俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1555ページ目

「京の地の干鱈に香るオホーツク」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 京の地の干鱈に香るオホーツク

いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は実に好きな句です。いもぼうの平野屋さんを思い浮かべました。
私は、何かを食べた時に、その味や香である土地を思い出すような句はとても好きです。
ただ、いるかさんは少しご不満の様子。旅情はあるが風情がないと。なんと贅沢な(笑)。レベルの高い悩みでしょう。私などは旅情は風情の一部ですので、旅情があれば充分と思いますが。
まあそれは置いておいて、私、考えたのですが、私は単に京の地というだけでなくて、やはりお店で出る料理であることを示したほうがいいと思いますよ。そうでないと、なぜ京都からオホーツクの干鱈に飛ぶのかわからず、そこが風情を阻害していませんか?

・京料理干鱈に香るオホーツク
・いもぼうの干鱈を食めばオホーツク
・京の店棒鱈の香にオホーツク

ご自身で炊いたとかであればごめんなさい。よろしくお願いします。

点数: 3

「梅東風や宿へ予約の手紙書く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 梅東風や宿へ予約の手紙書く

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。
こういうのはいかがでしょう。

・手紙のみ予約取る宿東風の吹く
・手紙しか受け付けぬ宿蕗の薹

こういうのを「なおじい句」というのかもしれません(笑)。
一句目は、東風なら吹くのは当たり前ですが、他に思いつかなかったので、すみません。
予約の手紙を書いているところか、もう着いて庭を散策しているところかは読み手に任せてしまいました!
よろしくお願いします。

点数: 1

「僕はいま春を生きたい心底に」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 僕はいま春を生きたい心底に

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはまた、面白い作品をご投句句なさいましたね。
ボコボコにとか、そういうつもりはありませんが、気になりましたことを三点お伝えさせてください。
めいさんと被るところがありますが、一点目、「僕は」です。よく、俳句は一人称と言い、基本的に、作者が見たもの、感じたことを詠みます。ですので、自分以外のことでなければ、「僕は」はなくてもいいかと思いました。
二点目は、「春」のとらえ方です。いわゆる青春とか、わが世の春とか永過ぎた春のような、良い時代のことではなく、四季の春だと思いますが、その場合はやはり、「この春」とするとよろしいかと思いました。
三点目ですが、「心底に」という措辞です。心底は普通、心底だけか、心底からと使うと思い、心底にという用法はあまり馴染みがありません。ここは、「心から」などが相応しいかと思いました。
原句のユニークさをなくしてしまって恐縮ですが、私はこんな形を考えてみました。

・この春を生きたや心満つるまで
・心より生きたし今をこの春を

二つ置かせてください、よろしくお願いします。

点数: 2

「軽トラに雪解け水が溜まりけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 軽トラに雪解け水が溜まりけり

中山瑛心さん、こんにちは。
俳句の本を読み漁っていらっしゃるとのこと、勉強熱心な姿勢に敬服します。
客観写生は俳句の基本と言われていますね。ただ、単純に客観的に目に見えることを詠んだだけでは、いわゆる詩情や風情が感じられないことがあります。
目の前の物事をありのままに詠んだとしても、そこに何かしら感動や驚きのようなものがあるといいですよね。

御句拝読しました。二点気になりました。一点目、「雪解け水が」の助詞「が」です。「が」を使うとどうしても写生より説明や報告になりがちです。「の」が適していると思います。
二点目は、末尾の「けり」です。これは、「溜まっていたのだなぁ」というようなものだと思います。
いま見て溜まっていたなら、「けり」より現在形の「をり」のほうがいいのではと思いました。
そもそも、軽トラに、おそらく荷台にだと思いますが、雪解け水が溜まっていたことが感動を呼ぶかどうかですが、もちろんこれは人それぞれで、作者が感動したのならそれをどうこう言うのはおかしなことかもです。ただ私は、もう一つ何かを加えたいなぁと思いました。

・軽トラに雪解け水の溜まりをり
・軽トラの雪解け水の輝けり
・軽トラの雪解け水のみずみずし
・軽トラの雪解け水のこぼれ落つ

即吟で恐縮です。「写生じゃないじゃないか!」とお思いかもしれませんが、俳句は人の詠むものですので、こういうのもありかと思います。
他の方々のご意見、アドバイスをご参考になさってください。よろしくお願いします。

点数: 1

「梅二輪いちにい散歩ハイペース」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 梅二輪いちにい散歩ハイペース

内田博幸さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。春の到来を思わせる句ですね。
中七の「いちにい散歩」という措辞ですが、一二三に掛けているようなお気持ちが感じられました。
好みもあると思いますが、私はこうしたシャレのような措辞はあまり好みではなく、一般的な評価も、こうした工夫がプラスになることはないのではと思います。
もし、一二三を入れるとしたら、もう少し目立たぬようにしてみると、それなりに風情が出るかもしれません。
例えば、

・いち早く梅二輪咲く散歩道

よろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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古民家に偲ぶ昭和や春時雨

回答数 : 8

投稿日時:

梅の香を乗せて送迎バスの着く

回答数 : 20

投稿日時:

三寒も四温も母の腕まくり

回答数 : 23

投稿日時:

点滴のスタンド歩く春廊下

回答数 : 22

投稿日時:

風花を吹雪とぞ呼ぶ都会の子

回答数 : 5

投稿日時:

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その他の添削依頼

たはまさあ

作者名 トイレ 回答数 : 0

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川幅を広げてゆけり秋の潮

作者名 久田しげき 回答数 : 1

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冬帝や東京湾に波立てり

作者名 めでかや 回答数 : 11

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