ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さない

セリフの言い回し?や背景の描写が少なすぎるかもしれないと不安があります。あと、あらすじがつまらないという不安もあります。
高校生になったばかりの身ですので、敬語や文章などおかしいところが多々あるかもしれません。率直なご感想お待ちしております。

上記の回答(ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さないの批評)

投稿者 ふ じ た に : 0 投稿日時:

初めまして。すみません、途中(曇っている窓硝子)までしか読んでおりませんが、感想を書かせていただきます。

王子に婚約破棄されるところ「ガラス越しの甘い空気」までは、すごく上手く書かれていると思いました。
王子ひどいね!って主人公に感情移入しておりました。
文章も読みやすかったです。
高校生でこれだけ上手く読みやすい文章を書かれるなら、すごくセンスがある方だなぁと思いました。
正直、すごいなって思いました。

ただ、次の話から、主に文章ではなく内容面で「あれ?」って思うことが多かったです。

「失恋令嬢は問う」で、主人公が好きでもない護衛騎士についていくことにしますが、ちょっとついていけなかったんですよね。どうしてかな?って思ったときに、婚約破棄だけでは家出するほどではないのでは?って思ったんです。
それで再度読み直したところ、「明日には屋敷から出ていけと冷淡に告げられた」と一文で説明があっただけなので、主人公の絶望があまり上手く伝わらなかったからだと思いました。

よく知らない男についていく前提としては、主人公が家を出るほど自暴自棄になる様子が上手く伝わっていることが大事だと思いますが、婚約破棄くらいでは家出はしないと思うので、この「明日には屋敷から出ていけと冷淡に告げられた」部分で、主人公が家で居場所を失うほど追い詰められる様子や絶望を丁寧に描いたほうが今よりも主人公の状況が上手く伝わったと思うのでは?と個人的に感じました。

なので、好きでもない護衛騎士と家出して駆け落ちする流れなら、婚約破棄は冒頭では説明的でも構わないので、家族との不仲や不遇を丁寧に描かれたほうが良かったと思いました。

次に気になったのは、主に設定や世界観についてです。

>アルバートは少し前からー恐らくカイラと出会ってからー多大な功績を挙げてきた。雰囲気も柔らかくなり、剣術もさらに腕を上げているという。

この部分でも違和感がありました。
カイラは平民で、主人公は貴族の令嬢です。王子の身分を理由に周囲から大事にされながら、平民のカイラの不作法に目をつぶり主人公を非難するような、身分制度を軽んじる男が周囲から評価されるなんておかしいかな?って思いました。

また、「ー多大な功績を挙げてきた」みたいに、カイラと親しくなった結果、本当に王子が周囲から評価されているなら、主人公は下げマンみたいな印象が生まれてしまうので、それは避けたほうがいいのでは?って思いました。
前よりも積極的に彼は頑張っている(でも、実績は分からないけど)くらいのほうが、良かった気がしました。
それなら、「私では彼を奮い立たせることができなかった」と落ち込む気持ちに共感できますし、「実は主人公は下げマン?」って印象はなかった気がします。

>護衛騎士は騎士団長も務めていた。彼のことを名前で呼ばないのは、名前が分からないからだ。名前だけでなく出身国や経歴も明らかではない。それなのに彼が重要な職に就いているのは桁違いの強さ故だ。

これも違和感がありました。
主人公が「平民のカイラと貴族の自分」と身分制度を訴えているのに、名前も分からない人が大事な要職を強いだけの不審者が務めているんですよね。

もしかして、主人公がいまいち気づいていないだけで、貴族などの身分制度が崩壊寸前、またはきちんと成立していない国なんでしょうか。
騎士団長を務めているのに爵位もないんですか。
身元も名前も分からない人が騎士団のTOPに堂々といるのは、身分制度が前提の作品として読んでいたので違和感がありました。

彼のおかげで国が救われたみたいな「誰しもが納得するような功績」があったら、元は貴族ではなくても爵位を与えられて問題なかった気がします。
彼の元の名前は分からなくても、「○○卿」と、爵位の名で呼べば問題ないと思いました。

また、彼の呼び方がずっと「護衛騎士」なのも、感情移入しづらい原因になってました。

あと、「令嬢時代は公爵邸の皆から恨まれていたため、掃除はセリーナの仕事だった。」とありましたが、

>完璧な令嬢と謳われているセリーナ
最初の一話目でこう書かれているので、きちんと淑女や令嬢教育は受けている印象です。

でも、掃除は自分でしているって、違和感がありました。
令嬢が掃除をさせられているくらいなら、使用人みたいに扱われて、家族から放置されているくらいのほうが違和感がなかった気がしました。
もちろん、令嬢教育なんて受けさせてもらえないでしょう。娘に掃除を使用人のようにさせているくらいですから。
でも、王子の婚約者になっているんですよね。
主人公がどういう環境で育っているのか、印象が後で変わってしまって、整合性が取れていない気がしました。

令嬢として父親が教育を受けさせているなら、使用人の真似事は令嬢としてふさわしくないので、叱責の対象だと思うんですよね。
でも、どうして主人公は完璧な令嬢で王子の婚約者なのに使用人のように掃除を日常的にしているんでしょうか。
主人公のドレスの管理や着付け、メイク、髪のセットは誰がしているんですか?
屋敷で使用人からも嫌われて孤立しているなら、主人公は誰から日常的な仕事を習ったんでしょうか。
誰も主人公に同情しなかったんでしょうか。
幼い頃から使用人に見下されているのに、「私は公爵令嬢よ」とカイラ相手に堂々とプライドを保てるものなんでしょうか。

令嬢として育てられているけど、兄が可愛がられている一方で、主人公は父親からは全然愛されていない。使用人からは同情されているけど、父親の不興を買うのが怖くて、表立って彼女を庇えないくらいが、バランス的に良かった気がしました。

あと、護衛騎士も主人公に使用人を付けるなどして、令嬢に家事をさせないほうが良かったです。貴族の令嬢を連れ出して、「洗濯と屋敷の掃除をよろしく」とあるので、この世界観が現代の日本なら納得ですけど、なろうのよくある西洋風ファンタジーな身分制度のある世界観とは考え方が合わない気がしました。

