俳句添削道場(投句と批評)

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新涼や湯飲みに麦茶残しつつ

回答者 ハオニー

添削した俳句: 新涼や昨夜の麦茶の飲み残し

たぶん長い説明です

季語2つとは、なかなか難しい作戦に走りましたね
季語2つ以上入れるのが上級者向けと言われるのは、季語の持っている世界観をうまく共存させることが難しいからです

それを踏まえた上で、なぜ上級者は成功させることができるのか...
季語の強弱というものがありまして、「新涼」は強い秋の時候の季語です
一方「麦茶」は夏の季語ですが、時候の季語と比べると少し弱いです
季語の強弱を考えてバランスを取ることが出来れば、季語2つ以上でも収まります

この俳句に秋の季語と夏の季語があることの問題点
新涼や/昨夜の麦茶の飲み残し
この句の説明にもある通り、「秋になって涼しくなり、麦茶を飲む量が減った」ということですから、秋の俳句とするのが妥当です

夏と秋の変わり目だからといって、軸足はどちらかに置かないとまずいです
今回は秋に軸足を置かないとどうにもなりせん
その点で季語「新涼」は適しています
そして「麦茶」の持つ夏のイメージは、秋の俳句とは相容れないため、夏の季語らしさは消す必要があります

個人的にどうしても気になる問題点
「飲み残し」は説明的です
何を見て「飲み残し」だと判断したのか、それを描く方が効果的です
「昨夜」もそれほど必要な情報ではない気がします
麦茶という脇役の季語を飾ると、主役の季語「新涼」が活きません

この手直しの提案は、相当考え込みました
句の説明が事細かにあった分、まだ助かりました

点数: 1

「車窓へと迫る蜻蛉の番かな」の批評

回答者 よしはむ

添削した俳句: 車窓へと迫る蜻蛉の番かな

ハオニーさん、いつも添削ありがとうございます!
今回の句は、とても良い句だと思います。

単にトンボの番を描写するのではなく、車の運転中に車窓へ迫ってくるトンボの様子を捉えた着眼点がよかったと思います。

日常の何気ない様子を切り取った、この着眼点にオリジナリティがあると思います。
臨場感だけでなく、トンボを気遣う作者の想いもそこはかとなく伝わってきます。

点数: 3

赤灯火止まることなき恋蜻蛉

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 車窓へと迫る蜻蛉の番かな

ハオニー様今晩は。日頃から句の添削、誠にありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。
さて蜻蛉の句、この句で詠いたいことは、車両内から見た光景と蜻蛉が番う様子ですね。警察用語では、信号とは、大きく分けて、手信号と灯火式信号に分かれます。赤灯火とは赤信号のことです。臨場感オリジナリティを出さしたいということですので、あえて車窓や番といった言葉は除きました。原句に近くするとしたら
青灯火車窓に番蜻蛉かな
という風になりまさした。参考にして頂ければと思います。

点数: 6

鰯雲来て山際に残る青

回答者 ハオニー

添削した俳句: 天の青残し群れなす鰯雲

鰯雲と聞いたら、空はイメージできるものです
だから青空と使うのは避けたのですね
それは賢明な判断であったと思います
徹底的に句の説明に書いてある景色を追求すれば、「天」も「空」も言える音数がなくなります

鰯雲が群れているように見える、というのは「鰯」という魚をイメージしていただくと、当然そうだよねと分かります

「鰯雲が空を覆い、鰯雲と山との間に僅かに青が残っている」
というならば、「山際」と具体的に書く必要があります

手直しした句は「どんな青が残っているのか?」と読み手に「青空」を想像していただけるよう「残る青」と体言止めにしました
わずかな青空と空を覆いつくそうとする鰯雲を感じさせるには、「鰯雲」か「青空」のどちらかを想像してもらうよう仕向けるのが一番です 

点数: 3

初嵐朝の波頭の渦白し

回答者 ハオニー

添削した俳句: 秋風の強く波頭は白き渦

なるほど、鳴門海峡じゃなくても渦はあるのですね
渦が生まれるほどの強い秋風のようですね

ならば「秋風」は弱い気がします
秋風は秋に吹く風全般を言いますが、時に爽やかに時に身に染みるような風です
勢いよく吹く風とは言い切れません

風は俳句にとって欠かせない要素ですから、風にまつわる季語や季語以外の言葉はたくさんあります

今回、夏はそういう景色ではなかったのに、秋になってこのような景色だった
と仮定して季語「初嵐」を使います
初嵐…秋になって初めて吹く強い風
秋の嵐という季語と違い、特別な感じがあります

秋風でもなんとかなりますが、風を使いこなせてこそ感情をしっかりと風に託すことが出来ます
風の名前は侮れません

点数: 2

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