俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1485ページ目

「残雪の足跡指になき契り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 残雪の足跡指になき契り

こんにちは。はじめまして。
多少俳句の経験のあるような感じでしょうか?

句のみでも、言いたいことはわからなくはないです。
コメントを見て、なるほどと思いました。

正解は一つではない、俳句の手段はさまざまである、という前提でお聞き流しいただければ幸いです。

◆句そのものに、文法上の問題や構造の問題はないように思います。
 中七の途中で意味が切れるが五七五のリズムを保っている、いわゆる「句またがり」の形ですね。

◆「契り」という言葉の強さ・言いすぎ感が気になりました。
 「契る」で婚姻関係を想起させるのは、昭和歌謡みたいですよね。また、身体関係をほのめかす言葉でもありますので、今回のような使いかたは避けたい気がします。

◆「無き」だと「無い」という意味が強いため、ひらがなの「なき」でふわっとさせたいという意図は理解できます。

◆「泣き」「亡き」の連想は・・私はしませんでした。
 別れたときに指輪を外すのは理解できるのですが、「相手が亡くなったとき」にはそれほど早く指輪を外すものなのでしょうか? なんだか、亡くなって自由になった!という意味にとれてしまいそうですし、私は「亡き」は想像しないと思います。

俳句の韻律としては、コメントに「指輪の跡」とあります。句の中に「足跡」とあります。
こっちを生かしたい気がしますね。

・残雪に足跡くすりゆびに跡

またよろしくお願いします。

点数: 0

「陽炎の先に未来が見え隠れ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 陽炎の先に未来が見え隠れ

こんにちは。

◆コメントを拝見するに、「先に」という説明が邪魔をしている気がしますね。
 陽炎そのものが未来の出入り口、という雰囲気なのでは?と感じます。
◆コメントの意味からは、下五「見え隠れ」がどちらかといえば説明的な言葉に感じます。

あらちゃん様が「けり」断定しましたので、わたしはコメント通り「かもしれない」で作ってみます。

・陽炎に未来のわたしゐるやうな

点数: 1

「春風や金曜疲れ拭い去り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春風や金曜疲れ拭い去り

おはようございます。はじめまして。
小学生さんですね。よろしくお願いします。

まず衷心(衷心の意味は調べてください)より、先に伝えなければならないことがあります。
◆句のアイデアは元の句の作者のものです。これは俳句に限らず、短歌・川柳・詩や小説などの文芸、コミックやアニメ、絵画や彫刻、その他創作物で、すべてそうです。
 他の方の句のアイデアを使った句、は吉岡勇人さんの句とは言えません。
 この「他の句のアイデアを、自分の署名で添削希望として出す」というやりかたでは、コメントをしっかり読まなければ「盗作か?!」と疑われるまであります。
 今回は元の句がこのサイトで発表された句ですし、コメントにも明記してあるので、大きな問題にはならないと思いますが、元の句の作者が気を悪くした場合、問題に発展する場合もあります。今後ご注意ください。
(元の句の作者の同意があれば、「共同作品」とすることはできますが、今回は同意をもらわぬままですよね?)

で、今回は元の句との比較となってしまいますね。
俳句としてはヒッチ俳句様の元句「春の風頬をなでゆく金曜日」の方に軍配を上げます。

◆「春風や金曜疲れ拭い去り」という句になりました。
 【詩】というより【説明文】となってしまって、理屈っぽい句になってしまったと感じています。
 金曜だから疲れている、春風が疲れを拭い去る、という「作者の主張」である「理由・説明・結果」を全て句の中に書いてしまっていて、ただ「作者の主張がわかりやすい文章になりました」という感じです。
 元の句より風景も減ってしまって、「俳句十七音から想像する」という読者側の楽しみがありません。

 元の句は「春の風」という季語の持つ力(本意・喚起力)を信じて、読者の読み取る力を信じて、「頬をなでゆく」という事実・風景の表現にとどめています。読者はこの事実を読み取ることから始めて、「優しい風が通り過ぎて行ったのだろう」など想像を膨らませていくことになります。

 俳句は連想ゲームではないので「ただ遠回しな表現」は嫌います。が、想像の余地がない「句の中に答えがある」という句は、基本的に面白みが減ります。

以上です。元句が他の方の句なので、この句の添削は控えます。

またよろしくお願いします。

点数: 0

イサクさんの俳句添削依頼

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