作者様が考える世界観と、読者が想定する「なろうでの西洋ファンタジーの世界観」が同じでない場合、きちんと説明が必要なので、現在ではそれらが不足しているような気がしました。

あと、私の指摘(「明日には屋敷から出ていけと冷淡に告げられた」)をもしも反映させた場合、婚約破棄の場面を削らないと護衛騎士の出番がもっと遅れてしまうと思います。なので、冒頭で彼を護衛騎士として出すなり、何かしらの構成的な配慮は必要かな?って思いました。

色々と書きましたが、あくまで個人の意見ですので、合わなければ流してくださいね。
婚約破棄の描写はとても上手かったですし、流行を取り入れたところも良かったです。ミステリアスな護衛騎士との関係性も、これからどうなるのか楽しみですよね。
設定と世界観で違和感がなければ、もっと読みやすくなると思いました。
これからも頑張って書き続けてくださいね。

長所。良かった点

婚約破棄の描写、文章、流行の要素を取り入れているところ。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

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元記事:ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さない

セリフの言い回し?や背景の描写が少なすぎるかもしれないと不安があります。あと、あらすじがつまらないという不安もあります。
高校生になったばかりの身ですので、敬語や文章などおかしいところが多々あるかもしれません。率直なご感想お待ちしております。

上記の回答(ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さないの批評)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

タイトルがキャッチ―なのですが「うん?」「うーん‥‥」って部分が多いっす。

これ、無理にナーロッパにせず、現代設定とかの方がいいと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
正直、王子様のために下手なりに頑張った手作りクッキーを焼いて持ってきたのに、食わずに捨てられた云々は「いや、そんなもん持ってくんなよ」と思ってしまいました。

刺繍のハンカチとか別の得意分野で勝負しないのかよ?とか、
忙しい皇子のため、軽食をシェフに用意させてデリバリーとか、やり方は色々あるだろうに、なぜ「下手なりの努力」を選び、相手の喜びを勝ち取れると思っとんや?

①私はこれほど頑張った
②頑張った努力に見合う愛を返すべきでしょ
③見合う愛を変えしてくれない貴様は非道

みたいな、超主観的な被害者論法を感じてしまい「なんだかなー(´Д`)」ってなります。

ナーロッパだと貴族は毒殺なんかもあるので、確認のとれない食品を不用意に食べない印象もあります。

 非道で薄情な男(身分が高い)なのはいいんですが、ヒロインがなんか面倒なメンヘラ臭がする自意識過剰な被害者ぶりっこっぽく、勝手に好き放題して勝手に傷ついてメソメソする、扱いにくい彼女に王子側がウンザリしているようにも見えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実はヒロインはそういう地雷女だったとかを目指すのでは無いなら、もっと第三者的に見て「いや、それは非道やろ!!」と思わせる悪行を王子にさせないと。

あと「いや、あんたは怒ってええんやで!?」と思わせる献身とかをヒロインにさせないと。
後から不憫要素が追加してきますが、可哀想というより「うん?」みたいな違和感が多いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 それを入れてもヒロインの行動が全体的に、
①掃除します!!(だから掃除用具を探すために家探しするね!)
②かわりに食材とかの買い物します!!(だから金を持たせて外出させろ)
いっぱいドレスを選んじゃった!(物欲すごいね)
みたいな、妙に強欲で我儘なように読者サイドから見えてしまいます。

健気っぽいムーヴですが、作者さんが友人の家で同様の事をしようとすると、現代人でも「いや、そんな失礼な事できないよ!!?家探しじゃん!!」ってなります。

 あとは王子のフィアンセにするような高位の貴族娘に「召使ムーヴ」は、させません。
そんなことしたら手がガサガサの荒れ荒れになるし、日焼けとかもしちゃう。
そんな労働者の手になったら【高位の貴族娘】の金銭的な価値が下がる。

父兄はヒロインを、日焼けしないように窓のない部屋とか北側の部屋に、身につけもしない家宝のアクセサリーみたいに壊れないよう、盗まれない場所に、【自我の無い道具】のように保管しておくはず。

ヒロインの家の家柄がもっと低くて、王子とかも、ちょっと土地持ちな辺境貴族の3男くらいにしたら、ヒロインも田舎の妥協で召使い働きしていても気にならないし、カイラという庶民との交際も、地元住人的には、そんな気になりません。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
自分が思う可哀想を思い付きで乗せているって感じかな?って感じ。
【新聞紙で窓掃除】や【コンクリートのドレス屋】など、現代的なものがチラホラあるのでドレスや夜会?が違和感。

キャラ設定を何かカードに書き出して、その設定をミスらないように気を付けても良いかも?
ーーーーーーーーーーーーーー
「ザマァ系」にしたいのか「女の自我の発露」にしたいのか「ヤンデレの溺愛」にしたいのか?見せたい部分が不明瞭で作品全体がさだまらず、フラフラしちゃっている印象。
これを見せたい!をまず一つに絞って欲しい。

長所。良かった点

セリーヌとカイラの決別?が潔く、すっきりしていて小気味よかった。男達がやたらドロドロしているので、コントラスト感。

良かった要素

ストーリー

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

 ドラコンです。「創作相談掲示板」「プロット掲示板」でアドバイスをくださった皆さん、ありがとうございます。何とか完成させました。掲示板のほうへ、構想を出していたころが、いちばん楽しかったですね。実際の執筆では、ハイになる特に書きたい場面はともかく、その他の場面は「事務作業」でした。出そうか、出すまいか、迷ったのですが、せっかく完成させられたので、出してみます。

 とはいっても、何度も「創作相談掲示板」「プロット掲示板」「プロローブ掲示板」「旧掲示板」「鍛錬投稿室」に投稿したものの焼き直しですが。それこそ、初出から最大10年前後経っています。覚えておいでの方はいますか?

