俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の10ページ目

歳時記を冬までめくる扇風機

回答者 ハオニー

添削した俳句: 扇風機季寄せ一気に冬と為す

季語は扇風機だけだと捉えてもらうには、「これは季語なわけないな」と思ってもらえる書き方が必要ですね
季寄せ一気に冬と為す、では季節が寄せて一気に冬とした
と季語めいた捉え方が出来なくもないです
歳時記の「冬」と繋ぎ、「」をつければ歳時記の「冬」の章かなと捉えてくれると私は考えました

あとは歳時記関連が気になるところですね
歳時記が1冊にまとまっているものなのかなと思われないと、歳時記を読破したのだとひねくれた読み方が出ますね、私にそれができたのですから

歳時記と季寄せの違いは調べてみました
歳時記というのは、季語が記されている分厚い辞典のようなもので、例句まで書いてあるようです
1冊にまとまっているもの、春夏新年などと季節ごとに分かれているもの、人事時候などのカテゴリごとのものなど、様々です

一方、季寄せとは季語を季節ごとに分類してまとめたもので、例句やら季語の詳しい説明やらが少ない分、1冊にまとまっていることが多いそうです
俳句をつくるためにあるので、簡易な説明が記されているくらいだそうです

どちらが作者さんの意図に近いのかは判断できませんが、「季寄せ」は薄く「歳時記」はぶ厚いという偏見めいた思考から、私は「全てがまるっと1冊になっている歳時記」の方が扇風機の強さを出せると思いました

歳時記を「冬」までめくる扇風機
歳時記、「冬」、扇風機、と必要な情報だけを漢字で書くことで、要点が浮き出て読み手が理解しやすくなります
捲ると書けなかったわけではありません

手直しの句は相当物足りないので、参考程度で見ていただけると幸いです

点数: 0

ノーとしか言えぬ空気や扇風機

回答者 ハオニー

添削した俳句: プロポーズノーしか言えず扇風機

扇風機のイメージで締めくくるというのは、季語である扇風機のイメージを使おうとした意図は見えます
ただ、扇風機が横に首を振る様子を、何かにつけてノーという意思表示の俳句はけっこう見ますね
上手い手直しの句ばかりなので、私はわざと「空気」とかいってユーモアに走ります
これぞ私っ!(

動詞の数を減らせば俳句になる、という意見ですが...
俳句は動詞1つがかっこいい、多くて2つ
これが失敗しづらい方法です
動詞3つ4つ使うとせわしなさが一句の中に出来てしまい、何を伝えたいのかよく分からなくなります
俳句は物に思いや状況を託すため、不要な動詞で説明するのはNGです

それが、俳句と川柳の差ではないかと思います
ちなみに私、読み手が川柳だと言えばそれは川柳だという、俳人らしからぬ弱腰の姿勢です
反面教師にしていただけるとありがたいです

点数: 2

秋の蝶雪のごときにボタンヅル

回答者 ハオニー

添削した俳句: 秋風に雪降るごときボタンヅル

雪降るごとき、で比喩にしたことは正解です
これなら季語としての力は消えます

でも「蝶」が出てこないのは気になります
蝶と説明で2回も言っているのに、俳句にはどこにも書いていません
「秋風に」と言わずに「秋の蝶」と言ってあげた方がよかったのではないかと私は思います

あとは「雪降る」という表現が読み手の解釈を狭めます
ボタンヅルが散る様子を「雪降る」とするより、ボタンヅル自体を「雪」と比喩して、その光景を想像してもらう方が読み手に対して親切です

これで秋の蝶が弱々しい雰囲気で、雪のように真っ白なボタンヅルの近くを飛び回る光景は想像できるようになりました

ただ、句の説明に慌てて「蝶」を入れたのだとしたら、この手直しの句は意図に沿うものではないはずです

点数: 1

冬の星川中島は町となる

回答者 ハオニー

添削した俳句: 冬の星川中島は町と成り

お初にお目にかかります、ハオニーです
冬の星という凛とした季語は、川中島という地名を格式あるものに感じさせてくれるいい季語だと思います

取り合わせの句は手を入れづらいものですが、やってみましょう

「町となり」がよくないというのは、名詞か動詞かという判断、町隣という誤読を引き起こすからなのだろうと思いました
ならば「町となる」と確実に終止形にしておくと無難です
「町と成り」はあまり見たことがない書き方ですから、ちょっと気になりました

点数: 2

地主神ややに色づく式部の実

回答者 ハオニー

添削した俳句: しきぶの実色づき初むる地主神

式部の実という季語、初めて知りました

これは手直ししがいのある句ですね
地主神だなんて、やったことない部類の句です

色づき初むる、が読みづらいです
これが「色づきはじめる」という意図なら、地主神にかかってきます
つまり文法的に考えて、地主神様が何かに色づきはじめるという解釈になります
間違いなく、この解釈は説明と食い違っています

この「地主神」は今目の前にいるのか、いないのか、いるとしたらどうして分かったのか?
と、理解してもらうためには長い道のりです
目には映っていないものだと仮定して、式部の実に何かを与えてくださったということにすれば、解決法の一つにはなりそうです

地主神の読み方がたくさんありすぎるので、もうここは字余りでも余らなくても読んでもらえるよう上五に移動していただきましょう

あとは、式部の実は漢字で書いて問題ないでしょう
ひらがなを使うだけの理由もありそうですが、そこは後で詰めてください

あとは「色づいてゆく」と言えば完成ですが、地主神という古き良き言葉があるため、古語らしい表現「ややに(じょじょに、という意味)」を敢えて使いました

地主神とか富士山という、季語が負けそうになる言葉もあります
そんなときは「季語を主役にすること」を意識した対処法を考えましょう

点数: 0

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