「見ゆる人見えざる人も大銀河」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 見ゆる人見えざる人も大銀河
こんばんは。
「目に見えないものを信じる・信じない」ということではなくて「Aさんが全く認識していないものはAさんにとって存在しないのと同じ」というやや哲学的な話だと思います。
認識していない以上、もちろん俳句にもできません。
有名な話では「虫の声を認識できない人」の話。一般的な日本人にとって「うるさいほどの秋の虫」でも、その方たちは「虫の声」は認識できないのだとか。認識不可能なので、「虫の声が聞こえる」と教えても理解できないそうです。なので彼らにとって「虫の声」は存在しないことになる。耳が悪い、とかそういう意味ではなく、知覚における認識の内と外のお話。
なので、おかえ様の言う「目に見えない世界」「見えていないものを想像する」という話とは全く違うので、お互いに気にする必要はないと思います。
御句、俳句としては主張がうるさくなってしまったかもしれませんね。
「見えざる人」というのが盲目の方、目の悪い方のようにも思えてしまい、損している気がします。
・秋風も銀河も見えずありにけり
点数: 1