鰯雲来て山際に残る青
回答者 ハオニー
鰯雲と聞いたら、空はイメージできるものです
だから青空と使うのは避けたのですね
それは賢明な判断であったと思います
徹底的に句の説明に書いてある景色を追求すれば、「天」も「空」も言える音数がなくなります
鰯雲が群れているように見える、というのは「鰯」という魚をイメージしていただくと、当然そうだよねと分かります
「鰯雲が空を覆い、鰯雲と山との間に僅かに青が残っている」
というならば、「山際」と具体的に書く必要があります
手直しした句は「どんな青が残っているのか?」と読み手に「青空」を想像していただけるよう「残る青」と体言止めにしました
わずかな青空と空を覆いつくそうとする鰯雲を感じさせるには、「鰯雲」か「青空」のどちらかを想像してもらうよう仕向けるのが一番です
点数: 3
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空一面の鰯雲、その中に山と鰯雲の間に少し青い空が見えます。青空が駄目なので空の青としました。