俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1234ページ目

「味噌あんが一番好きだ柏餅」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 味噌あんが一番好きだ柏餅

ゆきおさん、こんにちは。お久しぶりです。
御句拝読しました。
お気持ちはダイレクトに伝わってきますね。ただ、俳句では、このように、お気持ちを直接表しますと、想像が広がらず、読み手は「ああ、そうですか」で終わってしまいがちです。

例えば、俳句ではないですが、
「私の一番好きなのは味噌あんです」
と言われたら、聞いたほうは、「あ、そう」と思いますよね。

しかしこれが、
「私の二番目に好きなのはこしあんです」と言われたら、「えっ、じゃあ一番好きなのは?」と誰もが聞きたくなると思います。

御句も、「一番好きなのは味噌あん」と言わずに、少し遠回しにしたり、思わせぶりにして、「ああ、この人は味噌あんが一番好きなのだな」と思わせるような作りにするのも面白いかと思いますよ。

・つぶやこしよりも味噌あん柏餅

これでもまだ直接的でしょうか。

・味噌あんを多めに頼む柏餅
・味噌あんを真っ先に取る柏餅

ちなみに私はつぶあん派です!

点数: 0

「大太鼓大音響の夏祭り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 大太鼓大音響の夏祭り

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。夏祭りの大太鼓の響きは、炎天下の暑さと相まって印象に残りますよね。私には、子供の頃に見た八王子のお祭りの陣場太鼓の勇壮さが今でも脳裏に焼きついています。

御句ですが、大太鼓と大音響では、ストレートでもったいないですね。
大太鼓だけですでに大音響が想像できますので、何か他の要素を入れることもできるのではと思いました。

・大太鼓腹に鼓膜に夏祭
・大太鼓遠くに聴こゆ夏祭

またはこんなのも。

・夏祭り和太鼓連の大音響

今年も楽しみです!

点数: 2

「緑見る電車の中の輝く目」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 緑見る電車の中の輝く目

ききらさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。とてもいい光景をお詠みですね!

ただ、少し、その光景を説明しようとするような感じがします。
例えば緑見る、これは例えば、新緑とか万緑とかいう季語を使うと、動詞が一つ減らせるばかりか、作者およびその周辺が気持ちのいい緑に包まれた、そんな舞台を作り上げてくれます。

・万緑や靴脱ぎ車窓に集ふ子ら 
・新緑を走る列車の窓に子ら

点数: 3

「グラウンドへまず一礼をして立夏」の批評

回答者 なお

添削した俳句: グラウンドへまず一礼をして立夏

つちや郷里さん、こんにちは。
御句拝読しました。
もう、さすがというほかないですよ。
季節を即座に捉えて、また、日常でありながら特殊な時期(これから夏の大会に向けたシーズンが始まる)を読み込むあたりは、手だれですね!

さて御句、私は個人的には、げばさんの一考の句、

グラウンドに一礼をして夏立ちぬ

または、

グラウンドへまずは一礼立夏かな

などがいいのかなと思いました。なぜなら、季語の立夏が最後に3文字だけで置かれるだけというのは存在感が薄いのではと思ったからです。

あと、「まず」ですが、私は文章を書いたり添削校正をする仕事をしていますが、そんな私の文章もたまに添削校正してもらう機会があります。その際に、「あなたの文章は『まず』が多い。ひどいのは『まず最初に』とか言っている。最初なら『まず』に決まっているのだから不要だ」と言われたことがあります。
「まず第一に」もダメ出しされました。
それからしますと、野球少年にとっての一礼は何よりもまずするべきことであり、大事なことだと思うのです。そうなると、「まず」はなくても、真っ先にする様子は充分に伝わるのではないかと思いました。
長々とすみません、よろしくお願いします。

点数: 2

「街角に同じジャージや夏立ちぬ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 街角に同じジャージや夏立ちぬ

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
私はこれまで竜子さんの句にジャージが出てきていましたので、竜子さんがお下がりのジャージを着て街に出たら、同じジャージを着ている人がいたという句かと思いました。

それは面白い!と思ってご自身のコメントを拝読。そしたら違いました(笑)。
竜子さんの句意を表すには、先方が多数いたと言ったほうがいいのではと思いました。

・街に同じジャージの集団夏立ちぬ
・部活終えジャージで下校夏立ちぬ

字余りご容赦ください。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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投稿日時:

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