしたら海外へと売り飛ばされるのではないかと想像しました。

またよろしくお願いします。

点数: 4

「人生は悲しみが先霜夜かな」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 人生は悲しみが先霜夜かな

あやめさんこんにちは。

前回の俳句も拝見させていただきましたが、助詞について悩まれているようですね。
私もそういう時期がありました。
「に、を、が、は」という助詞を使うと確かに説明的、散文的になりやすいですが、使ってはいけないということは全くなく、それが詩の言葉として機能していれば問題ないと思います。ただ、それを判断できるようになるには勉強や経験が必要ですが。
こちらのサイトでいろんな方から意見をもらったり、いろんな名句を読んだりして参考にしていきましょう。プレバトもおすすめですよ。

前置きが長くなりました。
人生の中に悲しみはつきもの。それを受け入れながら、喜びを探すことがまた人生。そう感じます。
御句ですが、「先」という言葉がよくわかりませんでした。
いっそ「悲しみ」にフォーカスを当てれば、「霜」という季語が生きると思います。霜は夜のうちに降りてきて、朝になると日差しの温かさで次第に溶けていくものなので、悲しみもそのように溶かしていき、喜びに変えていこうみたいな感じで。
それと、これは私個人の解釈ですが、「かな」という切れ字は少なくとも中七から下五まで切れなく言葉が繋がっていないと機能しない言葉だと思っています。

・『人生に悲しみあらん霜の夜』
・『朝の霜我が悲しみを溶かしけり』
・『悲しみが生きる力よ霜の声』
・『悲しみは人生の糧霜の花』
「に、を、が、は」を使って詠んでみました。

参考になれば幸いです。
またよろしくお願いします。

点数: 4

「幸せの元旦はからっほの空」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 幸せの元旦はからっほの空

こま爺さんあけましておめでとうございます。

幸せも不幸も紙一重ですね。
困難が有るから「有難い(ありがたい)」という言葉が生まれたと聞いたことがあります。
生きる上で不幸や困難はつきものであり、それも人生なんだと割り切ることも大切なのかもしれませんね。
もちろん逃げることも必要ですが。

・『幸せは例へば元旦のあをぞら』

こま爺さんと娘さん、お孫さんのご多幸をお祈りします。
今年もよろしくお願いします。

点数: 4

「からっぽの朝の瞳に桜散る」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: からっぽの朝の瞳に桜散る

Y太さんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

御句ですが、上五中七にかけて意味がよくわかりません。
コメントに句の説明がないので、私の解釈で進めるしかありませんね。

まず「からっぽ」という言葉ですが、「からっぽの朝」なのか、それとも「瞳」までつながって「からっぽの瞳」になるのか判断に困ります。
また、「瞳に桜散る」となると「目の中に散った桜の花びらが入ってきて痛い」みたいな感じになります。

俳句初心者の方は、何かを見たということを「目に〇〇」「瞳に〇〇」、何かが聞こえたということを「耳に〇〇」とよく表現するので、そういう意味だと解釈します。
「からっぽの朝」が何なのかわかりませんが、工夫したところでしょうし、一応詩的な表現ではあるので残します。

・からっぽの朝よ桜の降る朝よ
・からっぽの朝に桜の降りそそぐ

次回からはコメントにどんな思いで詠んだのか、どういう意味を込めたのかなどを書いてくれると添削しやすくなるので、よろしくお願いします。
それと、こちらのサイトは一般の人が仕事や学校、家事の合間を縫って添削する場所なので、何となく考えたものではなく、できるだけしっかりと考えた俳句を投稿してください。

点数: 3

「半月や無事に帰国の知らせあり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 半月や無事に帰国の知らせあり

なおじいさんこんにちは。

スタメンの句へのコメント、添削ありがとうございました。
リズムを整えるか、破調にして「スタメン決定!」と新聞の見出しのようにするか迷いましたが、後者を選んだ次第であります。

御句
この時期、このご時世での海外旅行は不安ですよね。

友人という情報が欲しいと思ったのと、「無事」という情報がいるかどうか気になりました。
無事じゃなければそう書くべきですが、「帰国」と書けば無事であるとわかると思いました。

・友人より帰国の知らせ月の弓(or月の舟)

いつも勉強になります。
またよろしくお願いします。

点数: 3

つちや郷里さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

ご立派な蜘蛛の巣軽く引きちぎる

回答数 : 8

投稿日時:

交差する飛行機雲や夏の夕

回答数 : 8

投稿日時:

梔子や遺書なく死せし祖父の部屋

回答数 : 7

投稿日時:

夏浅し手帖は駄句で埋まりけり

回答数 : 5

投稿日時:

猫の背にハートの柄や初夏の風

回答数 : 8

投稿日時:

つちや郷里さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

春読書見えないものを見る夜更け

作者名 翔子 回答数 : 2

投稿日時:

薄氷や瑠璃色の実を留め居り

作者名 睦花 回答数 : 2

投稿日時:

炬燵仕舞い不安げに見てるモフモフ

作者名 森本可南 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