俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1127ページ目

「長十郎おなじ名前に役者の名」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 長十郎おなじ名前に役者の名

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
これは面白い句ですね。
しかし、「長十郎」が、かつての梨の代表的な品種であり、梨の代名詞でもあったことをご存知ない方には、訳がわからないかもしれないですね。
「おなじ名前に役者の名」という措辞もよく考えるとあと少し工夫が出来るかもしれません。

・同じ名の役者を愛でて長十郎
・長十郎おなじ名前の役者をり

などを考えましたが、これで「長十郎は梨のこと」、とわかってもらえますかね?

・長十郎かじりその名の役者待つ

これでどうでしょう(笑)!?

点数: 2

「祖母の誕生日明るし狩猟月」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 祖母の誕生日明るし狩猟月

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。お祖母様に大層可愛がっていただいたとのこと、長じてもそれを覚えていらっしゃるのは素晴らしいです。お祖母様も喜んでいらっしゃると思いますよ。

素敵なコメントのあとで恐縮ですが、私の感想を置かせていただきます。

私も狩猟月というのは知りませんでした。初読では、空の月ではなく、狩猟に適した季節(moonでなくてmonth)だと思っていました(汗)。

物知りにしていただき有難いのですが、ここで狩猟月という必要があるのかなぁと思いました。
お祖母様に優しくしてもらった思い出と狩猟が、どうもマッチしなくて…。
見る人の気持ちにより、亡くなった方の顔に見えることのある「満月」のほうがいいのではないかと思いました。

・満月や祖母へのカード仏壇に

これはバースデーカードのつもりですが…。「ケーキ」と迷いました。

「満月で明るい」を詠むのに「仏壇」はないでしょう、というお声も聞こえてきそう。

・満月や祖母は階段一歩ずつ

ご自身のコメントからヒントをいただきましたが、全然誕生日でなくなりました。ごめんなさい!

点数: 2

「蟄居せむ冬眠中と部屋の札」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 蟄居せむ冬眠中と部屋の札

未知夫さん、こんにちは。
御句拝読しました。面白いですね!
部屋にこもってしまうのですね。

面白いですが、季語についてはご自身でもご懸念のようにちょっと苦しいかと思います。
一つに、人間は冬眠しませんし、二つに家や部屋に籠ることの比喩としてお使いですよね。これは季語の本来の使い方ではないように思います。

例えば、
・冬眠の季節やわれも蟄居せり
・動物は冬眠われも蟄居なす

とかであればギリ行けるかもと思いますが自信ありません。あまりいい提案句ではないですし。
他の方々がもっといいアドバイスをくださると思います。

点数: 1

「秋晴れや鳶悠々と田は黄金」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋晴れや鳶悠々と田は黄金

やんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
先にイサクさんからしっかりとしたアドバイスが出ていますので私は簡単に済ませますが、見たまんまをお詠みになるのは結構なことですよ。ただそれを全部詠み込もうとすると、何しろ十七音しかありませんので一杯になりがちです。何かを落とすか、これとこれは一緒に出来るなとか、同じことだなという具合に省略していく。これが一番の工夫ですね。

あと、提案句置かせてください。御句では「鳶悠々と」という措辞が印象に残りましたので、これは残したいと思いました。

・秋の田の上を鳶の悠々と

鳶をとんびと読みたいです。よろしくお願いします。

点数: 1

「甘き梨感嘆上げる夫婦して」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 甘き梨感嘆上げる夫婦して

岸本義仁さん、こんにちは。
御句拝読しました。
いつも感想が同じようで恐縮ですが、「甘い梨を食べて夫婦で感嘆の声を上げた」という行動の報告になっています。
それはそれで、もう、そういう句風なのだということであればそれでもいいのですが、私はできれば、俳句ですので、どこかに想像の余地を残すような作りがいいのではないかと思いました。

・梨かじり目と目見合わす夫婦かな

即吟ですので推敲の余地がありますが、なんで目と目を見合わせたかは言わずに読者の想像に任せるのです。これだともちろん、「苦くて」と思う読者もいるでしょう。しかし大半は甘さに驚いたと思ってくれるのではと思います。

・梨を食べ老夫婦の目丸くなり

喉に詰まらせたのでは困りますが(笑)。また、勝手に老夫婦にして申し訳ありません。例えばの話です。

どうかこうしたコメントが何かのご参考になりますように。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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回答数 : 18

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入院の爺見舞う爺晴惜しむ

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投稿日時:

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