「窓霜や兄は新聞配達へ」の批評
回答者 ハオニー
「新聞配達」という長い言葉を大胆に配置しましたね
長い言葉を置くのは私には無理だと以前聞きましたが、そんなことはないと思っていた通りでした
これで確実に一度成功したので、何かつかめたと確信しました
そのあとの「へ」が効果的です
「へ」は方向を示す助詞なのですが、窓霜から遠ざかっていくお兄様が表現出来ていて、きちんと奥行きが描けています
「や」で切るか切らないかは悩むところですが...
「窓霜や」と強調することで、作者は窓のそばにいることが分かり、お兄様に何か事情があって置いていかれたことを「兄『は』」で暗示しているようで、これもありだなと感じました
どれか一つでも言葉をチェンジしたら、伝えたかったことが変わってしまうでしょう
ですから、こちらの一句は作品として成立しています
点数: 3
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
新聞配達に行く兄を見つめる弟の光景を詠みました。
幼少期の思い出です。
夏は弟もついて行くことを許されても
寒さに泣き出す冬は、足手まといだと置いていかれます。