俳句添削道場(投句と批評)

げばげばさんの添削最新の投稿順の1015ページ目

「来世でまたね母逝きて桜さく」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 来世でまたね母逝きて桜さく

こんにちは。ご無沙汰しております。

御母堂のことお悔やみ申し上げます。やはりぽっかりとした穴となりますよね。俳句はそういう時も杖として心を埋めてくれたりしますよね。今はゆっくりとされてくださいませ。

はごろものようね春夜の母の服/げばげば

点数: 4

「白き蝶白き画帳に止まりけり」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 白き蝶白き画帳に止まりけり

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。けり、が効いてますねえ。
いまはって止まったことに気づいた、そんな同化してる感じの発見が、けり、で伝わってきます。
普通なら色のある蝶をもってきて、画帳を彩ったみたいに詠みがちですが、そうなると類の範から脱けない。そこまでの白さに春の発見を感じました。好きな句ですねえ。

点数: 3

「エプロンの蝶の解ける花曇」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: エプロンの蝶の解ける花曇

こんにちは。
げばげばと申します。

御句。めちゃいいですねえ。結び目を蝶と見立てて、それが解ける感覚と花曇の感覚をニュアンスで取り合わせてる。取り合わせの感覚が鋭いなあと感じました。

そのままで。あるいは、軽い切れで、
エプロンの蝶の解けて花曇

これくらい関係ないのに微かに触れ合う感じがとても好きな句です。

点数: 3

「軒並みに注ぎ込みけり夕焼けを」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 軒並みに注ぎ込みけり夕焼けを

こんにちは。げばげばと申します。

御句。眼目は注ぐにあるのですね。
夕焼けなら、光る、輝く、照るなどは含まれるので、表さなくてよい、包む、などは、類想の範疇にあり。
まるで、だれかが注いだかのようだ、という見立てなわけですね。しかも、直喩にせず断定することで詩にしたい意図も感じます。注ぐがごとく、とか直喩にすると安置ですもんね。
しかも、下五に季語を持ってきて、何を注ぐの?と思わせて、おお、夕焼けが家並みに満ちているのだと一気に光景を広げる意図も見えます。

いろいろ工夫されているので、そのままいただきたい感じもあります。

「かな」なんてどうですか?
私はこう感じたのですが、あなたはどうですか?とそっと感動を手渡すようなイメージの切れです。

家並みへ注ぎ込む春夕焼かな

点数: 1

「紋黄蝶来て何度目の急停車」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 紋黄蝶来て何度目の急停車

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。
もし、運転していて、紋黄蝶にあたらないようにしているなら、
私なら
紋黄蝶轢かぬやう
と十音でおきます。

ここで、ブレーキや急停車をおくと、説明になるのです。
たとえば、添削ならこういう句になります。
ブレーキを踏む紋黄蝶轢かぬやう

が、こういう形が、説明の七音です。

ここからは俳句の方向性なので、添削ではないです。ここから発展していくには、ということです。

〇〇〇〇〇〇〇紋黄蝶轢かぬやう

もう十音で言い得てるなら、何を入れますか?もっと物語が埋めるかもです。これは一例です。みつかづさんの景を改作する意図ではありませんのであしからず。

宣告の日よ紋黄蝶轢かぬやう
面接の朝紋黄蝶轢かぬやう
積込を終へ紋黄蝶轢かぬやう
慟哭のなか紋黄蝶轢かぬやう
死神が来た紋黄蝶轢かぬやう

改作と突っ込まないでくださいね、わかってて書いてますから。ブレーキとか急停車とかハンドル切ったとか言わなくても、句意を10音で言い得てるなら、あと7音もあれば、いくらでも景やドラマが生まれる。17音しかないのだから省ける言葉は省こう、説明のことばや因果は避けようと言う理由のひとつはそこにあります。

点数: 5

げばげばさんの俳句添削依頼

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