俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の48ページ目

「金蘭の穴の深さは罪深さ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 金蘭の穴の深さは罪深さ

鳥越暁さん、こんにちは。

「巣箱」句にコメントありがとうございます。

御句について。

・げばげばさんと同じく初読で「金蘭の穴」って何だろう?、となりました。
・「2019年4月24日にこちらへ投句したもの」も拝読して、コメントも読んで、漸く解った感じです。仮に、この景が伝わるだけの句が出来たとしても、盗掘された跡の穴を見ているとなると、「季語の金蘭が景として存在しないのでは?」という指摘になりそうです。句の中心が金蘭でなく、盗掘者の罪にあるので、一句一章は難しく、これは「金蘭や」にすべきところではないかと。

 金蘭や穴の深さは罪深さ

秋沙美さんの「深さ」を「数」に変える提案は良いですが、こちらも金蘭にいくつかの穴がある、というふうに読める点は残っていて…。

 穴の数は金蘭に為す罪の数

…難しい。これもまた、金蘭そのものに穴を開けたように見えてしまうかも…。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「昭和の日巨人大鵬卵焼き」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 昭和の日巨人大鵬卵焼き

さびさん、こんにちは。

御句について。

かつて「~一世一代大舞台」という句を投句したことのある私がいうのもなんですが、ここまで言い古された文句(これを聞いて「卵焼」を実景だと読む人も居ないでしょうから、情報でしかない)は、俳句にも川柳にもなりにくいかと。

季語を変えれば(昭和から遠い季語を選べば)、もしかしたら…。

 夏近し巨人大鵬卵焼
 葉桜や巨人大鵬卵焼
 種蒔くや巨人大鵬卵焼

…うーん。やっぱり決まり文句としてこれは強すぎるかも…。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「春尽の遠帆を追ひ越しにけり」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 春尽の遠帆を追ひ越しにけり

げばげばさん、こんにちは。

御句について。

たぶん、沖の方にある帆船と、歩いている自分が、同じ方向に進んでいて、併走しているイメージなのだろうと読みました。イサクさんのいう「シチュエーションへのつっこみ」、秋沙美さんコメントにある「追い越すとはどういう事…?」は、この辺のことかと。

とりあえず、そんな前段階を五七五にまとめてみました。

 春尽きて遠帆と吾と併走す

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「若夏や肺腑に充ちる碧き風」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 若夏や肺腑に充ちる碧き風

秋沙美さん、こんにちは。

御句について。

「肺」と「碧」は連想しやすい何かがあるのでしょうか。

 しんしんと肺碧きまで海の旅/篠原鳳作

を思い出しました。

添削は…文法的な面で、

 若夏や肺腑を充つる碧き風 (肺腑をいっぱいにする)
 若夏や肺腑に充てる碧き風 (肺腑にいっぱいになった)

のどちらかだろう、と。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「何度目のお祈りメールオキザリス」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 何度目のお祈りメールオキザリス

たーとるさん、こんにちは。

御句について。

・「何度目の」についてはそのままでもいいかと思います。今度が何度目かなんか数えてられん!、がこの句の状況だと思うので。
・オキザリスという花は園芸種なので、「道端に」咲いていたものを見たこと(コメントを見るとここが重要そう)は、このままでは伝わらないと思います。

ただ、「道」を入れるにはいろいろ言葉を捨てないといけなくて…。

 不採用のメール路傍にオキザリス
 就活の苦き道辺のオキザリス

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初詣一里塚めく句碑をたどり

回答数 : 5

投稿日時:

父と子を追ふ夏休の掃除機

回答数 : 7

投稿日時:

大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

回答数 : 3

投稿日時:

汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

夏休み段ボールの海にさかな

作者名 独楽爺 回答数 : 6

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夕焼けを追う子どもたち道長し

作者名 胡 秋興 回答数 : 1

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白菖蒲鏡の奥に置き手紙

作者名 和光 回答数 : 1

投稿日時:

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