ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:訂正・追記

 訂正です。

【誤】このサイトに新掲示板がなかった頃ですから、10年前後前に「鍛錬投稿室」へ、「銀鈴が、忠元と芳雲から取り調べをされる」ネタを投稿したことがあります。ある方にこのネタが受けたので、もう一度やってみたかったんですよ。

【正】このサイトに新掲示板がなかった頃ですから、10年前後前に「鍛錬投稿室」へ、「銀鈴が、忠元と芳雲から『役儀により言葉を改める』と前置きされて、『時代劇調』の取り調べをされる」とのネタを投稿したことがあります。ある方にこのネタが受けたので、もう一度やってみたかったんですよ。

 ここからは追記です。

 とはいっても、書いていて、ちょっと恥ずかしかったですが。

上記の回答(訂正・追記の返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

>構想段階のご回答で、銀鈴をあれだけ「不幸娘」にしようとしていた、読むせんさんのお言葉とはとても考えられませんが。

作品コンセプトによります。
 たとえば、よくわからないままタカラジェンヌの花形に冴えない一年生が抜擢されたら、どうやっても虐めは発生すると思います。夢と希望と野望をもった誇り高い少女達から「なんでアンタなのよ!!」とかはなる。
 やっかみとかは上にいけばいくほど出てくるから、どうあがいても不幸はふりかかると思います。
 
ついでに、ある程度長編になると、銀鈴は物語を面白くするための不幸が必要になりそう。

 みをつくし料理帖って本にかいてあって「あー、そうかも」となったんですけど、作中そこそこの大棚の娘に「天下取りの相」が出ていると皆よろこぶけど、当の娘は暗い顔。
「我が家くらいの店の規模で天下なんて取れっこないのに、天下取りだよ?」
「天下を取れるか、はたまた死ぬかって事なんだよ、きっと」

‥‥みたいな。天下取りの相を持つ娘の運命は、実際に苛烈な物になりました。
社会的なステータスが上位になるほど、面倒くさい嫌な事がセットになるのは有ると思う(;´・ω・)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
虐めや残酷さにもお国柄がでて、今だと韓国ドラマの虐め演出のえげつなさに感心したりします。
もし、日本のドラマで韓国ドラマじみた虐めシーンを演じても「いや、日本じゃ普通そこまでやらんだろ」って普通にスン‥‥ってなりません?

中国の虐め感とかだと、なんとなくスカッとサイコパスな印象。

 皇帝以外はみな上司がいる超縦割り社会的な世界設定なので、上の人に悪評やデマを吹き込めば、上司1人の一存で首切り(物理)が確定。そいつのプライドや誇りを、心を折るためにあらゆる糞な行為を、自分の手を一切汚さずサラっとビジネスライクに行えてしまう。

日本人なら気に入らない創作キャラやマンガのキャラに敷き写し、キャラを不幸にして「ザマァwww」な行為を本人に実行しちゃう。みたいな物騒さや機械的な不気味さ、現実感の無さが中国にはある気はします。

日本の虐めだと恥の文化なので対象に恥をかかせる一方で、いかに自分が被害を被らず実行犯にならず、部外者として逃げきるか?自滅させるか?という狡さがあり粘り気や湿度が高い気がします。

なので、不幸を日本人が書くと、ついねっちょりしちゃうんですけど、中国的な不幸ってスカッと地獄感がある気がする―———とかを当時、うまく言語化できなかった感じです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今だと林田球の「ドロヘドロ」ってマンガやアニメの空気感が中華だと思う!!とか言えます。

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信の返信の返信の返信の返信

家電の置き換えの時に「マホウ」という言葉を使ってしまうだけで、「チート系糞魔法」を瞬間的に連想してしまう場合がある感じです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
たとえば「術具」「宝貝パオペイ」「寿具」あるいは「呪具」や「魔道具」など、器物依存の名称にして「マホウ」というチートっぽい言葉を避ける、とかでもいけると思います。「呪符」とかも使い捨てカイロ感覚でいけるかと。

家電に対する「電気」みたいに、それ単品を人間は持ち運べず、バッテリーや乾電池などの魔石や呪石という「容器」の必要がある的な。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
>>「魔法が使えるのは『銀鈴だけ』」と認識されていませんか?

