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タイトル:憑きモノの批評 投稿者: いーぴん

拝読しました!
面白いお話だと思ったのですが、少しだけ気になる点があったので、そちらから述べさせて頂きます。

①登場人物が覚えられない
主要人物5人のキャラ紹介文が挟まれますが、この設定を覚えきるのは、個人的に難しかったです。また、読まれずにスルーされる読者が少なからずいるように思えます。この紹介文はばっさりカットして、お話の中で登場人物を覚えてもらえるように変えていくと、よりよくなるのではと思います。

では登場人物を印象付けるには如何致しましょうということですが……どうしましょうね。
5人から3人にまで減らせますか?人数が減るだけで後述の「この台詞は誰だろう問題」も一気に解決します。文章もすっきりまとまると思いますので、今いる5人各々の役割を3人分へと圧縮する方法が個人的には一番宜しいかと思います。

それが難しいならば、主人公+一人をメインに置いて、他を賑やかしのサブに置くのはどうでしょうか。物語のプロットを弄って、二人一組のペアで行動させるのも良いかもしれません。

後はその人物を特徴づける一般名詞をあだなに付けるのは如何でしょうか。例えば動物名で統一すると、背の高い子はキリン、寝癖が凄い子はライオン……みたいな。戦隊ものの色分けや、RPGのような役職名も覚えて貰いやすいかもしれません。本名を覚えてもらうのはすっぱり諦めて、「どの子がどんな性格か」をまず読者に掴んで貰うのが目的です。人物名より一般名詞の方がイメージしやすいですからね。

②台詞を誰が話しているのか分からない
正確に言うと、理解するのに労力を要する、でしょうか。口調も分けられているので、しっかり読み込めばどの台詞を誰が話しているのかは掴めます。ですが、"~と○○は言った"と直接的に誰がと銘打った台詞以外は、「この台詞はどの子だろう」とつっかえてしまう箇所が何個かありました。

原因は5人という大人数でお話しているからに尽きると思われます。これが3人以下だとあまり発生しない問題ですね。どうしてもゴチャゴチャしてしまいます。

登場人物を絞るのがベストな解決策だと思いますが、他の策としては、1別行動させる、2お話の区切りごとにスポットを当てる登場人物を変える(若草物語のような)、3主人公+一人をメインに据えて、他の人物をサブキャラに落とす。読者に覚えて欲しい人物の優先順位を上げる方法です。
以上3つが自分が思い付いた案です。

最後に『某J小説新人賞の一次がなぜか通りました』→おめでとうございます!この作品がプロに評価されたということですね。誰にでもできることではないです。色々書きましたが、引き込まれる部分も確かに存在したので(後述の良かった点に挙げます)少し手直しすれば大幅に良くなると思います!

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