俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1137ページ目

「黄砂降る雪の代わりに積もる屋根」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 黄砂降る雪の代わりに積もる屋根

秋恵さん、こんにちは。
御句拝読しました。黄砂は本来は春に、大陸から偏西風に乗って飛んでくるものですよね。それがこの時季に飛来すると、季節をどのようにとらえたらいいのか。
この辺はどなたかに教えを乞いたいです。

とりあえず私は、黄砂の「降る」と「積もる」という動詞の重複、および「雪の代わりに」という説明感を整理してみました。

・雪のごと季節外れの黄砂降る
・黄砂降る屋根にも木にも雪のごと
・雪ならぬ黄砂うすらと降りつもる

点数: 1

「嘶きか凍て風にそよぎたり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 嘶きか凍て風にそよぎたり

みちのくさん、こんにちは。
御句拝読しました。
長い間可愛がっていた愛馬の昇天、お察しします。

冷たい風の中に、亡くなった馬のいななきが聞こえるようだ、という句ですね。

私の考えかもしれませんが、作者自身が「いななきか?」としてしまうと、第三者である読み手には印象がさらに弱くなると思います。断定してしまってもいいのではと思いました。

中七の字足らずも気になりますので、季語の凍て風を上五に持ってきて、

・凍て風にいななき一つそよぎけり
・凍て風にそよぐ愛馬のいななけり

こんなのもありかと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 2

「記念日は手帳の中に年の暮」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 記念日は手帳の中に年の暮

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。

・記念日の溢るる手帳年の暮

これを提案句としてコメントしようと思っていましたが、歯医者さんの予約時間になったので中断。
いま、診療が終わって見てみましたら、なんと、おかえさきさんに先を越された!(笑)

悔しいですが、私は記念日のままで。なぜなら、年を取るとなんでも記念日にしてしまうのですよ。サラダ記念日ではないですが(笑)。

これを、

・思ひ出の詰まりし手帳年の暮

とかにすると類想ですね。

でも、一年の終わりに手帳を見て一日一日、たくさんの記念日が詰まっているなぁというのは感慨深いですね。

点数: 1

「初茜見慣れぬ公園ひとり凧揚げ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初茜見慣れぬ公園ひとり凧揚げ

富井さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。これから俳句をお勉強なさるのですね。頑張ってください。

俳句の基本は二つありまして、
1. 五七五
2. 季語を一つ入れる

まずここから始めましょう。
御句、お伝えになりたい気持ちはわかりますが、五七五ならぬ五八七ですね。必ずしもダメということではありませんが、やはり、まずは定型からいきましょうか。

次に、季語ですが、初茜という
新年の季語と、凧揚げ、これも新年の季語で、季重なりになっています。これも必ずしもダメということではなく、うまく二つの季語が生きていればいいのですが、上級者のウルトラ技だと言われています。最初は季語一つから始めたほうがいいですよ。

以上の二つの点を考慮に入れて、もう一度お考えになってはいかがでしょうか。

・初めての公園一人凧揚げる

これは提案句ではなく、推敲のベースとしてお使いいただければと思います。
よろしくお願いします。

点数: 2

「水鳥の翼水面を打ち飛び立つ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 水鳥の翼水面を打ち飛び立つ

HF立志さん、こんにちは。
御句拝読しました。水鳥の飛び立つ瞬間をとらえようとした句ですね。

動きのある光景ですが、少し気になるところがあります。
まず、「翼」と「水面」が、「水鳥」という季語と重複していること。次に動詞が「打ち」と「飛び立つ」と複数あること、また、下の句が、あえてとのことですが字余りになっていること。
このどれもが、プラスの効果を出しているとは思いにくいです。

例えば、

・水鳥の音騒がしく飛び立ちぬ

こんなのもありかと思います。これは提案句ということではなく、推敲のベースにでもなればと置かせていただきます。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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