 書いていて感じたことは、以下の通りです(順不同)。

 1、「中華・時代劇風ファンタジー世界」が上手く表現できているか? 洋服を着ている印象を持たれたくないので、今作ではあえて服装説明を細かくしてみた。その印象は?
 2、香々の故郷が、「シルクロードの町」と感じられるか?
 3、地の文のうち、「発言者を示す」「視点人物の心情」「背景事情」「キャラの仕草や表情」の書き方がよく分からない。発言者を示す部分は、「〇〇がこう言った」の単調になりやすい。
 4、全体的にご都合主義ではないか?
 5、香々が、消えたり現れたり、閉じ込められていても、出たり入ったりするが便利過ぎないか(ご都合主義)?
 6、裁判場面が2回あるなど、同じ内容を繰り返し書いた感じがするが、その印象は?
 7、作中劇『梨妙音伝』は、初出時には簡単に地の文で説明し、後に銀鈴が細かく説明している。このやり方はどう思われるか?
 8、こちらの管理人・うっぴーさんがツイートされている創作論( https://twitter.com/ranokenn )とは、正反対のことばかりやっているのでは? 主人公・銀鈴が、「受け身」「操り人形」では? また、設定ばかり書き連ねているのでは?
 9、特に書きたい場面はハイになった。だが、それ以外の場面や推敲は、「単なる事務作業」の感じがした。
 10、タイトルの印象は? 作品全体のタイトルも、章題も、「出オチ(ネタバレ)」になっているのか? それともこれで良かったのか?
 11、台詞を書いていて、銀鈴、茘娘、棗児、香々が「何でこんなことを知っているのか?」と感じた。
 12、Wordの音声読み上げ機能を使って推敲すると、場面によっては、「録音した自分の声を聞く感じ」の恥ずかしさがある。また、量が多いので読み上げにも時間が掛かる。
 13、どうしても、台詞が「説明臭く」感じる。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評)

投稿者 大野知人 : 2 投稿日時:

 いつもお世話になっております。大野です。遅ればせながら読ませていただきました。
 ご存じかも知れませんが、俺は基本『叩いてるの?』ってレベルで批評をするタチなのですが、ドラコンさんはどうも歴が長いようなので、その前提でかなり踏み込んだ内容で批評させていただきました。不快・合わないように感じられたら無視してください。
 少し急ぎ足で読ませていただいたので、他の方の批評・返信は読んでいません。悪しからず。

 先に、ここまで読むのが遅れた理由を書きます。それは、読むのを意図的に避けていたからであり、その理由はただ一つ。
 『漢字が多く、読みづらい』です。

 俺が年なのかもしれませんが、漢字が多すぎると、目がチカチカしてきて読みづらいんですね。
 恐らく、『中国ファンタジーらしい雰囲気』を出そうとなさったんだと思うのですが、ハッキリと読みづらく感じました。
 出来れば、キャラの名前をカタカナ表記にするとか、一般名詞をカナ表記可能な別の語に変えるとか、動詞・形容詞中心に意図的にひらがなに変更するなどしていただけると、もう少し読みやすいとおもいます。ました。

 気になった点、いくつか読みながら羅列させていただきます。
1。冒頭の銀鈴・棗児・茘娘の紹介シーンなんですが、年齢順に並べているのは判るのですが、銀鈴が主人公であることをアピールするためにも、銀鈴を先に紹介して、他の二人を少し後の文で紹介した方が良いのでは?

2。『一品―九品まである、高等官の官等のうち、六品―九品の朝服の色』とありますが、九品官人法はあまり一般的ではない、と言うか俺も調べるまで知らなかったので、もうちょっと説明が欲しいです。説明することでテンポ感が損なわれるのなら、何か別の表現は出来ないのでしょうか。

3。物価の説明、要ります? あらすじを読む限り、作中大半は獄中で進むようなので、端から『一万両』という語句を出さず、例えば『一等地の料亭を一週間も貸し切れるくらい』とか表現できないでしょうか?

4。『天性の無邪気の気』に『馬から落馬する』ような覚えがしました。

5。履歴書に皇帝自らが目を通すという所で、『国が小さいのか大きいのか良く判らんな』と思いました。先代の後宮の人間、とか『気に長けた官僚の誰某達』とかではダメなのでしょうか。

6。忠元を『師兄』と呼ぶのになんか違和感。仁喩って、徳川将軍や最盛期の曹操のような『実質的な権力の皇帝』ではなく、天皇のような『権力かつ象徴としての皇帝』ですよね? 同門とはいえ、配下を師兄呼びすると主に他の配下に角が立つし、そもそも基本的に皇帝であれば、師の元へ行って学ぶのではなく、個人専用の家庭教師が付く物なのでは?

7。忠言と皇帝が賭博の現場に踏み入るシーン。皇帝がそんなフリーに歩き回って良いものなのか?

8。地の文における行動の描写の大半が『台詞+誰誰がこう言った』とか、『○○は△△した』みたいに過去形で描写されています。裁判のシーンなどの、感情の動きの少ない単調なシーンなどでは、似た様な文尾・文型の文章ばかり続くので、読みにくくかつ頭に入ってきにくいです。
 現在形や倒置法などを使い、もう少し地の文にバリエーションを出してほしいです。

9。獄中での銀鈴たちの会話にちょっと違和感。銀鈴は皇后で、銀鈴が芝居をやった時の悪妃役は皇太后だったんですよね? 作中で銀鈴は『皇太后さま』と呼んでいますが、そもそも皇后の方が皇太后より立場が上では?
 
10。蠱毒を行う事が大逆罪であり、それが死罪になりかねないというのは一応言及があるのですが、三人の雰囲気が緩すぎて緊迫感が無いです。
 銀鈴はまあ良いんですが、他の二人も『銀鈴アンタ落ち着きすぎじゃない?』くらいの事を言う物の、アクティブな方向性での切羽詰まった表現が無いように感じました。(食欲が無い、などの反応はありましたが、受動的過ぎて描写として弱く感じます)

11。以前どこかのスレで申し上げた事があると思うのですが、『文章と言うのは音である』と俺は思っています。つまり、『音で認識できない語句』は人間にとって読みにくいという話です。
 作中、キャラの名前や各種用語が中国史をベースとした名前で主に構成されているんですが、常用漢字でない物・日本語的でない読み方の漢字なども多く、それらがノイズとなって読みにくくなっています。

12。銀鈴が農家出身とのことですが、皇帝の一存で皇后を決めれるほど国内の貴族派閥が弱いのですか? 普通だったら、まず予備審査の段階で身分低い奴は弾かれるんじゃねぇかな&予備審査クラスまで皇帝が履歴書見てるんだったら、何千枚単位だろうし、オーバーワークじゃない?