 まだ読みかけですが皇帝の文字から筆者の人間性を測れるとかも、統計学とかに近そうなのに、「ご都合主義的サイコメトリー」に見えて惜しいと思いました。不都合魔法なら、能力をコントロールできず、全ての文字群から人格をデタラメに読んでしまって苦しむ描写とかも欲しい。

多くの書をひもとき、書をしたためた人と対話し、彼の人は統計学的に筆跡鑑定術を体得した。
あるいは筆跡鑑学を統計し学問化した老師に幼くして師事し、筆跡鑑定術の薫陶を受けた皇帝が、銀鈴の書に「言い知れない煌めき」を見出した方がおもろそう。

あと幽霊も聖魔法でかっ飛ばすとかしちゃえばー?とかの魔法チート思考が出しゃばったりもします。
 ファンタジーに推理と怪奇物ってどうにも特性を殺し合ってしまう傾向が強いんです。

女性向け作品は、あまり安易にマホウっぽさを出さない、不便さを大切にした方が、物語がおもろくなる気がします。単に私の趣味です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
あ、あと【無邪気の相】のくだりが、ある意味邪魔かも?
 
銀鈴はなんか理由を教えてもらえないまま皇后位に据えられ、皇帝と一緒に仲良くいるくらいの方が読者的には「主人公は、どうやって皇帝を射止めたのだろう?」「皇帝は銀鈴のどこに惹かれたのだろう?」という謎を抱えます。

ちょっとチープかもですが「その謎の答えを知りたい」と思わせながら銀鈴を知っていけた方が、読者的には魅力的に映ると思います。銀鈴わりに賢いし、かわいいんですから。そんな盛らなくていいかも?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作業用BGMにしちゃろ、と思い、読み上げアプリに落としてみました。ざっくり2時間30分の物語になっていて、香々がフォアジャオ齧りだしたのが45~1時間くらいの位置です。

出るのおそい!!(´Д`)理想を言うと30分くらいには予兆とかが欲しいです。あと1時間分くらいまだ聞いてないです。

裁判あたりの印象として3人娘のセリフの後に解説が来るようになるので「え?なに?それ?なんか大変なの???」と、深刻な話題の時に置き去りにされる感がけっこうあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>「●銀鈴、賭けコオロギ相撲に興じるのこと」の項はなくして、いきなり「●銀鈴、姉弟子の取り調べを受けるのこと」にして、コオロギ賭博は地の文で軽く触れる程度、にしたほうが良かったのでしょうか?

良かったかも。
======================
今回の話ってザックリざくざく改変すると、日本の宝塚音楽学校でも似たような展開で説明できると思います。

①タカラジェンヌを目指す学校内で、ラジオとかで阪神競馬場を傍受しながらチロルチョコとかでトトカルチョしているのが、教師にバレる。

②普段使わないレッスン場に呼び出し食らって吊し上げ。てっきりトトカルチョが原因で怒られると思いきや、「学内で怪しいドラッグを売買している疑惑」というトンデモナイ理由で主人公達は絶句する。

③だが事情聴取を受けるうちに違和感を感じ、どうにも裏があるんじゃない?と考察し情報収集を始める主人公

④ドラッグ疑惑のせいで練習や食事等を他の生徒たちと接触禁止にされてしまい、レッスン場にほぼ軟禁されてしまっていた主人公だが、見張りの人やレッスン場に積み捨てられていた古い新聞の内容から、このレッスン場で過去に血生臭い事件が起こった事実に至る。

⑤とある花形の娘役がドラッグ疑惑によって主役を降板させられてしまい、そのことにショックを受けた彼女は屈辱と抗議のために、レッスン場で彼女が演じるはずだった主人公の服を着て、自殺してしまったのだという。
 しかも、当のドラッグ疑惑は、彼女があまりに卓越したダンスを踊れる事に嫉妬した生徒たちが「あの子のダンスが巧すぎるのはドーピングのせいじゃない?」という誹謗中傷が伝わるうちに変化したデマでしかなく、少し調べたら明らかになるような些細な物であった。 

