落ちてゆく銀杏や風の又三郎
回答者 ハオニー
添削した俳句: 銀杏を落とすは風の又三郎
私も盛岡に5年いました
宮沢賢治の描こうとしたイーハトーブは、私が想像するよりももっと詩的なのだと思っています
銀杏を落とす(○○)は
と、()内の○○が省略されていますね
おそらく「風」か「鳥」が入るのだろうと読み手は予想できます
最後の最後で風の又三郎、これには私も驚きました
その着地はユニークすぎます
作者さんにしか分からないことが1つ
銀杏は「ぎんなん」なのか「いちょう」なのかどちらとも取れます
「ぎんなん」なら五七六の字余り、「いちょう」なら全部合わせて17音と解釈できます
俳句の韻を信じて読むならば、銀杏は「ぎんなん」でしょう
銀杏を落とせる風の又三郎
と、あまり効果のない「は」を外すのがこの場合の手直しの提案です
この句の「は」がどうしても必要だったと仮定するならば、この銀杏は「いちょう」と読むのでしょう
イチョウがハラリと落ちる感じと、風の又三郎の冒頭の激しい「どっどどどどうどどどうどどどう」という風との対比を思わせたいなら、イチョウに焦点を当てるのが一番やりやすいです
この場合でもあまり活きていない「は」は外しましょう
手直しの提案は、2カットの映像にすることです
俳句をうまく「切る」と「切らない」ときよりも読み手がイメージしやすくなります
点数: 3
