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憑きモノ (No: 1)
スレ主 くをん 投稿日時:
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https://ncode.syosetu.com/n1967ei/
8年くらい前に書いた作品なんですが、プロットも設定も無しに完全思いつきでモチベーション頼りに勢いだけで出来た小説です。一応、某J小説新人賞の一次がなぜか通りました。
長所も欠点もフルボッコでも何でも良いのでご指摘宜しくお願いします!
こういうシチュエーションがあった方が良いとか、ここは要らない等具体的なアドバイス歓迎です。
あらすじ(プロット)
フリーター男。黒川実の中学時代の回顧録。布施、五木、篠田、マイケルとの修学旅行での思い出。
京都・奈良のお化けの掛け軸の呪い。『漫聚院』に残る伝説。日本版アダムとイヴの物語を基点に巡るアホな話。
目的:プロになりたい!
要望:たのもー!(ボコボコにしてください)
この小説を批評する!憑きモノの批評 (No: 2)
投稿日時:
途中流し読みした部分もありますが、最後まで目を通しました。
ボコボコ希望ということなので、思いつくままに書きます。
勢いのある文体は良いのですが、全体的に冗長です。本筋がなかなか進まないので、「先が気になる」という気持ちより「だからなんなの?」という気持ちが先行して読み飛ばしがちになりました。5人の仲間でワイワイするのを書きたいのもわかるのですが、たいして興味を惹かれませんでした。マイケルだけは最初はわらいましたが、なんども登場するカタカナ言葉がしだいにうっとおしく感じました。結構読むのが大変でした。
昔話のパートは読み応えがありました。変に奇をてらった構成にせずとも、昔話だけでしっかり1つの話がつくれたのでは?と、思います。残念なのは、とつぜん昔話の中にX線という単語が出てくることです。
あと最終章は少しダレました。余計な会話は省いたほうがサクサク読めると思います。
また、オチ自体は好きですが、オチに入る前の推理がめちゃくちゃすぎて、万人が納得できるものになっていません。
そういうものとしてみればありですが、あまりの超展開に読者は置いてけぼりです。
重ねて言いますが、オチ自体は好きです。
でも、憑きモノとは違う気が……。
長所。良かった点
文体のメリハリがあるのは良いと思います。
あと、重ね重ねになりますが、オープニングの前振りからのエンディングのオチの流れは好きです。
推理披露(種明かし?)の部分がもう少しシンプルでまとまっていれば、それだけでグッと面白くなったのではないでしょうか。
良かった要素
ストーリー 文章
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
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憑きモノの批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
ガミジさんご返信下さりありがとうございます。
>全体的に冗長、「先が気になる」と言うより「だからなんなの?」という気持ちが先行して読み飛ばしがちになる、5人の仲間達に大して興味を惹かれない、読むのが大変
なるほど。参考になります。ガミジさんの意見から分析するとキャラクターに魅力を感じないのかな? と、まず最初に思いました。元々プロット無しで作った作品なので「キャラ設定に思い入れが無い」=「読者に魅力が伝わらない」に繋がるのかと。また、やはり女キャラやお色気シーンも今回の作品に限らず必要になってくるのでしょうか?
私はどちらかと言うとそういうのは苦手な方で、昨今のラノベにある1つの型、形式を大事にしていった方が読者には受けが良いのかとも思います。
全体的に冗長で読むのが大変と言う事はもっとストーリーの本筋を客観的に見る工夫が必要かなとも感じました。要はここでもプロットが必要になってくる訳ですね。後、自分はミステリー的要素をふんだんに盛り込みたいとも考えていてそのせいか話がゴタついてしまい、こねくり回した結果読み手につまらない印象を与えてしまっているのかと気付きました。
伏線を張る事は悪い事ではないと思っていますが回収が大変になるのも事実でリスクが増えるんですね。
>昔話のパート
自分としては自身が無かった部分なので割と良い印象を持たれたのはびっくりしました。ただ、X線に関しては御尤もな意見だと。
>オチに入る前の推理がめちゃくちゃ
全くもってその通りです。まだ自分の文章の拙さがそのまま露呈した感じです。
>オチ自体は好き
ありがとうございます。
読むのが大変な中、貴重なアドバイス感謝です。
ただ万人が納得出来る作品とは具体的にどういうものか教えて頂ければ嬉しいです。
兎にも角にもありがとうございます。
憑きモノの批評の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
>また、やはり女キャラやお色気シーンも今回の作品に限らず必要になってくるのでしょうか?