13。茶番裁判のシーン、読みました。蠱毒の嫌疑、要らなくない? 普通に単純賭博と後宮騒乱じゃダメだったんですか?

14。五分兄弟/姉妹って、ヤーさんの用語であって中国関係ないような。あと、三国志の劉備・関羽・張飛などが分かりやすいですが、義兄弟だろうが何だろうが身分の上下はキッチリと守るのが普通です。劉備三兄弟の場合、関羽・張飛は劉備を主君として立てている訳で。

15。銀鈴が香妃にいきさつを説明するシーン。読者は既に知って居る内容なので、こんな長々と語らなくていいと思います。ネット小説だったらブラバされかねないとすら考えます。『かくかくしかじかで~』と言うのは流石にアレにしても、地の文で『銀鈴は、やや大仰な手ぶりを交えながらこれまでの経緯を説明する』くらいに書いて、それに対する香妃の反応を書いて、で良いんじゃないですかね?

16。後宮が劇団であることに意味を感じませんでした。銀鈴がかつて参加した劇中劇が話題になる事がある物の、銀鈴たち三人が同門であることもあり、そもそも『彼女ら三人が同じ劇団出身であった』と言う設定だったとしても、ほぼ物語の進行に問題が無いように感じます。
 もうちょっと言えば、『銀鈴は妄想癖がある、演劇好きの女の子』と言う設定でも行ける気がします。

 総評は長くなるので『長所』の所にまとめます。
 質問への回答。
1、設定説明・情景描写が多すぎます。『世界観がノイズになって、作品の内容が頭に入ってこない』レベルです。
2、ごめんなさい。香妃の故郷がシルクロードであることは判りましたが、1で述べた通り、煩雑な設定説明が多く、『ふーん』と読み流したのでほぼ印象に残りませんでした。
3,地の文が単調すぎます。読みにくいのレベルじゃないです。
4、全体的にご都合主義に感じます。と言うか、作劇的なカタルシスも、盛り上がりも、感情移入する要素もイマイチわからず、ご都合かどうか以前に『何が起こってるのか良く判らない』まま終わった印象です。
5、香妃の設定に関しては別にご都合に感じません。
6、裁判場面二回、以外にも要らないと思うシーン・描写が結構ありました。印象としては『何を見せられてるんだろう』です。銀鈴の感情的変化が無いし、香妃と出会うまで銀鈴が『物語に影響を出すような』事を考えたり、アクションを起こさないので、全体的に平板で退屈でした。シーンの繰り返し以前の問題を感じます。
7、作中劇、居る? 作中劇削って、銀鈴の感情や幽霊におびえる茘娘・棗児、恨みをこじらせてちょっと暴走する香妃などをもっと書いた方が良いと思う。
8、主人公が受け身で、設定説明の嵐でした。と言うか、若干物語としての崩壊すら感じます。
9、単なる事務作業で書かれたな、と言う感じがありました。っていうか、ほぼ全部の地の文が『誰が、何をした』なのはヤバいと思います。ました。
10、タイトルについては、『漢字が続いてて読みにくいなあ』と。内容を読んでも良く判らなかったので、言及のしようが無い。
11、ほぼ全員について、『脈絡のない行動』に見えるものがそこそこの数あったので、この四人に限った話じゃないと思う。
12、そんなことを言われても。
13、と言うか、ほぼ説明に感じました。

長所。良かった点

 長所コーナーですが、総評を書きます。

 正直に申し上げれば、『一般向けとしてはともかく、ラノベとしては世界観がうるさすぎて内容が頭に入ってこない。地の文が平坦すぎて、なお一層内容が頭に入ってこない』でした。

 ライトノベルと言うのは、その名の通り『ライト』である、言い換えれば『読みやすい』事に意味があると感じます。
 一般文芸であれば、多少難解な時代作品であっても『当時の雰囲気を表すため』と許されることもありますが、ライトノベルにあっては、そういう風潮が薄いように感じます。

 設定面に関して言及すると、辛辣な言い方になりますが『上っ面と単語だけ借りて来たような』感じがしました。
 後に言及する地の文とも関係のある事なのですが、地の文に占める設定説明の割合が著しく多いです。しかも、本編の内容とあんまり関係ありません。
 『やたら難しい名前の建物が出てきて、その作りや、そこで行われるイベントが説明された後、それが裁判所であると付け足される』みたいな文章や『女官や士官の衣服を描写して、その色がどういう官職の人物なのかを書いた後、その官職がどういう仕事をする人なのかを書く』みたいな文章。それらが、尺の結構な割合を占めています。
 
 その割に、皇帝はフリーダムに動き回った挙句やたらフランク・配下を『師兄』と呼ぶなど威厳に欠け、『後宮志願者の履歴書を皇帝が直々に見る』などの地味に手間がかかりかつ問題点のありそうな政治システムが放置されており、しかも皇帝の一存とはいえ『農家の娘が皇后になれる』程に国内の貴族派閥が弱かったりする。
 後まあ、裁判のシーンで皇太后居るのに皇太子でてこないのなんで? とか、。皇帝の居る裁判の場に傍聴人がいるのは、警備の都合上マズくない? とか。

 他にも色々ありますが、言葉や単語に設定が集中している割に、政治周りや皇帝の行動などにご都合感を感じます。

 あと、物語の根幹に突っ込むようですが、中国における幽霊は日本におけるそれより相当恐れられており、所謂『悪霊』に寄った存在と認識されがちです。
 まあ、時代にもよりますけどね。
 一般に、『天寿を全うした先祖を、正しく祀った場合』などは『子孫を守護してくれる存在』と言う扱いになりますが、そうでない物、特に牢獄なんかに出る霊に関しては『キャー、怖い』で済むレベルじゃない扱いを受けます。と言うか、『キャー、怖い』が出来たとしたら相当肝が据わってます。

