俳句添削道場(投句と批評)

知世さんの添削投稿の古い順の2ページ目

窓前に糸瓜ばかりを持て余す

回答者 知世

添削した俳句: 窓覆う糸瓜に花の十四五六

「初蚊やと〜」の添削ありがとうございます。
添削後の句は語感が良く気に入りました。

こちらの句、「十五六」でもなく「十四五六」としたのはやはり語感の面白さを意識されてのことかなと思います。
「十四、五、六…」と花の数を数えている光景が浮かびました。
ただそうなると咲き始めの一輪二輪ならともかく十も二十も花数えるかな?と気になりました。
よほど糸瓜が好きなのか、嫌いなのか、あるいは糸瓜ではなく暇を持て余しているのか…。
何気ない光景としてはちょっと不思議な気がします。
コメントの一文の方がすっきり分かりやすいなと思い↑とさせていただきました。

点数: 0

夏草に譲渡しし生家かな

回答者 知世

添削した俳句: あきらめよ生家跡地に夏の草

「デスクまで〜」にコメントありがとうございます。
海の匂い、しますよね。
なおじい様の句のオフィスを出てマスクを外した開放感と海風の取り合わせ良いなあと思います。

私も提案させていただきましたが、平凡な句になってしまいました。
元の句の方が夏草の生命力に圧倒される気持ちも生家への未練も良くわかると思います。

点数: 1

「風死すや蛍光灯の点滅す」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 風死すや蛍光灯の点滅す

「デスクまで〜」にコメントありがとうございます。
皆さんのご指摘通り「まで」「届く」いらないですね…。
添削後の句はすっきり簡潔で勉強になりました。

こちらの句、とても良いなと思いました。
息詰まるような暑さと不快感が伝わってきます。
夏は生命の季節であるのと同時に生き物を蝕む死の季節でもあり、点滅する蛍光灯はそうした死をも連想させますね。

点数: 1

大蛾ゐて狂ひ纏わるエレベーター

回答者 知世

添削した俳句: エレベーター肉たつぷりに火取虫

「学校の〜」「初蚊やと〜」にコメントありがとうございます。
ご指摘勉強になり、自分の句がだいぶ独りよがりになってることも痛感しました。

拙いながら私も添削させていただきます。
まずこの句の感じすごくわかるなあと思いました。
蛾の存在感ある羽、ぶにっとした胴体、エレベーターに乗り合わせたりしたらもう…想像するだけでゾワゾワと。
一方で「蛾キモいし怖い」以上の奥行きがないというか、共感はあっても感動がないように思いました。

提案の句もよくできたとは言い難いですが…。
蛾の気持ち悪さ怖さを俳句にするならいかにも風流で儚い「火取虫」より「蛾!」の方がふさわしいのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。

点数: 2

空蝉や音もなく落つ絞首台

回答者 知世

添削した俳句: 空蝉落ちる無音なる絞首台

「デスクまで〜」にコメントありがとうございます。
お褒めの言葉嬉しかったです^_^

覚悟を決めているのか諦めているのか、無抵抗に絞首台にのぼる人を抜け殻の蝉と重ねているんでしょうか。
陰鬱な感じで好きです(すみません)。
元の句の味わいが失われるかとも思いましたが、五七五のリズム感重視で拙いながら提案させていただきました。

点数: 0

知世さんの俳句添削依頼

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