⑥以降、そのレッスン場では怪奇現象が多発し、もっというと彼女が演じるはずだった演目を練習していると事故まで発生するようになり、彼女の名前と彼女が主役を張る予定だった演目は学園から消される事になった。

⑦彼女の名前と彼女が演じるはずだった演目の題名を、主人公達が声に出したその夜から、彼女の亡霊が夜毎現れて徘徊するようになってしまう。

みたいな。
ーーーーーーーーーーーーーー
一番大事にしたいコンセプト部分が、ちょっと分からないかも。
服もですが料理の説明が詳細で、けっこうおもしろいですが、演目メインにしたい作品だとちょっと邪魔な気もします。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

これまた追加
香々との汽車のシーンがめちゃ詳細で楽しいんですが、香々の背景が暗すぎてバグる(;´・ω・)

ここのエピソードとかは単に墓で眠っていた香々が一人で動く根性の無い小娘に憑りついて、一緒に汽車旅!とかのシンプルな形で読みたいかも。
 寿国縁起とかの大乗テーマなら「汽車を巡る、動きまくるヒロイン達」とかにして、エピソード主を切り分けてもアリかも?

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信の返信の返信の返信

 >読むせんさん。

 ドラコンです。

 ご返信を拝読した限りですが、読むせんさんは「魔法が使えるのは『銀鈴だけ』」と認識されていませんか?

 作中の魔法は、一応「攻撃系」のものはありますが、主として「生活系」で、「家電の置き換え」の感覚が強いです。

 ですので、銀鈴でなくとも、魔法は使えます。

 香々をおびき出すための霊符を忍ばせたお守り袋を作ったのは、皇太后です。

 どこまでお読みいただけたかは分かりませんが、先の箇所では、以下の通り「生活系の魔法道具」が出てきます。

 ・「●銀鈴、獄中で差し入れを受け取るのこと」の夕食が差し入れられる場面で、「保温呪符が刻まれた湯入り竹筒」。
 ・「●銀鈴、ゆかりの人物と邂逅するのこと」で、懐中電灯感覚の「夜光石」(呪文詠唱者は香々)。
 ・「●銀鈴、皇后宮へ戻り、ブチギレるのこと」の最後のほうで、忠元がネタばらしをする場面で、「保温箱」(中の食べ物が熱々のままになる)。

 ほかには、「●銀鈴、幽閉房に入れられるのこと」で銀鈴たちがつけられた首輪は、術がかかっていて、獄則違反をすると首が絞まります。

 最初のご回答でいただいた、この件です。

 >やや読みにくく感じていたけど、●銀鈴、姉弟子の取り調べを受ける
の辺りから、レスポンスが一気に軽妙になるので読みやすい。

 これは自覚がありません。ご存じの通り、この作品は順不同で書いたので、気分がハイになっている場面と、事務的に書いた場面とがあります。その違いでしょうか? 「役儀により言葉を改める」の台詞で、銀鈴を高圧的に取り調べる場面を書きたい、との思いはありました。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 読むせん : 1 投稿日時:

家電の置き換えの時に「マホウ」という言葉を使ってしまうだけで、「チート系糞魔法」を瞬間的に連想してしまう場合がある感じです。
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たとえば「術具」「宝貝パオペイ」「寿具」あるいは「呪具」や「魔道具」など、器物依存の名称にして「マホウ」というチートっぽい言葉を避ける、とかでもいけると思います。「呪符」とかも使い捨てカイロ感覚でいけるかと。

家電に対する「電気」みたいに、それ単品を人間は持ち運べず、バッテリーや乾電池などの魔石や呪石という「容器」の必要がある的な。
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>>「魔法が使えるのは『銀鈴だけ』」と認識されていませんか?