 少なくとも、作中のように『被害は出てないみたいだし、大丈夫じゃない?』みたいな大らかな対応ができる存在ではないです。文化圏のリアリティを追求するなら。

 後もうちょっと言えば、『300年も一人でいた』のに怨念その他拗らせて悪霊化しなかった香々ってのにオカルトマニアとしては違和感を感じました。

 地の文について。
 読んで一番違和感を感じたのがこれでした。何せ、ほぼ全ての文章が
①設定の説明か情景描写。或いはキャラの外見描写。
②『誰が何をした(頑なに、全て過去形)』
 のどちらかです。
 まず、設定説明が多いのが問題です。キャラに関係のある物でも、キャラクター以上にその役職や衣類を掘り下げていたのでは、意味がありません。結構な量を削った方が良いと思います。
 それから、徹底した過去形。何か意図があってやった事ですか? 個人的に感じる所として、同じ文尾・文型が続くせいで読み間違えやすい上、常に過去形で書かれるせいで躍動感も勢いもなく、話への没入感が著しく削がれます。
 
 それから、書かれていないことについて。
 まず、全体的に感情が薄味です。とっても。銀鈴の言葉を借りるなら、『重湯同然のお粥』くらいに。
 ウィットにとんだ会話や、丁々発止のやり取りはあるのですが、香妃の恨みや銀鈴の感情などが最低限しか見えず、『そういや、「怒ってる」って書いてあったっけなぁ』くらいにしか感情移入できません。
 情景・設定説明を省いて、もうちょっと彫り込んだ感情描写を入れられませんか?
 終盤まで、ほぼ全く感情移入できず、ただ情景描写と設定説明を読み続けた感じでした。

 あと、秋水がアッサリ幽霊を香妃だと信じるシーンなんかが顕著なんですが、展開がひとつひとつ淡白、っていうか雑に感じます。もう少し、『疑う』とか『驚く』などの『溜め』を意識して欲しいです。

 一番重要なのは、この作品の『カタルシス』がどこにあるのかわからない事。
 銀鈴が何かをする訳でも無く、成長するわけでもなく、ただただ皇帝の策に巻き込まれ、香妃と出会い、皇帝にネタバレされ、温泉旅行に連れていかれる。

 どこか、盛り上がる要素がありますか?
 どこか、銀鈴が能動的に何かをやって事件を解決したり、物語を動かしましたか?
 
 きっぱり申し上げれば、『物語の展開』と言う意味に於いて、銀鈴は『コオロギ賭博をやった』以上の事をしていないように見えるし、そもそも銀鈴が主人公である必要性を全く感じませんでした。

 以上。
 俺としても誠に遺憾なのですが、長所に対する記述はありません。
 物語としての没入性、盛り上がりが無く。
 感情移入する要素があまり感じられず。
 中国ファンタジーとしての設定説明に終始した結果、キャラに対してあまり愛着がわきませんでした。

良かった要素

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評

 質問追記です。

 読むせんさん、ふじたにかなめさんのご意見を拝していて、こう感じました。

「●銀鈴、賭けコオロギ相撲に興じるのこと」の項はなくして、いきなり「●銀鈴、姉弟子の取り調べを受けるのこと」にして、コオロギ賭博は地の文で軽く触れる程度、にしたほうが良かったのでしょうか?

 そうなると、皇帝・仁瑜と、仁瑜の側近で判事の忠元の出番がかなり遅くなってしまいますが。

「●銀鈴、賭けコオロギ相撲に興じるのこと」で、銀鈴をコオロギ賭博に勝たせたのも、侍女二人に銀鈴を称賛させたのも、うっぴーさんの創作論( https://twitter.com/ranokenn/status/1557692892231176192 )「なろうも毎話、必ず主人公を褒めるべきだと言われています」「「主人公=読者」なので確実に喜んでもらえます」にならいました。ですが、少なくとも冒頭では、うまくいかなかったみたいですね。他の場面はどうか分かりませんが。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

 お世話になっております。大野です。
 すみません、先ほど批評を投稿したのですが、こちらの勘違いで『たのもー(ボコボコにしてください)』の方向けのかなりキツイ投稿をしてしまい、正直見る人によっては気分を害されると思うので、管理者さんに連絡して削除してし貰う事にします。
 
 迷惑をかけて申し訳ありません。

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

 ドラコンです。「創作相談掲示板」「プロット掲示板」でアドバイスをくださった皆さん、ありがとうございます。何とか完成させました。掲示板のほうへ、構想を出していたころが、いちばん楽しかったですね。実際の執筆では、ハイになる特に書きたい場面はともかく、その他の場面は「事務作業」でした。出そうか、出すまいか、迷ったのですが、せっかく完成させられたので、出してみます。

 とはいっても、何度も「創作相談掲示板」「プロット掲示板」「プロローブ掲示板」「旧掲示板」「鍛錬投稿室」に投稿したものの焼き直しですが。それこそ、初出から最大10年前後経っています。覚えておいでの方はいますか?