読者の興味を引くための手法の1つであって、必須ではないと思っています。私もお色気とか苦手です。ちなみにテンプレキャラを動かすのも苦手です。ただ、キャラを読者に理解しやすくするために有効なテクニックだと思います。
今作の場合だと、5人もいっぺんに出てくるので、キャラを立てないと誰が誰なのか把握しづらくなっています。
5人の中に女の子が1人だけ混じっていれば、それだけでキャラがたちますよね。お色気とは関係なく。
>万人が納得できる作品
それが簡単にわかれば私もベストセラー作家になれるのですが……。
今作で納得がいかない部分は、謎解き部分のわけですが、なんで「過去を変えてしまったのかも」という話になるのか、まず理解できないのが決定的です。そこに説得力(過去の改変に繋がる前振り)があればまだ納得できたと思います。
憑きモノの批評の返信の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
ガミジさんご丁寧に返信下さりありがとうございます。
確かに5人の野郎どもの話となるとキャラ立ては必要ですね。自分が読んでもマイケル位しか思い浮かばないのも事実ですし……(笑)
まあ、真面目な話5人の中に女の子が1人いればキャラクターに魅力を感じますね。もしくは『バカとテストと召〇獣』に出てくる超絶美少女(少年?)の木下〇吉みたいなぶっ飛んだ設定にも自分を含め読者は得られるかもですが。
話が脱線してしまいました、すいません。
万人が納得出来る作品について。
全くもって仰られる通りです。それが分かれば誰も苦労しませんよね。これは愚問と同時に全ての作家さんの永久の問いかもしれません。自分で申し上げておいて言うのも何ですが……。
謎解き部分に関しては正直自分の頭の中で整合性が付いていてこれでいいや! と、思ったのをそのまま起用してしまったと言う事ですね。全く読者の事を考えてなかったのでしょう当時の自分は。
つまりはなぜ「過去を変えてしまったのかも」と言う話になるのか? 読者に理解させると言うより自分の頭の中で色々と理屈をこねてしまい、自分だけが納得してしまった。結果的に独りよがりの作品が意味不明な部分を残して説得力の無い作品として仕上がった。
ガミジさんが指摘した「過去の改変に繋がる前振り」が不足しているのだと痛感させられました。
8年前の作品とは言え自分でもなぜ「過去を変えてしまったのかも」と言う話になるのか理由が分からないからです。
今回、初めてノベル道場に批評依頼をしたのですが、貴重な意見が聞けて良かったです。
ありがとうございました。
憑きモノの批評 (No: 6)
投稿日時:
拝読しました!
