俳句添削道場(投句と批評)

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母呆け余所の子なりたしつくづくし

作者 杉田信女  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

母は以前やっていた手芸もやらなくなり認知症状が少しずつ出てきました。時々、実家に帰り、身の回りのことをしています。変わってしまった母を受け入れる事ができずにいます。いっそのこと余所の子になりたい気分の時もあります。
母への愛情を強調するよりあえて非常に読んだ方が思いを再確認できるのかなあと思い、余所の子になりたいとしたのですが中8です。
中8を直したいことと、ストレートに読まない方がいいのかを教えて頂きたいと思います。

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「母呆け余所の子なりたしつくづくし」の批評

回答者 竜子

杉田信女様 おはようございます。
お世話になります。
提案句です。
痴し母を断ちたきなれど桃の花
けれどを入れてみました。
よろしくお願いいたします

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「母呆け余所の子なりたしつくづくし」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

杉田信女さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。親御さんの介護は、大変ですねー。まして認知症気味であればなおさらです。私も数年前まで経験者です。お察しします。

御句、まず中八は直せますよ。

・母呆け放り投げたしつくづくし
・母呆け捨てていきたしつくづくし
・母呆け縁を切りたしつくづくし

でもこれでいいですか?
「母への愛情を強調するよりあえて非情に読んだ方が思いを再確認できるのか」
これは、信女さんの心の中ではそうかもしれませんが、五七五だけを読む第三者には共感を呼ばないと思いますし、単に信女さんを「母親がこれまで育ててくれた恩に感謝しない冷たい子だ」と思われるだけのような気がします。
ストレートに読まない方がいいのか?という問いかけには、私はストレートに詠んでくださいと言いたいです。
ただし、ダイレクトには詠まずに、婉曲な表現のほうが味わいが出ます。この違い、わかりますか?

・母呆け幼子のごとつくづくし

信女さんは、時々実家にお帰りになるから、お母様の変化をより強くお感じになるのでしょう。
お元気なうちに、できるだけ会って差し上げてはいかがですか?

点数: 4

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「母呆け余所の子なりたしつくづくし」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。大変ですね。月並みですががんばってください。

さて俳句ですが、老に伴う家族や本人の様々な苦難は、一句にすれば誰もが共感を抱くテーマです。ということはあまりストレートに詠むのは月並ではないでしょうか。

句作のテクニックとしても、理由とその答えを一句に折り込んでしまうのは避けるべきですね。

思いを季語に託すのが良いのではと、春愁を使ってみます。
"春愁や惚ける母に語りかけ

ご参考いただけると幸いです。

点数: 1

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「母呆け余所の子なりたしつくづくし」の批評

回答者 竜子

句の評価:
★★★★★

杉田信女様 こんにちは
初めましてよろしくお願いいたします。
お母様の介護は大変ですね。経験した人でないとなかなか分からないことです。
御句
非情を詠んでその裏には愛しむ心があるという俳句はありますよ。
提案句です。
呆けたる母を断ちたし桃の花
桃源郷を思わせる桃の花の季語で本心は長生きしてほしいという心を込めました。
お母様は杉田様のご面会を楽しみされていると思います。
一人で抱え込まず周りの人にも協力してもらえると良いですね。
よろしくお願いいたします。

点数: 1

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添削対象の句『母呆け余所の子なりたしつくづくし』 作者: 杉田信女
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