俳句添削道場(投句と批評)

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デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く

作者 げばげば  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

秋刀魚にどんな力があるのか、もう少し粘る。
焼く姿を読む例句は多いし、いろいろ悩むと、取り合わせに行きついたが。
最初は
秋刀魚焼く君はデリーへ左遷です
からスタート。セリフがいいなと思いつつ。

義兄が栄転と言われて行ったデリー。デリー副工場長ですと言われつつ、事実上左遷なんだとこぼしていた。

みなさんご意見よろしくお願いします。

最新の添削

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

デリーへの左遷秋刀魚の焼き加減

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

取り合わせとしてはできていると思います。

「左遷宣告」という語に若干の違和感があるので(「君は左遷だ!」と口頭で伝えられる昭和の映像のよう)、ひとまず下のように提案します。
・デリーへの左遷の通知秋刀魚焼く
・デリーへの異動辞令に秋刀魚焼く
・異動先デリーと聞いて秋刀魚焼く

点数: 2

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秋刀魚食ふ明日よりデリー支社勤務

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

食事も飲料水も心配ですね。義兄さまの心中お察しします。
「左遷宣告」の中七が重たい気がします。特に「左遷」という一語は、この異動に対して語り手がどう思っているかを言い過ぎているかと。
要するに。デリーへの異動がこの人にとって左遷なのか、栄転なのか。ワクワクしているのか、ゲンナリしているのか。そこは秋刀魚に託しましょう。

点数: 2

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「デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

秋刀魚は、庶民のささやかな喜び・憂い・悲しみを受け止められるだけの度量のある季語である気がしますね。そうなってくると、「左遷宣告」は言い過ぎでしょうね。

点数: 2

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「デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、私は最初は、というか、つい先ほどまで、お義兄さんのデリー左遷と秋刀魚焼くが全くつながりませんでした。繋がらないのは、げばさんが二物対比とやらに果敢に挑戦しているからだと思っていました。そのため、よくわからないのでコメントを控えていました。

先ほど、あらためて皆さんのコメントを拝見して驚きました。
え?あ、そういうこと?
外国へ行くから秋刀魚が食べられなくなる、ということに加えて、意に沿わない異動である無念さ、切なさ等を詠もうとなさったわけですね?

なるほど、特にイサクさんと秋沙美さんの提案句で腑に落ちるものがありました。ついこの間投句した拙句「駐在の夢に出てくる焼秋刀魚」に通じるものがあると思いました。

そういうことがわかってから、あらためて御句を拝読。私はイサクさんの提案句の、
デリーへの異動辞令に秋刀魚焼く
を支持します。
「左遷」は、お義兄さんがおっしゃっていたかもしれませんが、自分のことに使うのはいいですがそれ以外は強すぎるのではと思いました。同じく強いデリーという固有名詞とともに、意に沿わない辞令に従わざるを得ないサラリーマンの悲哀とか、それを慰めてくれる秋刀魚の味とかに気が回りませんでした。鑑賞力がまだまだであると痛感しました。

しかし、お義兄さんは、カレー(グランマサラ?)にはお詳しくなるのでは?

点数: 2

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「デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

いつもお世話になっております。
だいじょうぶ〜の句にコメントありがとうございます。
「きもちよいつきよ」と少し硬い?表現にしたら平仮名表記でも幼児の台詞とは取られないかなと思ったのですが、それでもやはりとなると今度は聡い優しい子の姿が浮かびますね。
コメントでつらつら解説するのを我慢してみたら、それぞれの見方をしていただきとても面白く参考になりました!

デリー良いですね。良い距離感。
「左遷宣告」については皆様のコメントでなるほどなと思いました。
秋沙美様の添削句、心情を季語に託すの良いですね。
ただ、単純に「しばらく食べられないから…」的な意味合いだけに取られるとそれは意図されてることなのかなと気になりました。
なのでややネガティブな印象も残したイサク様の
デリーへの左遷の通知秋刀魚焼く
も捨てがたいかなと。
秋刀魚…どうしても美味しい、庶民的、なぜか哀切や郷愁、あとはせいぜい命をいただく感慨(これは秋刀魚でなくとも丸の魚ならなんでも当てはまってしまう)以上のイメージが浮かばずに私はもう投げ出していました。
こちらも庶民的な哀切というイメージの中の句なのですが、題材選びでしっかりオリジナリティが出てますね。さすがです。

点数: 2

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「デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

稲の波の句の添削ありがとうございます。
さらさらとよりはささらさとの方が不規則に吹く秋の風を表現できるのではないかと思い詠んでみました。
誉めていただいて光栄です。

点数: 1

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添削対象の句『デリーへの左遷宣告秋刀魚焼く』 作者: げばげば
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