「薫風や峠の茶屋のだんご汁」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 薫風や峠の茶屋のだんご汁
田上大輔さん、こんにちは。
御句拝読しました。
先に上五「風香る」でご投句なさいましたよね。それに対して、「風薫る、ではないか」「薫風や、では?」というコメントをもらったので、投稿し直した、とのことです。
悪くはないのですが、そうなると我々は、今度はゆきえさんのご提案句に対してコメントすることになります。なんか変ですよね?
ですので、一旦投句なさったら、色々コメントをもらっても、明らかな間違いに気付いたら再投句もいいですが、そうでなければ、そのまま受け止めて、次の機会に役立てたほうがいいように思いますよ。
そして私のコメントです。
峠の茶屋のだんご汁、美味しそうです!でも読み手には味はわかりません。しかしなんとなく、美味しそうな匂いがしてきます。それが俳句の醍醐味です。
でも御句では、だんご汁の美味しそうな匂いと、5月の風の清々しい匂いが重なってしまっています。
ここはどちらかでいいのではないでしょうか?
もし薫風を生かすなら、
・薫風や峠の茶屋の串だんご
これは大輔さんの気持ちに合わないと思いますので、だんご汁を生かせば、
・夏雲や峠の茶屋のだんご汁
ご理解よろしくお願いします!
点数: 2