「剥製の鷲も見つむる秋の空」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 剥製の鷲も見つむる秋の空
げばげばさん、こんにちは。感想・添削ありがとうございます。
俳句ポストには、兼題「花野」で中級者に投句してみました。が、その後のこちらでのお題「花野」を経て、“あれは類想だったかー”と思い返しているところです。
御句について。
・コメントを見るまでは、「剥製の鷲」の置かれた状況はイサクさん同様に窓辺の景と見ていました。ただ、剥製や置物の鷲には、顔を上向けるポーズは少ないと思うので、“空を見つめる”と描写されるには、角度をつけて鷲を上向かせて置くとか、見晴らしのいい高層階に置くとか、割と特殊な状況であるようには感じました。
・助詞「も」については、窓辺の景と見ていたときは特に気になりませんでした。同時に空を見つめているのは“私”なのだろうと。ただ、お焚き上げの景とすると、“私”は「剥製の鷲」を見ていて空を見ておらず、また、“他の人形や剥製”の存在を示す必要も特にないように思われ、「も」は違うかなと思います。
提案句は、特になく、イサクさんの提案句がよいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1