 書いていて感じたことは、以下の通りです(順不同)。

 1、「中華・時代劇風ファンタジー世界」が上手く表現できているか? 洋服を着ている印象を持たれたくないので、今作ではあえて服装説明を細かくしてみた。その印象は?
 2、香々の故郷が、「シルクロードの町」と感じられるか?
 3、地の文のうち、「発言者を示す」「視点人物の心情」「背景事情」「キャラの仕草や表情」の書き方がよく分からない。発言者を示す部分は、「〇〇がこう言った」の単調になりやすい。
 4、全体的にご都合主義ではないか?
 5、香々が、消えたり現れたり、閉じ込められていても、出たり入ったりするが便利過ぎないか(ご都合主義)?
 6、裁判場面が2回あるなど、同じ内容を繰り返し書いた感じがするが、その印象は?
 7、作中劇『梨妙音伝』は、初出時には簡単に地の文で説明し、後に銀鈴が細かく説明している。このやり方はどう思われるか?
 8、こちらの管理人・うっぴーさんがツイートされている創作論( https://twitter.com/ranokenn )とは、正反対のことばかりやっているのでは? 主人公・銀鈴が、「受け身」「操り人形」では? また、設定ばかり書き連ねているのでは?
 9、特に書きたい場面はハイになった。だが、それ以外の場面や推敲は、「単なる事務作業」の感じがした。
 10、タイトルの印象は? 作品全体のタイトルも、章題も、「出オチ(ネタバレ)」になっているのか? それともこれで良かったのか?
 11、台詞を書いていて、銀鈴、茘娘、棗児、香々が「何でこんなことを知っているのか?」と感じた。
 12、Wordの音声読み上げ機能を使って推敲すると、場面によっては、「録音した自分の声を聞く感じ」の恥ずかしさがある。また、量が多いので読み上げにも時間が掛かる。
 13、どうしても、台詞が「説明臭く」感じる。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評)

スレ主 ドラコン : 0 投稿日時:

No:22 の 大野知人さんのご感想は、投稿者の大野さんご自身が、「削除要請」を出されました。これは「返信の取り消し」です。よって、No:22 のご返信は「ないもの」として扱います。ですので、読みませんし、返信の感想も申し上げません。

また、No:22 のご感想の引用も、お避け下さい。引用されたとしても、それには一切反応しません。

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目的:趣味で書く

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

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黄昏と宵闇のヨスガ

投稿者 琥珀 返信数 : 2

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 趣味で書いている小説が区切りのいい所まで書けたので、物語に矛盾や分かりづらい所はないか、教えて頂きたいです。  以前、10万... 続きを読む >>

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振鈴研究所。放課後にて。

投稿者 神崎菊 返信数 : 0

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小説ですが、アニメ、漫画のようなお話となっております。この後、好評でしたら過去編の方も書きたいと思っております。 続きを読む >>

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ピクニック

投稿者 えんがわ 返信数 : 1

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まったりとした流れと、その中で退屈しないように書くことを心がけました。 人と人との微妙な距離感が出ていれば嬉しいです。 続きを読む >>

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元記事:『「《異世界女神はロクでもない》」』

力を入れた部分、いっそつまらないんじゃないかと思えるほどオーソドックスに仕上げたつもりです。オーソドックスなだけに、45点くらいはあるのかなと思うのですが(45点の力で作ったというわけじゃなく、相対的な物差しで考えたらです)

不安な部分、オーソドックスを見たくてやったつもりなのでそれでいいのですが、
あまりに普通過ぎて何も思わない話なのではないか。またオーソドックスのつもりなのに公開しても評価がゼロだったので。もっと根本的に自分の何かがズレているのかなど。

あと、あらすじも割と今持てる力の全てつぎ込む感じで一生懸命書いたので、あらすじが面白そうに見えているか、またもっと面白いあらすじ書けるぞ馬鹿野郎という方おられましたら、面倒でなければお手本を見せて頂きたいです。お願いします。

それとあまり関係ないですが、
タイトルのカッコは、単純に投稿で目立つかなというのと、色々なカッコ混ぜたらどんなレイアウトになるか時間を置いて確認したかったというだけです……。気にされる方おられましたら、先に謝っておきます。

評価の方、お願いいたします。

上記の回答(『「《異世界女神はロクでもない》」』の批評)

投稿者 武石雄由 : 0 投稿日時:

拝読しました。とりあえず主人公のどうしようもなさはよく伝わりました。お話はおっしゃる通り日本昔話現代版みたいな内容でしたので、いっそずっと第三者視点の方が読みやすかった気がします。岡島って主人公の名前、いらないかも。もっと救いのない寓話風を心掛けると、星新一風ショートショートみたいになるかもしれません。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 『「《異世界女神はロクでもない》」』

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元記事:勇者の記憶を封印された超貧乏使用人少年、追放され万能武器アンカーを貰い魔王討伐の冒険の旅に出る 

先日は冒頭5000字を投稿し、今約27000字公開しました。後半少し文が読みにくい部分があり直していきます。お見苦しいです。感想や評価等を宜しければお願い致します。

上記の回答(勇者の記憶を封印された超貧乏使用人少年、追放され万能武器アンカーを貰い魔王討伐の冒険の旅に出る の批評)

投稿者 t : 1 投稿日時:

こんにちは、執筆順調そうでよかったです。
削除前ですが万能武器アンカーを貰うところまで読んでいたのでその感想になります。考えがまとまらないのもあって後日に先延ばしにしていたら、いつの間にか削除されてたりして、すみません書くのが遅くなってしまいました……。

もしこのさきも文字数が多くなるようだったら区切りのいいところで話を終わらせてから、評価シートが貰える新人賞に送ってみるのもいいと思いますよ。
読み切り作品が求められている賞の場合は厳しい結果になってしまうかもしれませんが、いうて私も含めネットで得られるのは素人の感想なので、あれでもプロに見てもらったら真逆のことを言われ褒められるなんてことも珍しくない世界です。
それに評価シートに書かれている項目から小説に求められているものを知って、視野を広げ視点を高くする必要性を学ぶ機会を得るのは良いことです。
ネットは役に立ちそうで役にたたないので、まぁいずれはプロにみてもらって意見をもらった方がいいですよ。
強制や命令ではないですし、わたしの人生ではないので、この考えがあわないと思えば流してもらってOKで~す。

ここからは感想になります。
事前にプロットを読んで流れを知っていたのもあって、良くも悪くもプロット通りに書かれていました。
文章は状況に対して反応ありきといった様子でドラマとしてはあまり機能しておらず、それもあってかストーリーとしてみた時に、初めてこちらの小説を読む読者は「急展開についていけないストーリーが行き当たりばったりだな」と受け止める方も多そうだ、といった印象でした。