 まだ読みかけですが皇帝の文字から筆者の人間性を測れるとかも、統計学とかに近そうなのに、「ご都合主義的サイコメトリー」に見えて惜しいと思いました。不都合魔法なら、能力をコントロールできず、全ての文字群から人格をデタラメに読んでしまって苦しむ描写とかも欲しい。

多くの書をひもとき、書をしたためた人と対話し、彼の人は統計学的に筆跡鑑定術を体得した。
あるいは筆跡鑑学を統計し学問化した老師に幼くして師事し、筆跡鑑定術の薫陶を受けた皇帝が、銀鈴の書に「言い知れない煌めき」を見出した方がおもろそう。

あと幽霊も聖魔法でかっ飛ばすとかしちゃえばー?とかの魔法チート思考が出しゃばったりもします。
 ファンタジーに推理と怪奇物ってどうにも特性を殺し合ってしまう傾向が強いんです。

女性向け作品は、あまり安易にマホウっぽさを出さない、不便さを大切にした方が、物語がおもろくなる気がします。単に私の趣味です。
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あ、あと【無邪気の相】のくだりが、ある意味邪魔かも?
 
銀鈴はなんか理由を教えてもらえないまま皇后位に据えられ、皇帝と一緒に仲良くいるくらいの方が読者的には「主人公は、どうやって皇帝を射止めたのだろう?」「皇帝は銀鈴のどこに惹かれたのだろう?」という謎を抱えます。

ちょっとチープかもですが「その謎の答えを知りたい」と思わせながら銀鈴を知っていけた方が、読者的には魅力的に映ると思います。銀鈴わりに賢いし、かわいいんですから。そんな盛らなくていいかも?
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作業用BGMにしちゃろ、と思い、読み上げアプリに落としてみました。ざっくり2時間30分の物語になっていて、香々がフォアジャオ齧りだしたのが45~1時間くらいの位置です。

出るのおそい!!(´Д`)理想を言うと30分くらいには予兆とかが欲しいです。あと1時間分くらいまだ聞いてないです。

裁判あたりの印象として3人娘のセリフの後に解説が来るようになるので「え?なに?それ?なんか大変なの???」と、深刻な話題の時に置き去りにされる感がけっこうあります。
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>「●銀鈴、賭けコオロギ相撲に興じるのこと」の項はなくして、いきなり「●銀鈴、姉弟子の取り調べを受けるのこと」にして、コオロギ賭博は地の文で軽く触れる程度、にしたほうが良かったのでしょうか?

良かったかも。
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今回の話ってザックリざくざく改変すると、日本の宝塚音楽学校でも似たような展開で説明できると思います。

①タカラジェンヌを目指す学校内で、ラジオとかで阪神競馬場を傍受しながらチロルチョコとかでトトカルチョしているのが、教師にバレる。

②普段使わないレッスン場に呼び出し食らって吊し上げ。てっきりトトカルチョが原因で怒られると思いきや、「学内で怪しいドラッグを売買している疑惑」というトンデモナイ理由で主人公達は絶句する。

③だが事情聴取を受けるうちに違和感を感じ、どうにも裏があるんじゃない?と考察し情報収集を始める主人公

④ドラッグ疑惑のせいで練習や食事等を他の生徒たちと接触禁止にされてしまい、レッスン場にほぼ軟禁されてしまっていた主人公だが、見張りの人やレッスン場に積み捨てられていた古い新聞の内容から、このレッスン場で過去に血生臭い事件が起こった事実に至る。

⑤とある花形の娘役がドラッグ疑惑によって主役を降板させられてしまい、そのことにショックを受けた彼女は屈辱と抗議のために、レッスン場で彼女が演じるはずだった主人公の服を着て、自殺してしまったのだという。
 しかも、当のドラッグ疑惑は、彼女があまりに卓越したダンスを踊れる事に嫉妬した生徒たちが「あの子のダンスが巧すぎるのはドーピングのせいじゃない?」という誹謗中傷が伝わるうちに変化したデマでしかなく、少し調べたら明らかになるような些細な物であった。 

⑥以降、そのレッスン場では怪奇現象が多発し、もっというと彼女が演じるはずだった演目を練習していると事故まで発生するようになり、彼女の名前と彼女が主役を張る予定だった演目は学園から消される事になった。

