俳句添削道場(投句と批評)

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遠き日の鮎釣る父と川遊び

作者 登盛満  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

子供の頃、父の鮎釣りについて行き、傍らの河原で遊んだ思い出。過去の表現に悩みました。季重なりも。

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遠き日の鮎釣る父と川遊び

回答者 黒徹

お世話になります。
浴衣俳句のコメントありがとうございます。
18句も掲載してるとは思っても見ませんでした。
多いだけで指摘されたのは多数あります。
まだまだ初心者物ですので、これからご指導してくれたら嬉しいです。
お願い致します。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

鮎跳ぶや遠き父との川遊び

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

この句は過去の表現があまり上手くいっていないと思いました。
現状の語順だと「遠き日」というのが、「鮎釣る父」にだけ掛かっているように読めます。助詞「と」で川遊びが区切られているためそう見えるのかも。
実際は「鮎釣る父と川遊び」この十二音全体が遠き日、なのですよね?

点数: 2

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鮎釣や子らは浅瀬を遊びをり

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

僕は、どちらも過去の話と思いました。どちらも過去なので、どちらも鮮度が落ちる。

また、「鮎釣」「川遊び」の季重なりの問題ですが、この句ではお互いを殺し合ってると思います。鮎釣りの光景と川遊びの光景が一緒になるとそれぞれの情緒や雰囲気がごちゃ混ぜで焦点が絞られないので。鮎釣りしているお父さんが、子供と一緒に川遊びするか?とか。鮎釣りしているそばで、遊んでる子供ならわかるのですが。

秋沙美さんの添削句はありだと思います。目の前で鮎がはねた。昔父と川遊びをした記憶を思い出す。そんな意味に取れます。

僕からの提案句は、懐かしむのは諦めて、今を詠んでみました。(その光景を懐かしんでくれたらという感じ。

点数: 1

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鮎釣りの父に守られ川遊び

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
登盛満様、いつも勉強させていただいております。

御句、亡きお父上との懐かしい思い出。情景が浮かびます。

ただ原句では、皆さんのおっしゃるように、お父さんも川遊びしていたみたいでちょっと妙な感じがします。

そこで私の提案句ですが、お父さんが、釣りをしながら、作者である我が子を見守っているという設定にしました。川遊びは楽しいけれど、子どもだけでは危険ですから。
字数の関係で、遠き日のは勝手に省かせていただきました。すみません。

点数: 1

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「遠き日の鮎釣る父と川遊び」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

父が鮎釣りをしながらこどもと遊ぶとは、忙しそうというか危ないのでは。
「鮎釣り」と「川遊び」で二つの句に分ける方がよいのでは、と思います。
過去表現はよほど綺麗に入らないと、詩にならず厳しいですね。

・父と行く那須高原の川遊び
・父の鮎釣りのうしろをついていく

点数: 0

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鮎を釣る父と遊びし頃のこと

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

こういう句に出会うとほっとします。水遊びと違って川遊びは季語性が弱いのでこのままでもいいと思います。季語以外の言葉を「や」で切るのは難しいといわれますが,やできれば、遠き日が全体にかかりますので、多少ある不自然さが消えるとおもいました。
なお、遠き日と同じように俳句的常套表現を使ってみたのが掲句です。また、日記としての俳句なら、固有名詞を入れるのがいいですね。例えば、鮎釣りの父と遊びし相模川。

点数: 0

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