こうなってしまった原因として、そもそもこの物語の主人公がどういった人間か読み進めていってもよく分からない点が大きいのですが。
(こういった知識は探せばいくらでも見つかるものではありますが……。)
小説における主人公の役割はとても重要でよく言われるのが、主人公とカメラの役割についてです。テレビ番組の食レポを思い浮かべてもらいたいのですが。食レポの腕で画面の向こうの食事が、美味しそうか不味そうか決まりますよね。
どれだけ面白い物語があっても食レポの主人公が読者にとってよく分からない人物であると、物語の面白さは半減します。また逆に、面白くない物語があっても主人公が伝わってくるだけで物語全体の印象が違うものになるわけです。
だから主人公が読者に伝わるかどうかはめちゃくちゃ重要です。

しかし今回の場合。
じゃあ読者から「この主人公がよくわからないんだよな~」と言われても、作者視点では、どういった主人公なのかは地の文にちゃんと書いてあるからよく読んでくれと言いたくなるのではないか、というかこれ以上何をすればいいのか考えても答えがでないかもしれませんね。
漫画ワンピースではルフィが俺は海賊王になる、と冒頭で物語のゴールを提示しています。以前、わたしがドラゴンボールの7つの玉みたいに……と書いたような気がしますが、なんだろうな、主人公が伝わらない一番の失敗はそもそも冒頭でゴールの提示がないことなんですが。

でもおそらくゴールの提示と今いったとして。
作者的には読者に主人公がよく分からないと言われたから地の文で今よりも2~3行紹介や容姿を付け足すとか、ワンピースを参考にしたから冒頭で1~2行「俺は〇〇になる!」と書けばいいんでしょ? とかこれはそういう話でもないですね。

というのも本文でどこだったか……。
勇者の記憶があったかもしれないと地の文で語った後だったか順番は思い出せませんが、形見(?)の指輪について書かれてあって。
たしかどちらも1~2行でサラッと書いて早足で終わっていましたよね。
形見の指輪についてあれはプロット相談板でのアイディアでしたが、あの形見の指輪の使い方はそういう風な書き方推奨で言われてたかな~うーん……今の出し方だとただ読者に負担をかけただけで裏目にでてましたね。
形見の指輪はそれなりに物語に絡ませないとみたいな話じゃなかったのかな~といった感じがしましたけど。
進撃の巨人のエレンの首にぶら下げてある地下室の鍵とまではいかなくても、よくある異能学園もので本家との血筋を示すよくある形見系のアイテムで後半になるにつれて重要になってくるとか、まぁもっとガッツリ本筋に絡ませようみたいな扱いだったような……。
というのがあってですね。
2~3行地の文で書けばいいとか、台詞でなんか補強すればそれでOKでしょみたいなことではないよ、といったことの説明が難しいところですが……。

以前わたしが勇者貴族、勇者洞窟と書いたことがありますあれはべつに冗談ではなくて。受け取り側からすればじゃあ勇者貴族って勇者洞窟って何ですか? と言いたくなるかもしれませんが、もしそれについて真剣に考えたことがなければちょっと考えてみてください。
『勇者貴族は代々勇者の素質を持つ者を輩出する家系だったが、ある時を境に勇者の素質が途絶えてしまい、勇者の素質を持つ孤児を探していたところ主人公を引き取った。』
という設定を思いついとするとこれを話に組み込むことで物語が勇者について表現しているものになっていきます。
つまりですね。
主人公が冒頭でお金を転がす。書類にコーヒーをかけて怒られる。
まぁこの展開自体は良いも悪いもないんですが。
もし読者にこれらの展開が勇者と何の関係がありますか? と言われたら作者としてはどう言い返しますかという話です。
勇者について書いてあるところが先にあるのでそこまで読んでみてくださいといいますか。読者はこう言います、それなら勇者が書いてあるところから読み始めるのでそのページを教えてください、そこまでの文章は読まなくて大丈夫です。
読者は身勝手ではなくて、他人に時間を使ってもらって小説を読んでもらうってそういうもんなんですよ。要点をまとめ要領よく伝えれるよう、努力しないといけない。

まとめると。
今は参考例として勇者が前提として話を進めましたが、何を物語の一番に据えるかは作者が考えることなので、べつに勇者にこだわる必要はないです。

この物語は何を書きたいのか、もし勇者なら勇者が分かるように、登場人物達にも勇者についての話をさせる、今は登場人物達も勇者の話はまったくしてないですし、万能武器アンカー出現あたりで女神に勇者の話をされても遅すぎますね。

序盤も主人公の地の文も勇者についてまったく書かれてないですよね。それでいて読者に「この物語は勇者について書いてあるんです」と言っても説得力がない……それなので、まずは勇者中心として文章を集めて書いてみてください、そうしていくなかで主人公に光が集まり読者にも分かる形で伝わるようになっていきます、物語全体も華やかになります。
何かの参考になれば幸いです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n0982hu/

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 勇者の記憶を封印された超貧乏使用人少年、追放され万能武器アンカーを貰い魔王討伐の冒険の旅に出る 

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元記事:オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る

 大野です。以前、こちらのサイトで相談した『嘘を吐けないファンタジー』と『それらを騙す詐欺師探偵』のお話です。
 繋がりのある小規模事件×4+黒幕との対決編、みたいな形で文庫本一冊くらいを書こうと思っているのですが、まずは一話目。

 さて、本題。現物を見てもらう前に、俺の作品構想をば。
 まず今回の目標は『読者を騙す』こと。と言っても皆さんには概ね言っちゃうんで拍子抜けになると思いますが、諸々ご意見くださると幸いです。
 もしなんでしたら、あらすじを読まずに作品(40ページ弱)を先に読んでもらっても良いかも知れません。

 全体のプロットとしては『第一の事件→第二の事件→第三の事件前編→第三の事件中に死にかけた主人公の回想→第三の事件後編』という形のシンプルな『短編連作』を想定しています。
 