⑦彼女の名前と彼女が演じるはずだった演目の題名を、主人公達が声に出したその夜から、彼女の亡霊が夜毎現れて徘徊するようになってしまう。

みたいな。
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一番大事にしたいコンセプト部分が、ちょっと分からないかも。
服もですが料理の説明が詳細で、けっこうおもしろいですが、演目メインにしたい作品だとちょっと邪魔な気もします。

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信の返信

 >読むせんさん

 ドラコンです。再度ありがとうございます。

 >魔法系は正直、使い方が厳しいです。それこそ雑談に近くなるので、あっちで書こうと思います。

 そうですね。ここで魔法の議論をしても、筋から外れますからね。ですが、簡単に書いておきます。

 >九字のルーツは儒教ですが以降の修験道とかでアレンジされまくって和風感もありますね。

 九字の呪文のルーツは、太上老君や西王母を祀る「道教」のほうです。道教は、陰陽道と関係が深い、とされています。呪文が同じなのも、当然かと。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%AD%97
 
 儒教のほうは、『論語』「述而」に「怪力乱神を語らず」(人知で推し量れず、理性で説明できないことは語らない)とあります。

「臨兵闘者皆陣列在前」+「(効果)」+「急々如律令」形式の呪文は、嬉野秋彦氏著、1990年代後半~2000年代初頭の中華ファンタジー『チキチキ美少女神仙伝!』(角川スニーカー文庫)、『チキキキのわ~る烈風伝!!』(ファミ通文庫)で、ヒロインが使っていました。

 ただ、「効果」のところは、「絶火来々」といった感じで、お札を投げ付けて、敵を攻撃していました。この呼び出す効果が、「〇〇来々」と漢字4字になっていることと、語尾「来々」なのが、中華っぽさを演出しています。

 作中の「中華っぽさ」の演出は、主に「食事」でやります。「●銀鈴、姉弟子の取り調べを受けるのこと」の先の、「●銀鈴、獄中で差し入れを受け取るのこと」以下の項では、中華料理を出しますので。

 これは先の返信で書き忘れたので、書いておきます。

 >ギミック解説に拘り過ぎて場所が【後宮内のとある空き部屋。】だけなのもちょっと惜しい気がします。

 >北側の暗い一室なら明かり目的のロウソクやカワラケをつかった行灯の持ち込み、そのせいで気温が上がっちゃうとか。それを冷やすためにゴージャスにも貴人のために設えられた高価な機具である扇風機を持ち込みしている。とかのシチュエーション説明が好き。
 
 建物関係の描写というか、シチュエーションの説明は、中盤以降で多少出てきますね。氷風扇の場面は、冒頭も冒頭なので、建物関係の描写やシチュエーションといった「説明」をくどくど書くのには、抵抗がありました。
 
 それでも、銀鈴の背景については、「主人公」なので、書く必要があるかな? と判断し、あのように書きました。銀鈴の背景は書く必要があったのでしょうか?

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信の返信の返信)

投稿者 読むせん : 1 投稿日時:

九字の説得力と魔法の併用がめちゃ難しい(;´・ω・)

>>それでも、銀鈴の背景については、「主人公」なので、書く必要があるかな? と判断し、あのように書きました。銀鈴の背景は書く必要があったのでしょうか?

ここで話しても趣旨違いにならなくなった気配がするので、こっちに書いちゃう

「魔法が存在する世界」における銀鈴の【“天性の無邪気の気”】って、婚約破棄もの読んだ人には、明らか【チートな魅了魔法】にしかみえなくなると思うんです。

銀鈴の“天性の無邪気の気”は、たぶん人よりちょっと注目を集めやすくなる程度の物でしかなく、本人の努力や人徳によって人を惹きつけているのに、魔法があるとそれが自助努力ではなく糞ナーロッパのイキリ主人公のチート能力の一種に見えかねないと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私の世界には【チートな魅了魔法】は存在しません!といわれても在野には、電波ヒロインたんによる、洗脳系魅了魔法やドラック型の依存症な魅了魔法がゴロゴロしている。

