鮎跳ぶや遠き父との川遊び
回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 遠き日の鮎釣る父と川遊び
こんにちは。
この句は過去の表現があまり上手くいっていないと思いました。
現状の語順だと「遠き日」というのが、「鮎釣る父」にだけ掛かっているように読めます。助詞「と」で川遊びが区切られているためそう見えるのかも。
実際は「鮎釣る父と川遊び」この十二音全体が遠き日、なのですよね?
点数: 2
回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 遠き日の鮎釣る父と川遊び
こんにちは。
この句は過去の表現があまり上手くいっていないと思いました。
現状の語順だと「遠き日」というのが、「鮎釣る父」にだけ掛かっているように読めます。助詞「と」で川遊びが区切られているためそう見えるのかも。
実際は「鮎釣る父と川遊び」この十二音全体が遠き日、なのですよね?
点数: 2
回答者 なお
添削した俳句: テキストとテニスラケット夏の朝
黒猫さん、こんにちは。
御句、さわやかな印象で好感が持てました!
ただ私は、どうしても、名詞が並ぶ句については、あと一言入れたがる悪い癖があります。
御句はテキストとテニスラケットで韻を踏んでいていい感じなのですが、イサク様もおっしゃるように、「勉強もするぞ!」ということを強調したかったので、あえて教科書とさせていただきました。
またテニスラケットをラケットとしてしまいました。これではなんのスポーツかわかりませんが、ここで言いたいのは特定の種目についてではなく、勉強だけでなくスポーツもエンジョイするんだ!ということだと思いましたので許してください。
これを縮めたので、「詰めて」が入れられました。夏の朝に、教科書とラケットをカバン(リュック?)に詰めて、颯爽と出かけるあなたが目に浮かびます(少なくても私には笑)。
こういうやり方が正しいということではありません。ただ私は、こういう感じが好きなので、ちょっといじらせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 0
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 鴉のみ知る夕焼けや歌舞伎町
卓鐘様、こんにちは。御句を拝見致しました。
鴉と歌舞伎町の取り合わせはベタですが、上手な句だと思います。
歌舞伎町の住人は、自然光の概念が薄れてしまっているのかもしれません。
上五、中七で美しい夕焼けを表現し、下五でダークなイメージ(語弊がありますが)がある歌舞伎町で締める。鴉の黒も相まって明暗を対比させた素晴らしい句です。良句をありがとうございました。
点数: 1
回答者 小西晴菜
添削した俳句: デパートの屋上閉づや矢車草
イサク様。拙句「桜桃忌」「ひとりじめ」等々に適切なアドバイスをありがとうございます。なかなか返信に至らず恐縮しております。さて、御句ですが、まず思い浮かべたのは芭蕉の「夏草や」です。目前の寂寥感を表すことで、かえって過去の戦の活況を想起させるような。····デパートの屋上、今は寂しいなあ、遊具も無くなって、ちょっと矢車草かなんか生えてるだけじゃん。子どもの頃、楽しかったなあ、と。
そして、88歳の母に御句を見せて、「昔よく行ったね。」と思い出話を向けると、その返事にびっくり。「矢車って、鯉のぼりのてっべんで回ってるもんね。子どもの日くらいに咲くからね、矢車草。」
ああ、季語とはそういうものか、と膝を打ちました。思い出の中のモノクロの遊園地
が一気にカラー化し、子どもの歓声や楽しげなBGM、亡き父の若い頃の笑顔まで目に浮かびました。やはり俳句は奥が深いですね。
点数: 0