俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1220ページ目

「吟行や詠む句儚き春の塵」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 吟行や詠む句儚き春の塵

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
吟行はいい企画で、俳句作りには欠かせないものだとは思いますが、その時は感動しても、刺激の強い都会に戻ってから読み返したり推敲しようとすると、なんだかあれは遠い昔の異国の出来事だったような・・・。そんなことってありますよね。
私はそんなことを思い浮かべました。「吟行に」なんかもあるかな?
でもこのままでいいです!

点数: 2

「烈風に向かふ強さや花辛夷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 烈風に向かふ強さや花辛夷

竜子さん、こんにちは。
今日、用事で訪問した先の前庭にモクレンがきれいで、御句を思い出しました。

御句、花辛夷の凛とした様子が描かれていていいのですが、「烈風に向かう強さ」がちょっと直接的かなぁと思いました。何か、他の状態を詠んで、「ああ、辛夷は強いなぁ」と思わせるような作りにできたら、と思いました。

・烈風に先駆け白き花辛夷
・烈風に花辛夷ただ動かざる

二句目、こちらの方が直接的ですかね(笑)。ごめんなさい、今日はこれで失礼します!

点数: 1

「囀りや朝とは誰も彼も忙し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 囀りや朝とは誰も彼も忙し

つちや郷里さん、こんにちは。
御句拝読しました。朝は確かに、本当に忙しいですよね。そんな時に、小鳥の囀りがきこえてきた、少し和みますよね。そんな感じでしょうか!?

私は御句を拝読して、「朝とは」がちょっとかしこまったような気がしましたので、「朝は」にしてみたらどうかと思いました。
でもこれで「あさ」と読むのでは字足らずでリズムが悪い。そこで「あした」と読んでもらうのはどうかと。

・囀や朝(あした)は誰も彼も忙し

ただ難点は、ふりがながないと普通、「朝」は「あさ」としか読まないだろうということと、聞いただけでは「あした」は翌日の意味にとられるだろうということです。

郷里さんは、一句応募ですか。すごいですね。私は一句の時もありますが、それは他に浮かばなかった時で(笑)、たいていは三句まで応募します。下手な鉄砲もなんとやらです(笑)。

あと、「囀」か「囀り」かですが、夏井先生のお題の出し方が「囀」一文字である(動詞にするなら「る」を送る)ことと、手元の歳時記も「囀」一文字で例句も全て「囀」一文字であることから、私もそれで行こうかと思っています。

点数: 1

「母呆け余所の子なりたしつくづくし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 母呆け余所の子なりたしつくづくし

杉田信女さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。親御さんの介護は、大変ですねー。まして認知症気味であればなおさらです。私も数年前まで経験者です。お察しします。

御句、まず中八は直せますよ。

・母呆け放り投げたしつくづくし
・母呆け捨てていきたしつくづくし
・母呆け縁を切りたしつくづくし

でもこれでいいですか?
「母への愛情を強調するよりあえて非情に読んだ方が思いを再確認できるのか」
これは、信女さんの心の中ではそうかもしれませんが、五七五だけを読む第三者には共感を呼ばないと思いますし、単に信女さんを「母親がこれまで育ててくれた恩に感謝しない冷たい子だ」と思われるだけのような気がします。
ストレートに読まない方がいいのか?という問いかけには、私はストレートに詠んでくださいと言いたいです。
ただし、ダイレクトには詠まずに、婉曲な表現のほうが味わいが出ます。この違い、わかりますか?

・母呆け幼子のごとつくづくし

信女さんは、時々実家にお帰りになるから、お母様の変化をより強くお感じになるのでしょう。
お元気なうちに、できるだけ会って差し上げてはいかがですか?

点数: 4

「飛び出して春だと叫ぶ蕗のとう」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 飛び出して春だと叫ぶ蕗のとう

笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。先の方々がおっしゃっていますが、私からもお伝えさせてください。蕗の薹は、まだ冬の名残りがある陽気の中で、真っ先に、「春ですよー!」と春の使者のごとくに芽を出す、その様が、苦味のある味覚とともに愛され、春の季語となっていると思います。
そうなりますと、御句は蕗の薹の説明のようになっており、「降り出して冬とささやく白い雪」みたいな句になっています。
御句、たとえば、「飛び出して春だと叫ぶ何かの芽」とかであれば、問題ないかもしれません。でも蕗の薹ですから、それだけで力を持っています。
「足元で何か叫ぶや蕗の薹」これだと、読者が「蕗の薹が叫ぶ?なんて言っているのだろう?」と想像してくれるような気がします。

季語は、季節を表すだけでなく、他にも含みの意味があります。これを季語の力(チカラ)と言います。これをぜひお使いください!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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投稿日時:

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