そういうご都合主義作品はスカスカの部分を埋めるために地球歴史上のマジックワードとか精霊を使いたがるので 【どうせ、この作品にも常時発動型の、なにやっても誰にでも無条件で愛されるようになる魔法があるんやろ?】という逆期待感がすごい邪魔になると思います。

銀鈴が頑張って自分で勝ち取った信頼を「魔法」の一言で疑わしく、下手すると貶めてしてしまう危険性が有る気がするんです。

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信

 >読むせんさん

 ドラコンです。わがままにお付き合いくださり、ありがとうございます。

 氷風扇の件です。

 ここは、「魔法がある世界」を示す場面として、やや無理矢理入れました。ここで魔法を使わないと、魔法が出てくるのが、かなり後のほうになって、唐突になってしまうかな? と感じましたので。

 事務的に書いていた場面なので、正直面倒臭くなっていたというのもあります。冒頭なので、氷風扇の設定をくどくど書くのもためらいがありました。

 裏設定ですが、この世界の魔法道具は、術者(使用者)が「気」を注入して、効果を発揮します。ですので、一定時間ごとに「気」を注入し直す必要があります。
 
 ですので、銀鈴たちが永巷へ連行された場面は、「注入された“気”が切れた、氷風扇が床に落ちていた」でシメても良かったかもしれません。

 >「臨兵闘者皆陣列在前」は「戦に臨める闘者兵士、みんな陣をそろえて我が前に整列せよ」なのを知っているため、それが扇風機回されるトリガーになるのモヤってしまいました。

 九字の「臨兵闘者皆陣列在前」は、手元の資料では「精神統一の呪文」とされていますので、使いました。ただ、家電相当の魔法道具を使うのに、いちいち九字の呪文を唱えるのも、長いかな? との感じはありました。九字の呪文は、「護身法」ですから、非戦闘時の生活系の呪文では、ないほうがテンポが良くなりますかね。

 生活系の魔法のイメージは、何度も書いていますが、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』での魔界星に乗り込む前の「魔法世界ののび太の町」のイメージです。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信の返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

魔界大冒険みたことがないです!(;´∀`)わかんない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
九字はバリエーションがあって臨兵闘者 皆陣裂?在前だと
「戦に臨める闘者兵士は、みんな陣が破裂しちゃって我が前にくちゃっとなってんぜ」で攻撃属性。
九字のルーツは儒教ですが以降の修験道とかでアレンジされまくって和風感もありますね。

昔、友人に布教された「少年陰陽師」とかいうカドカワ・レーベルで主人公が、その訓読み九字を必殺技感覚で連呼していたので、正直へんな笑いが出て困った思い出。いや君、スペシウム光線やライダーキックじゃないんだから・・・みたいな。

知らない世代は知らないけど知っている世代の人に当たると一気に和風認識くらいそう。
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魔法系は正直、使い方が厳しいです。それこそ雑談に近くなるので、あっちで書こうと思います。

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元記事:宝ヶ崎学園のトレジャーハンター(序盤のみ)

ページを開いて頂きありがとうございます。
現在新人賞で一次通過を目標に色々と暇な時間を見つけては物語を書いている者なのですが、一章の冒頭を書き終え読み返してみると少し自分で首を傾げてしまう点がいくつかあったので投稿させて頂きました。

今回書いている物語の主軸は学校に隠された宝物を見つけるというモノです。
一章では主人公がこの学校に宝物が隠されていることを知り、それを探している宝探し部へ強制的に入部させられてしまうという展開を書こうと思っています。

そして皆様にお聞きしたいのは読んだ率直な感想(テンポが悪い、進行が遅い等)です。書く前から冒頭については色々と注意をしていて、後の展開に必要なモノだけを書いたつもりなのですが、どうしてもいざ書きあがると説明や回りくどい展開になっている気がします。

なので不要な部分やテンポが悪いなと感じた場面、分かりづらい地の文がありましたら指摘して頂きたいです。(あまり辛口の批評はメンタルが持たないので、オブラートに包んで頂けると幸いです)

