俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1366ページ目

「行く春のだるま弁当二人して」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 行く春のだるま弁当二人して

おはようございます。

句材は良いと思います。
「だるま弁当」「二人して」がどちらも主張しており、それに対して季語が修飾語として使われて弱くなっており、感動の焦点を迷いました。

シンプルに修正するなら、この句の場合は上五「や」切りして取り合わせにすれば、季語は前に出てきますので、句の焦点が季語に現れます。

・行く春やだるま弁当二人して

他にも、焦点をどこに置くかによって、語順や「して」の部分など、いろいろできそうに思います。

点数: 1

「汗染みた手のひら見ればゴムチップ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 汗染みた手のひら見ればゴムチップ

はじめまして。よろしくお願いします。

季語「汗」ですね。
五七五の音と、季語ひとつは達成していますので、立派に俳句になっています。
映像も出ています。

ここからの課題として考えるならば

◆「ゴムチップ」という単語にオリジナリティはあると思いますが、「ゴムのチップって何だろう?」と素通りされる可能性がありそうです。

◆ 上五中七の十二音を使って「汗染みた手のひら見れば」を説明していますが、実は「汗の手のひら」と七音分の映像しかないので、勿体ない感じはします。
 「染みた」「見れば」などは句に必要だろうか?という自問自答をしてみてください。特に「(作者が)見る」は「見ているから俳句に登場しているので、わざわざ言わなくても・・・」とよく言われる動詞です。

◆説明なく句だけを見た場合、「人工芝」は想像できないと思いますが、作者としてはそれでもよいでしょうか?
 (ゴムチップを敷いた庭や道路や競技場は想像できると思いますが・・)

たとえば
・てのひらに汗てのひらにゴムチップ

コメントにある「人工芝」「夏の体育祭」を想像できる句、ぜひ考えてみてください。

点数: 0

「花吹雪憧れを胸に第一歩」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 花吹雪憧れを胸に第一歩

こんにちは。はじめまして。

こちらの句、季語一つ、五七五のリズムはできていて、俳句の形にはなっています。
意味も理解できます。
そこまではOKです。第一段階をクリアしています。

ご本人が「特に意味はなく」とおっしゃっているとおり、感動を感じにくい俳句になってしまっているところが残念だと思いました。

検討できそうなところを少し挙げます

◆「憧れを胸に第一歩」ここ、悪い言葉ではないように見えますが、
・誰かが作った言葉を借りてきているような感じがあり、どこかで繰り返しみたような言葉です
・具体性がなくぼんやりした言葉なので、「入学」「入園」「新入社員」など何でも当てはまってしまうので、風景を想像することが難しいです
・桜の季語【花吹雪】にこの言葉をくっつけると、いよいよどこかで見たような・・・
・特に中七「憧れを胸に」が抽象的すぎるのが問題かと思いました。そのために「第一歩」も、本当に歩いたのか心の中の気持ちの一歩なのかわからないままです

という感じです。
まずは「少しの具体性を持たせた言葉」で、受け取った人間が映像を思い浮かべられるようにしたいところです。その上で「どこかで聞いたような言葉ではなく、自分だからこそ出せるような言葉」を出せるようになるとよいかと思います

・花吹雪ふる校門をいざ一歩

点数: 3

「単線の待つタブレット麦の秋」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 単線の待つタブレット麦の秋

こんにちは。

句材としていろいろチャレンジするのは良いと思います。
先に出ていますが、いまどきの「タブレット型PC」と思ってしまう誤読を防ぐ工夫がほしいところです。他の点で、

◆「待つ」のは誰でしょう?
 御句では「単線の待つ」で、「単線が待っている」という擬人化に読めるのですが、タブレットを待つのは「運転手」もしくは「駅」「車輛」(擬人化)などかなあ?と思いました。
俳句で出てくる「単線」といえば線路のことだろうなあ・・・という予測はできるものの、この句では確定できませんでした。コメントがなければ難しかったです。
 この点、たとえば「タブレット交換」と言えば、調べれば鉄道用語だとわかりますし、単線の路線でしか使われない器具だというのもわかります。

と、ここまで来て、この句の意図を十七音で全部説明するのは難しいと思い始めました。説明だけの句になってしまいそうですね。

・タブレット受け取りを待つ列車初夏

やはり詰め込みすぎになりました・・

点数: 1

「行く春や水車をまわす水ぬるむ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 行く春や水車をまわす水ぬるむ

こんばんは。

「水温む」という春の季語がありますので、下五は避けたい描写です。

・行く春や水車を回す水のおと

点数: 1

イサクさんの俳句添削依頼

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