俳句添削道場(投句と批評)

知世さんの添削最新の投稿順の43ページ目

「案山子にも挨拶をする和尚かな」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 案山子にも挨拶をする和尚かな

いつもお世話になっております。
だいじょうぶだよ〜の句、大方親子の句に見えるかな?と(それでもいいと)思ったのですが「つきよ」のあたりで少し引っかかってくれないかな〜と思っていたので言及していただき嬉しいです。
ナシか、まあアリかくらいしか言いようのない句を添削道場に出しちゃダメですね。

「案山子にも挨拶をする」人柄が端的に表れていて良いなと思ったのですが、機械児様のコメントを見ておざなりに挨拶をする上っ面な人に対する皮肉、そういう見方もあるのかと。
根っから善人か間抜けな偽善者か、色々考えて私はどっちでもないのだと結論付けました。
和尚さんも案山子とお話できるようなピュアな人ってわけではないでしょうが、人の形してるものにはつい感情移入してしまう、そんな自分を恥じたり取り繕わなくなる程度には悟った人なのである、と。
イメージは良寛さんです。
「和尚」私は真宗なのであまり馴染みがなくて昔話のような印象を抱きましたが今でも普通に使うんでしょうか和尚。

案山子にも挨拶をする若御院
スクーターに乗ってきそうな今っぽさを強調できないかな〜と思ったのですが別に必要ない改変でしたね。
多分こっちはおざなりに挨拶してる人です。

点数: 1

「デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く」の批評

回答者 知世

添削した俳句: デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く

いつもお世話になっております。
だいじょうぶ〜の句にコメントありがとうございます。
「きもちよいつきよ」と少し硬い?表現にしたら平仮名表記でも幼児の台詞とは取られないかなと思ったのですが、それでもやはりとなると今度は聡い優しい子の姿が浮かびますね。
コメントでつらつら解説するのを我慢してみたら、それぞれの見方をしていただきとても面白く参考になりました!

デリー良いですね。良い距離感。
「左遷宣告」については皆様のコメントでなるほどなと思いました。
秋沙美様の添削句、心情を季語に託すの良いですね。
ただ、単純に「しばらく食べられないから…」的な意味合いだけに取られるとそれは意図されてることなのかなと気になりました。
なのでややネガティブな印象も残したイサク様の
デリーへの左遷の通知秋刀魚焼く
も捨てがたいかなと。
秋刀魚…どうしても美味しい、庶民的、なぜか哀切や郷愁、あとはせいぜい命をいただく感慨(これは秋刀魚でなくとも丸の魚ならなんでも当てはまってしまう)以上のイメージが浮かばずに私はもう投げ出していました。
こちらも庶民的な哀切というイメージの中の句なのですが、題材選びでしっかりオリジナリティが出てますね。さすがです。

点数: 2

「不知火やショッポの煙湿りゆく」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 不知火やショッポの煙湿りゆく

いつもお世話になっております。
しりとり祭参加させていただいて楽しかったです。
発案者としてあれこれ取り仕切るのは大変だったかと。お疲れ様です。
だいじょうぶ〜の句は意図したことを読み取っていただき嬉しいです。
単なる幼児の台詞ではなく少し違和感を持たせたいな〜と。
猿の腰掛は確かに。散文かもですねこれは。
私はまったくの感覚派なので理論派添削とても参考になります。

こちらの句はとりあえず「ショッポ」ググるところから始まりました。成る程ショートホープ。
私は非喫煙者でタバコまったく詳しく無いのでこの銘柄に意味があるのか、ないのかがまず分からないんですよね。
おじさんぽいあるいは若者ぽいのか、カッコいいのかダサいのか、高いのか安いのか…。
なのでこの句を鑑賞する素地がないかもしれません。
不知火との取り合わせはどういう意味を持っているんでしょう。
少なからず不穏、神秘、幻想といったイメージを付加するかと思うのですが。
タバコの火と近い、というのは気にならなかったのですが、海を見ながらタバコ、というイメージだけ取り合わせだとしたら不知火を選択する意味はあまりなさそうですよね。
全体に私の勉強不足で句意を読み取るのが難しかったです。
形としては綺麗だと思うのですが。
良ければどこかで解説を聞けたら。

点数: 1

「シヨツピングカートいつぱいの夜長を」の批評

回答者 知世

添削した俳句: シヨツピングカートいつぱいの夜長を

いつも優しいコメントありがとうございます。
「猿の腰掛」の句、というか老婆の句ですね。
分かってはいたものの敢えて、ではなく表現力の欠如による妥協の産物でした…。

こちらの句私とても好きです。
推敲後の句がグッと良くなってる気がします。
ショッピングカートに山ほど買い物する夜長なのでしょうが、同時にカートに「夜長」がいっぱい詰まってるのをイメージしました。
夜長という季語に夜の楽しさが集約されているような。
「を」も良いですね。夜長を「満喫」?夜長を「君にあげる」とかかも。
カートいっぱい→大勢でワイワイ→十代の若者というイメージも分かるのですが、「夜長」という語からはもう少し大人、なんとなくしっとりした雰囲気からそんなに大勢ではないんじゃないかな〜1人かも、と勝手に想像しました。
カートに物が満杯じゃなくてもワクワクする夜長が詰まってるからいいんじゃないかなと。
夜を愛するげば様らしい句ですね。

点数: 2

「立町の仮設商店街は冷ゆ」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 立町の仮設商店街は冷ゆ

いつもお世話になっております。
今更ですが天の川の句の添削句とても良かったです!
具体的なイメージを持たせたいなと思いつつなかなか思いつかなくて…「野辺の外れ」宴もたけなわ、傾きつつある天の川の様子まで浮かびました。

旅行句シリーズ④!なるほど時系列順なんですね。
地名や季語の選択については既に他の方から的確な指摘がありますね。
季語は推敲の余地がありそうですが良いのが思いつかない…。
地名については、震災の句となるとやはり石巻が効果的なんだろうなと思います。
でも何かで読んだのですが歌に地名を入れるのはその土地に祈りを捧げる、土地の神様に奉納するという意味も持っていたのだとか(俳句ではなく長歌や短歌の話ですが)
そういった意味でも、特に復興を願うこちらの句では自身の心に一番しっくりくる表現を選ぶのが良いのだろうなと思います。
石巻、大学時代にフィールドワークで訪れてとても親切にしていただいた記憶があるので震災のことを思うと胸が痛みます。
今回74様の句やコメントで復興が進む様子が知れて嬉しいです。
あげちーそのうち食べてみたいなあ。

点数: 3

知世さんの俳句添削依頼

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