俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の156ページ目

「囀りに螺旋解くる遺伝子よ」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 囀りに螺旋解くる遺伝子よ

「囀り」という季語と、「遺伝」は面白くなりそうなテーマですね

これは高校生物を最後まで履修した理系の人間から見ると、言葉を間違えているように見えるのです
遺伝子とDNAの違いを押さえておくことが必要です

二重螺旋構造となっているのは、遺伝子ではなくDNAです
DNAは塩基が並んだもので、ところどころに遺伝に関わる塩基の配列があり、そこが遺伝子と呼ばれているのです
高校生物の教科書には載っています

「螺旋」の解釈が読み手を大いに悩ませるのですが、この語順だと「遺伝子の螺旋が解ける」という意味です
遺伝子じゃなくてDNAだよね、と言われたら反論しづらいところです

DNAが解ける、といっておけば季語「囀り」がどのように聞こえるか、もっと詳しく描けます

DNA解ける野山の囀りに

日常の用語と、学問で用いる言葉は少しずつ違うものです
だから、言葉の定義は侮れないのです

点数: 1

「田楽や定時上がりの居酒屋の」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 田楽や定時上がりの居酒屋の

発想がベタだと思うのですね
それが分かっているならば、技術を身に付けた方がいいです
高い表現力があれば、斬新で質の高い発想を形に出来ますから

「や」の使い方は確かに効果が得られていません
一見関係ないように見えるところを「や」で切るならばいいのですが、これでは距離感が近すぎます
田楽とサラリーマンは類想だらけの領域で、私はこういうのは都会のサラリーマンに任せておこうと避ける発想です

そして、助詞の使い方が間違っています
居酒屋「の」だと、居酒屋さんが定時上がりだという勘違いを加速させてしまいます

田楽焼定時上がりの居酒屋に

田楽じゃないとなぜ駄目なのか?
と聞かれたとき、必然性を主張できないことが最大の弱点です
「や」で切る句は、季語を変えても成立する傾向にあるのです(例外はもちろんありますが
そのときに「なぜこの季語を選んだのか」察することが出来る工夫は必要です

点数: 1

「窓霜や兄は新聞配達へ」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 窓霜や兄は新聞配達へ

「新聞配達」という長い言葉を大胆に配置しましたね
長い言葉を置くのは私には無理だと以前聞きましたが、そんなことはないと思っていた通りでした
これで確実に一度成功したので、何かつかめたと確信しました

そのあとの「へ」が効果的です
「へ」は方向を示す助詞なのですが、窓霜から遠ざかっていくお兄様が表現出来ていて、きちんと奥行きが描けています

「や」で切るか切らないかは悩むところですが...
「窓霜や」と強調することで、作者は窓のそばにいることが分かり、お兄様に何か事情があって置いていかれたことを「兄『は』」で暗示しているようで、これもありだなと感じました

どれか一つでも言葉をチェンジしたら、伝えたかったことが変わってしまうでしょう
ですから、こちらの一句は作品として成立しています

点数: 3

「積む雪や子供の目には輝きて」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 積む雪や子供の目には輝きて

積む雪や子供の目には輝きて

はじめまして二面性のある句が得意なハオニーです

子供には輝いて見える雪でも、大人にとっては都会田舎を問わず戦いですからね
「積む雪」という表現には、重みを感じました

いろいろ方法はあるのですが、「切れ」について不安があるということでこの「積む雪や」を活かした考え方で

極端な話、切れ字「や」はカッコよくするために使うのです
そこで説明っぽい表現をするのはカッコよくないです

子供たちの目に雪がキラキラして見えるから、子供たちはどうしたのか?
と、行動を示す言葉があるといいのです
だから、「駆け出す」という素晴らしい言葉は外さない方がいいのです
逆に、「輝く」という動詞は雪という言葉に対してありきたりです
動詞を増やしすぎても基本いいことないので、違う方法をお見せします
輝く→ひかり

積む雪や駆け出す子らの目にひかり

子供→子
とすれば、2音分が違うところに使えます
不要とまではいかなくても、削れる可能性のある言葉です
俳句の調整に重宝する知識です

点数: 2

「山覚める歳時記片手に初眼鏡」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 山覚める歳時記片手に初眼鏡

乱視で20年くらい眼鏡を愛用しているハオニーです
ある程度場数を踏まないと、こちらの一句の季語が何かは判断しづらいですね

「初眼鏡は初がつく季語と同様に新年の季語?」と考える方も出てきますし、
「山覚めるも初眼鏡も季語として弱い」とも捉えられるでしょう
私には、「季語めいた言葉が上五と下五にあって、ケンカしている状態」に見えます

初眼鏡ではなく「老眼鏡」とすれば、絶対季語じゃないと分かるはずです
初の一字が読み手を混乱させるかもしれないのですから

山覚める老眼鏡をかけ歳時記

文章ならば「歳時記」のあとに動詞が入るのですが、俳句には省略というテクニックがあります
ここまで言えば、どの動詞が入るのかは推理できるはずですから

点数: 2

ハオニーさんの俳句添削依頼

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陽炎や連敗後のホームゲーム

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投稿日時:

ハオニーさんの添削依頼2ページ以降を見る

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