御意見、お待ちしております。

上記の回答(オカルト探偵(さぎし)、今日も騙るの批評)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

藁人形を用意してくださいな!私が湧いて出ました。\(^P^)/
個人的に気になったのは『文字が上滑ってしまう』です。

カクヨムの下書き機能?とかシステム依存の部分になりますし、なんなら私の表示デバイス側の都合もあるでしょうが、なんか読む気がしない。

たぶん文字のデザインと文字数、カクヨムのシステムと物語が合っていない。

 今の時点でカクヨム横文字表示は全角で48文字みたいですから、文字やシーン移動など「文章群の区切り」をキリよく48文字以内に納めて欲しいかも。
 逆にシーン変更がないパートは、わざとはみ出る言葉にして絡めるようにして『まだとぎれてないよ、続いてますよ』と読者に意識させて欲しい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気になったポイント

矢加部ちゃんの黒い二つ結び
17歳が二つ結びってイモくない?ツインテールとかじゃないのが芋。
【芋かわいい】とかなら有りですけど、きょうびのJKだろうに・・・と、なんとなく引っかかった(笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さて、わざわざ名指しでいらっしゃったって事は、ロンドンは魔術師協会のお嬢様って所で良いのかな。ミス?」
の何にルイスちゃんが驚いたのかが分かりにくかった。
私なら「あ、仲介したヤマモトの野郎、私の個人情報バラしまくったな?」って思うし、ヤマモトぉ・・・ってなります。あと

「さて、魔術師協会のロンドン支部から、わざわざ日本まで飛んで来ていただいた・・・・で良いのかな。ミス?」

のが好き。日本支部の海外派遣員じゃないよ的な意味で。
ーーーーーーーーーーーーーーー
>>魔術師と言う連中はいつもそうだ。目的のためなら他者の――それこそ身内の命ですら対して顧みない。伝承に親和的であり、また感情に重きを置く魔法使いと違い、魔術師にとってのオカルトはただの研究対象である。故に、人道を軽んじることがとても多い

ここ、思い切って切っても良いと思う。
この時点で【オカルトは嘘をつけない】を明示していないので、読者からすると「ルイスちゃん、悲しみを押し殺してるかもだろ!?」って探偵達への軽いヘイトが欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>「しらばっくれても無駄ですよ。魔術師が嘘を吐けないのは、俺だって理解しています」

【魔術師が嘘を吐けない】みたいに【】とかで強調して欲しいかも。
で、ここでちょっと行間あけて
「え?嘘をつけない?」
「あ、主人公嘘がどうとか言ってた」
「え、じゃあ『 淡々と語った彼女(ルイス)』は・・・・」

と、ルイスの本心からの薄情さ冷酷さを、読者に浸透させる時間を取って欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>口封じされないために魔術師を名乗っている。嘘だけど。

この嘘だけどの位置いいね。「クレタ人は嘘つきだとクレタ人が教えてくれた(うろ覚えです)」みたいで。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あと姉ちゃんの死体の偽装どうやったの?
単に理解できなかった。(;´∀`)
====================ー
妹ちゃんに自傷癖、いれない?

本人は気づいていないんだけど、姉の話や姉の死について言及するとき、爪を齧るとか。
姉の死が事故死だと分かった辺りで、出血するほどガリガリ爪を噛んでしまう
それを矢加部ちゃんがそっと止めて

「ああまたやっていました、恥ずかしい癖です」
「姉にもよく止められたんです、こんな風に」
「でも、もう・・・・ちゃんと、じぶんで直さなきゃいけません」

とか女の子二人のイチャイチャを見て探偵が
「・・・・だから魔術師っていう連中はあんまり好きじゃないんだ」とか内心毒づいてみると良いと思う。

>>魔術師と言う連中はいつもそうだ。目的のためなら他者の――それこそ身内の命ですら対して顧みない。伝承に親和的であり、また感情に重きを置く魔法使いと違い、魔術師にとってのオカルトはただの研究対象である。故に、人道を・・・・・・「大切な家族を失った自分の悲しみ」を、軽んじることがとても多い。

・・・・とかの天丼にするのは?その場合このセリフ削らない方がいいですけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
で、『本当の依頼人』を分かりにくく演出する

「・・・という具合で話を着けてまいりました。これで皆さん納得したようです」
「助かりました。ミスター・ヤマモトにそう言った専門家が居ると聞いたときは半信半疑でしたが」
「お礼というなら、ルイスさんから相応の礼金と口止め料を頂いておりますし、残りは俺の正体――魔術師で無いことの黙秘を徹底していただけば十分ですよ」

彼女は気まずそうにした後、何か思いついたように一冊の大学ノートを取り出した。

「コレを追加報酬とさせてください ワタシには要らないものですから」

 パラパラとめくって見ると、それは今は亡きマリー・スリップジグの「本物の」最後の研究。西洋魔術と東洋魔術の属性変換に関する、研究資料であった。

「では、ありがたく頂きます……」
「ええ。では、ここにワタシが長居するものではないですからね。失礼します」

 言うと、彼女はいくらか紅茶が残ったカップを机に置いて、立ち上がる。

「お見送りしますよ」

「あら、ありがとうございます」

 ドアの向こうに広がるのは、まだ蒸し暑い青空。

「本当に、お世話になりました」

「お達者で、」

 完全犯罪をみごと成立させ、立ち去る彼女の未来を祝福するかのような空をしばし見やり、ドアを閉めようとしたその時、声が響く。

「瓜、坂さん。私、今日半ドンで帰って来たんですけど……。じゃなくて、今の人は‥‥」※ここで矢加部ちゃんが個人の顔を知っている方が、良いと思った

 我が事務所の居候こと、矢加部ちゃんが驚いた顔で立っていた。

「誤魔化し、効かない感じかな?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こうすることで『妹を悲しませてまで望みを叶えることを選んだ姉』への怒りを矢加部ちゃんに付与できるし義憤も納得できる気がします。

せめて悲しんでいる妹に生存を知らせたいけれど、【嘘をつけない】妹に真実を伝えてしまうと生存がバレてしまい意味がなくなる。というジレンマも明示できると思います。

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https://kakuyomu.jp/shared_drafts/RyqB2kirVsEE8e7xFJ0ykLGH99ePhF9F

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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