俳句添削道場(投句と批評)

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暁光の花誠のしるべあなかしこの批評

回答者 雨々

添削した俳句: 暁光の花誠のしるべあなかしこ

初めまして、雨々です。

前回の暁桜様の句も拝見しておりました。

亡くなったご主人さまへの思い、しかも亡くなられてからまだ日が浅く、
日々色々な思い出や寂しさが 整理しきれずに溢れてくる、
そんな2句ですね。

2句にはご主人様のお名前やご法名も入っていますね。
だからこそ、私たちはこの句に対して手直しはしてはならないのではないかと存じます。

俳句のテクニックだけで言うなら 色々と考えるところもあるでしょうが
ご主人様の固有名詞がこの句の大半のウエイトを占めており、
なおかつ お二人にしか分からない暗号のようなものも入っているのかもしれない、
何しろ どんなにきれいに弄ったところで これ以上の愛を語る事などできない
と 考えます。

この2句はご主人様へ捧げる句として ご家族のものとなさってはいかがでしょうか。

そして 俳句をこれからもお続けになる行程で その時々の気持で推敲してみるのも
故人を思い出すことが供養とも聞きますので 何よりのご回向ではないかと思います。

点数: 6

くずかごへ投げたき夜の秋思かな

回答者 ハオニー

添削した俳句: 屑箱にポイと投げたり秋愁ひ

秋はいろいろなことを考えたくなりますね

これは東北の人間だから分かるのですが...
「(ゴミを)投げる」は北海道・東北の言葉であり、「(ゴミを)捨てる」の方が一般的のようです
が、これは原句を尊重して残した方がいいでしょう

一番気になるのは「秋愁ひ」です
「愁う」が強い感情のため、捨てたとしても吹っ切れた感じがしないのです
吹っ切れたその先に、食欲の秋やスポーツの秋が想像出来るのではないか?
と私は考えます
後は具体的なものがないから、どういう状況なのかも想像しづらいです

秋愁いは強いから、少し乾いた「秋思」でやってみました
「夜の」で少し範囲を絞ってみました

点数: 2

悲しみよこんにちはなど遠い秋

回答者 ハオニー

添削した俳句: 悲しみよこんにちはなど言えぬ秋

「悲しみよこんにちは」など言えぬ秋

斉藤由貴さんの曲、めぞん一刻の曲なのかと思い込んでいましたハオニーです
私、まだこの曲ができたときには生まれてすらいないのですが、そちらの意味で読んでしまいました

この句とは全く関係ない話で申し訳ございません
本題に行きましょう

これは手直しするにも、確実に外せる言葉がないんですよね...
唯一変えられそうな「言えぬ」を「遠い」としたところで、よくなったとは言い切れませんね
悪くなったとも言えませんが

「悲しみよこんにちは」など遠い秋
「」が入力できないため、手直しの句は「」なしで入力しております

点数: 2

秋深き原生花園はてしなく

回答者 ハオニー

添削した俳句: びょうびょうと原生花園秋深し

原生花園は北海道にあるのですね...

「花園」という秋の季語があるから、「秋深し」という必然性を補えばいいかな
と考えて
びょうびょうたる花園深し秋ふかし
なんて句を考えたところです

しかし、「原生花園(げんせいかえん)」という固有名詞ならば削れませんね...
原生花園(げんせいかえん)という漢字の塊があるので、なるべくひらがなを挟みたいと思います

秋深き原生花園(げんせいかえん)はてしなく
イメージしやすくなったと思う反面、現地へ行ったことがないため言葉の重みが減った気がします

点数: 3

月満ちてバナナめきたり秋彼岸

回答者 ハオニー

添削した俳句: 三日月がバナナのような彼岸かな

お初にお目にかかります、ハオニーです
秋の句といえばやはり月ですね
月を上手に使えると、俳句がうまいか楽しめているかどちらかですからステータスになりますね

この句は説明に書かれていない重大なことを聞く必要があります
「この『彼岸』は春ですか?秋ですか?」と

春ならばこのままでも問題ありませんが、秋ならばこれではいけません
この季語「彼岸」は春彼岸のことを差します
秋ならば秋彼岸と言う必要があります

秋彼岸だと仮定して手を入れます
月満ちてバナナめきたり秋彼岸

月というイメージしやすい秋の季語があるため、主役の秋彼岸を食っていってる感じもありますね...
月は比喩にしてもイメージが強いので難しいです

点数: 0

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