俳句添削道場(投句と批評)

添削と批評一覧最新の投稿順の12ページ目

「名の由来知らぬ世代や昭和の日」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 名の由来知らぬ世代や昭和の日

再再訪です。先に再訪を読んでください。

やや極端な例ですが、自社の新入社員複数名が挨拶がうまくできなかったときに、その世代すべてを「挨拶のしかたを知らない世代」と括ってしまっているような危うさ、と言えば伝わりますかね?

上手く言えませんが、「固定電話の取り方を知らない世代」ならまだ諧謔かなあ?とは思いますし、「昭和を知らない世代」「戦争を知らない世代」という表現なら問題ないと思いますし、内容次第だとは思いますが。

点数: 0

「うららかや100円玉のかがようて」の批評

回答者 あらちゃん

添削した俳句: うららかや100円玉のかがようて

イサクさまおはようございます。
拙句「羽田便」へコメント下さりありがとうございます。
なるほど、確かに「下に見る」という慣用句が頭に浮かびますね。
気づきませんでした。
ご提案句ありがとうございます。
二句とも佳いですね。
大変勉強になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

点数: 1

「名の由来知らぬ世代や昭和の日」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 名の由来知らぬ世代や昭和の日

再訪です。

私のコメントが言葉足らずだったかもしれません。若干の誤解を与えているようです。

平成生まれ世代にも「昭和の日」の由来を知っている人もいると思います。「知らぬ世代」でくくるのは乱暴な言い方、知っている人に失礼な言い方、場合によっては若干上から目線に見える言い方なのでは・・という話でした。

小学生低学年世代ぐらいなら「昭和の日の由来をだれも知らない世代」かもしれませんが、その場合「知らぬ世代」という言い方にはなりませんよね。

由来を知らない人が多い世代もあることは、おそらく正しいのだろうと思います。
そのぐらいの句意なら「知らぬ世代」よりも言い方が他にあるのでは?という話でした。

(たとえば、私も私の子も1964年東京オリンピックには生まれていませんが、「体育の日⇒スポーツの日の由来を知らない」わけではありませんし・・・)

点数: 0

「つなぐ手の冷たき夫や花の塵」の批評

回答者 なお

添削した俳句: つなぐ手の冷たき夫や花の塵

ゆきえさん、こんにちは。
御句拝読しました。ご主人への愛情が感じられますね。

ただ二点、気になりました。
一点目は、「冷たき」が冬の季語っぽくないだろうかという点です。

二点目は、その冷たきが、よからぬことを想起させてしまうのではないかという点です。

私はこの際、ご主人さまの手が冷たかったかどうかは、誤解を避けるためにも置いておいて、さらに誤解を避けるためにも「歩く」を入れたいと思いました。

・夫の手を取りつつ歩む花の塵
・手をつなぎ夫と歩くや花の塵

普通っぽくなってしまったかもしれません。それにもしかしたら他の方々は全然誤読などないかもしれませんが、一応お伝えさせてください。よろしくお願いします。

点数: 2

「羽田便穀雨の山河下に見ゆ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 羽田便穀雨の山河下に見ゆ

おはようございます。

あらちゃん様、みつかづ様はわかってらっしゃるようですが、他の方向けに念のため。

【穀雨】という季語は【時候】の季語で二十四節気。
天文の季語ではないので、この句は「雨」のことは言っていません。
二十四節気【穀雨】には毎年絶対に雨が降る、そんなわけないですよね。

特にこの句は「穀雨の山河」というかたちで「穀雨という季節の山河」に注目しています。雨が降っているか降っていないかはこの句では注目していません。

(補足:二十四節気には他にも「雨水」「白露」「霜降」「小雪」など天文っぽい言葉がありますが、いずれも天文季語ではないので、天気のことは言ってません)

ということで句の話に・・・

◆下五「下に見ゆ」、特に「下に」が気になりました。「下に見る」という慣用句が頭をよぎるからでしょうか・・・?

・羽田便穀雨の山河越えゆけり
・機窓より見ゆる穀雨の山河かな

点数: 2

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