俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1477ページ目

「朧夜やノクターン聴こえてきそう」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 朧夜やノクターン聴こえてきそう

こんばんは。

実際に聴こえていなかったのなら、「聞こえる」「聞こえた」と断定するのは抵抗があるかもしれません。
そんな提案句です。

「朧」は夜の天文用語なので、「夜」は省略可能です(リズムがよければ付けてもいいです)。
カギ括弧は要らないと思いますね。

・ノクターン聴こえそうなほど朧夜
・ノクターン聴こえてきそうです朧

・ノクターンめく朧夜の耳奥は

点数: 0

「春まつり託す雷サスライト」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春まつり託す雷サスライト

こんばんは。はじめまして。

◆「サスライト」=サスペンションライトのことだと思いますが、照明・舞台関係者は「サス」と呼んでいます。これだけで照明のことだと通じます。
 「サスライト」という言い方はあまりしませんね。むしろ素人さんが背伸びして舞台用語を使っている感じがします。

で、句の方ですが、
季語は「春まつり」でしょうか。
 本来「春祭り」は神を祀る行事の季語ですが、春のイベントとして「春まつり」もありだとは思います。
◆「託す雷サスライト」の意味が、句だけでは、ほとんどわからないのではないかと思います。
 「ライト」が照明だと思えれば、「雷サスライト」で雷の演出の照明かも?という推測はできるかもしれませんが、それが正しいかどうかコメントを読むまでわかりませんでした。
◆「託す」も、○○が△△に□□を託す、と主語・目的語の要素が多く必要な動詞です。全部を説明する必要はありませんが、この句では曖昧すぎるように感じます。

イベントの「芝居・舞台」という点をもう少しわからせるように作ると、受け手の頭の中で想像が広がるかもしれません。
舞台は、本番では演出効果を除けば「役者」と「客」に託すもの。
それと同じく、俳句では季語と言葉に「託し」て、受け手の想像に「託す」のが基本です。「託す」「雷はライト(照明器具)」などの説明は、最低限にしておきたいところです。

・春まつり舞台にひかり瞬きぬ
・春雷の躍る舞台や春まつり

点数: 1

「名の由来知らぬ世代や昭和の日」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 名の由来知らぬ世代や昭和の日

こんばんは。

なおさんや私の世代も「明治」「大正」を知らないわけではなく、「明治の日」「大正の日」などが祝日として存在していれば由来はわかるのでは・・・と思います。
つまり、平成以降の生まれであっても「昭和の日」の由来を「知らない」と言ってしまうのは乱暴かなあ・・・と感じます。
平成生まれの最年長はもう30台半ばですよ?!

昭和を経験していないとか、昭和時代に生きていないとか、そういうことを言いたいのかな?と思いました。

・昭和の日祝ふ昭和を生きずとも

点数: 3

「参道をひょいと小股に花の塵」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 参道をひょいと小股に花の塵

こんばんは。

初読では「小股に」に「着物を着ていていつもより小股に歩いている」ようなイメージを受けました。全然違いました。

◆「ひょいと」+「小股」がなんだか違和感でした。「小股」は歩幅を小さくするイメージがあり、「ひょいと」という何かを超えたようなオノマトペとの間に違和感を感じます。
 コメントを読ませていただいたら「落ちてる花びらを踏むまいとして」とのこと。踏むまいとして「小股」なのでしょうか?跨いだわけではなく手前で立ち止まったということでしょうか?

◆「ひょいと小股に」で「花の塵を踏むまい」というのはわからないかもしれません。
 歩く描写に徹して「踏むまい」が通じなくていい、ならばよいのですが、それだと「ひょいと」「小股に」という中七の必然性がなくなってしまいそうですね。

・参道の花屑ひよいと躱しをり

点数: 2

「朽ち果てし藤棚に咲く藤の花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 朽ち果てし藤棚に咲く藤の花

こんばんは。

一気に大量に句を投句すると、結局どの句にも意見が付きにくくなることがあります。
あるあるです。

ひとまず、この一句より。

◆「朽ち果てし」という言葉があるので「もう経年劣化で壊れたりして原形を留めていないもの」を想像します。
 「朽ち果てし藤棚」で、もう壊れて落っこちている藤棚を想像するのですが、そこに「咲く藤の花」???
 ということは、まだ朽ち果てていないのでは?と疑問になりました。

 大げさに言っているのか、本当に朽ち果てていて地面に落ちている藤棚に藤がたくましく咲いている映像なのか、どちらでしょうか?

点数: 1

イサクさんの俳句添削依頼

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