俳句添削道場(投句と批評)

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層雲の夜道に骸春の鹿

作者 鬼胡桃  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

血生臭い句になってしまいますがごめんなさい。
昔春の時期に家族と車中泊する時に、夜の層雲峡の夜道を散歩してる時、ある車道に車に轢かれきって横たわっていた鹿の死骸を見つけた時のを句にしました。
季語[春の鹿]は、角が落ちたり毛が抜けたりと、鹿の雄雌ともにみすぼらしい様子になってるのを現す春の季語で、轢かれてる鹿も轢かれる前に毛が抜け落ちてみすぼらしい姿だったんではないかと感じて句に用いりました。

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春宵の轢死の鹿や層雲峡

回答者 秋沙美 洋

カイさん、こんにちは。
この句には大きな問題点が二つあります。

まず一つ、層雲だけでは層雲峡と分からない点。
おそらく多くの読者が雲の一種としての層雲を思い浮かべるでしょう。地名としての層雲峡だという事が分かる様、「層雲峡」としっかり6音使いましょう。

二つ目、骸と春の鹿が句の中で分離している点。
句意の上では「骸(の正体は)春の鹿」という事ですよね?
しかし「夜道に骸/春の鹿」という書き方だと、/の部分に切れが入ってしまっています。
現状の書き方だと、何かしらの動物の死体があって、そこに生きている春の鹿を取り合わせたような意味合いになります。骸と鹿は繋げて書きましょう。

添削句では句意は変えずに語順や措辞を変え、そして肝心の層雲峡は下六に持ってきました。上五中七で定型を守れば、最悪下六にしても最低限のリズムは調います。とはいえ575に収まるに越した事は無いのですが。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「層雲の夜道に骸春の鹿」の批評

回答者 登盛満

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
層雲峡だとは分かりませんでしたが、
「層雲の」で、低く雲が立ち込めた、少し霧がかったような夜に、、「骸」? えっ何?と読み進み、あ〜あ春の鹿! と。
いっしょに発見したような気になりました。とても良く情景が浮かびました。

点数: 0

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添削対象の句『層雲の夜道に骸春の鹿』 作者: 鬼胡桃
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