面白いお話だと思ったのですが、少しだけ気になる点があったので、そちらから述べさせて頂きます。
①登場人物が覚えられない
主要人物5人のキャラ紹介文が挟まれますが、この設定を覚えきるのは、個人的に難しかったです。また、読まれずにスルーされる読者が少なからずいるように思えます。この紹介文はばっさりカットして、お話の中で登場人物を覚えてもらえるように変えていくと、よりよくなるのではと思います。
では登場人物を印象付けるには如何致しましょうということですが……どうしましょうね。
5人から3人にまで減らせますか?人数が減るだけで後述の「この台詞は誰だろう問題」も一気に解決します。文章もすっきりまとまると思いますので、今いる5人各々の役割を3人分へと圧縮する方法が個人的には一番宜しいかと思います。
それが難しいならば、主人公+一人をメインに置いて、他を賑やかしのサブに置くのはどうでしょうか。物語のプロットを弄って、二人一組のペアで行動させるのも良いかもしれません。
後はその人物を特徴づける一般名詞をあだなに付けるのは如何でしょうか。例えば動物名で統一すると、背の高い子はキリン、寝癖が凄い子はライオン……みたいな。戦隊ものの色分けや、RPGのような役職名も覚えて貰いやすいかもしれません。本名を覚えてもらうのはすっぱり諦めて、「どの子がどんな性格か」をまず読者に掴んで貰うのが目的です。人物名より一般名詞の方がイメージしやすいですからね。
②台詞を誰が話しているのか分からない
正確に言うと、理解するのに労力を要する、でしょうか。口調も分けられているので、しっかり読み込めばどの台詞を誰が話しているのかは掴めます。ですが、"~と○○は言った"と直接的に誰がと銘打った台詞以外は、「この台詞はどの子だろう」とつっかえてしまう箇所が何個かありました。
原因は5人という大人数でお話しているからに尽きると思われます。これが3人以下だとあまり発生しない問題ですね。どうしてもゴチャゴチャしてしまいます。
登場人物を絞るのがベストな解決策だと思いますが、他の策としては、1別行動させる、2お話の区切りごとにスポットを当てる登場人物を変える(若草物語のような)、3主人公+一人をメインに据えて、他の人物をサブキャラに落とす。読者に覚えて欲しい人物の優先順位を上げる方法です。
以上3つが自分が思い付いた案です。
最後に『某J小説新人賞の一次がなぜか通りました』→おめでとうございます!この作品がプロに評価されたということですね。誰にでもできることではないです。色々書きましたが、引き込まれる部分も確かに存在したので(後述の良かった点に挙げます)少し手直しすれば大幅に良くなると思います!
長所。良かった点
逸話に惹かれました。
「これからどうなるのだろう」と続きが気になりました。結構な分量があるのですが、飽きることなく読めたんですよね。文章とお話の構成がとてもお上手です。
良かった要素
ストーリー 設定 オリジナリティ
憑きモノの批評の返信 (No: 7)
投稿日時:
いーぴんさんご拝読ありがとうございます。
積極的な意見が散見されとてもありがたく思っています。
>①登場人物が覚えられない
やはりですか……。ショックと言うほどでは無いにしろ主要登場人物(男×5)の自己紹介シーンを読み飛ばされるのは辛い! まあ、元々プロットも何も土台無しで書いた作品なのでカットするのに躊躇も糞もない――と言えば嘘になるかもしれませんが物語の中で登場人物をハッキリと区分けするのは良い技法ですね。参考になります。
5人から3人に減らすと言うのが一番の解決策だろうという話ですが、現状では難しくまた個性的なメンツの長所(と私が勝手に思っている)、せっかくのキャラの性格が活かされないのは少し勇気のいる作業だなと感じます。
そこで色々な案を練ってくれてとても助かりますが一番目を惹いたのは、人物を特徴付ける一般名詞をあだ名に付ける事だと分かりました。例の背の高い子はキリン、寝癖が凄い子はライオン……etc.
これだけで「どの子がどんな性格か」を読者に掴んで貰うのが狙い、あるいは目的になると理解しました。
とても良いアイディアですね! 人物名より一般名詞の方がイメージしやすい――納得の一言。
>②台詞を誰が話しているのか分からない。
気になった所は「理解するのに労力を要する」点。5人の男達の数もそうですがつっかえてしまうと誰でも読むのが嫌になりますよね。上記に示した通りとりあえず登場人物を絞るのは置いといて、1別行動させる、2話の区切りごとにスポットを当てる登場人物を変える、3主人公+1人をメインに据えて他の人物をサブキャラに落とす。読者に覚えて欲しい人物の優先順位を上げる――等々これでもかと案が思い浮かぶのはとてもありがたいです。勉強になります。今後、別作品を書く時に意識して書こうかなとも思いました。
>最後に……
お褒めの言葉ありがとうございます。まあ、何だかんだで一次選考ですから下読みの人達に受けたあるいは運が良かった(ぶっちゃけ後者)のかもしれません。
ただ、少し手直しすれば大幅に良くなると思われただけでも救いです。
いーぴんさんはプロ作家を目指していますか? そうではないにしろお互いこういった形で出会えたのも何かの縁だと思って頑張りましょう!
色々な意見を下さりありがとうございました! ご意見大切に仕舞っておきます。きっとどこかで役立つと思うので。
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