※wordからコピペしたので余白などがズレていると思います。申し訳ありませんがそこはスルーでお願いします。

 宜しくお願いします。

上記の回答(宝ヶ崎学園のトレジャーハンター(序盤のみ)の批評)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

すみません、先にお詫びしますが、オブラートに包むといっても、どういう匙加減かがよく分からない馬鹿者なのもので、率直に申し上げてみます(とにかく褒めるんだ、に徹するのなら嘘混ぜれば言えるんですが、そういうことは希望されてないみたいで)。

まだ7千字ちょっとなのに、既に進め方や小ネタ含めて宝の持ち腐れがあちこちにあるように感じます。実にもったいない、損してるんじゃないでしょうか。そのため、本来出せた面白さが殺されてしまっているような印象です。

まず「プロローグ」ですけど、ここに書かれた情報を私ら読者が冒頭で知っておく必要があるんでしょうか。宝物がある、という話っていろんな人が書いてるわけで、まず宝物というアイテムだけでは引き付ける力が弱そうです。しかも、結局見つからなかったと来ている。これって、第二章以降で開示しても充分なんじゃないかと思います。

第一章は主人公の特徴や性格をイベントで示してくれてまして、説明に堕すことなく進めてくれてあります。が、主人公以外の情報が多い。これから通う学校がどういうところで、入部しようとしている部活がどういうもので、とかとか。第一章のメインは「遅刻を回避すべく必死な主人公」じゃないでしょうか。

主人公、物凄くうっかり、かつ慌て者なところがよく“説明”されてますよね。小中学校時代の黒歴史は、健兄の台詞による説明でいいと思います。一つ一つ描写しても、所詮過去の話ですし、健兄の台詞で語ったことにより、ドジが広く知られてしまっていることも暗示できている。

入学式の集合時刻勘違いからロードバイク入手までは会話劇でいいと思います。そこからが問題というか、もったいない気がします。学校到着まで、いろんなアクシデントがありますよね。明示されているのは「ラウ〇ドワン1のバスと間違え」→「バランスを崩してゴミ捨て場にトップスピードでツッコんだり」です。間違えたから余計に焦り、ゴミ捨て場に突っ込んでしまったように受け取れます。その姿のまま学校に入って行って注目を浴びちゃうわけですよね。

なんで説明で済ませちゃうんだろうと思いました。学校に入るとき、例えば「鼻血垂らした、生ゴミまみれで(4月なのに)ハエがたくさんたかっている男が校門を入って来るなり『青春部はどこだあっ!』と叫んで、周囲を驚かせた(あるいは、無言でずかずか入って来て、周囲が避けて道ができる)」等々のシーンが作れちゃうだけのネタが仕込まれてるじゃないですか。

そういう派手なことをさせるには、前段のロードバイクを必死に飛ばすシーンが必要ですよね。なりふり構わないの度が過ぎれば、アクシデントも起こるのも自然な流れです。そこを説明で済ませちゃったので印象が薄くなり、汗だくですぐには動けない程度にばてていた、くらいが妥当な描写になってしまっているようです。

主人公の「遅刻できない」という必死、それによる混乱が学校到着でも続いているとしても、それを鎮めるイベントもちゃんと用意されています。健兄らによる、タクシーで学校まで来た、の台詞ですね。ここで主人公が正気に返る段取りが用意してあるじゃないですか。しかし、

> 本来なら心をときめかせていたであろう大理石の校門や、そこから靴箱まで綺麗に並ぶ桜の木々を楽しむ余裕も今はない。

という、後から考えてのことながら、冷静な観察の描写がありますし、

> 道行く同級生から怪訝な視線を送られる。……まずい、このままじゃ折角間に合ったのに結局変な人物だと思われてしまう。

という部分だと、リアルタイムで冷静に観察できてしまっています。この後の、タクシーでくれば良かったんだと主人公が自分に飽きれるシーンの効果を削いでしまっているように思えます。

それに、繰り返すようですが、説明がしばしば挟まれて、テンポを乱している印象も受けます。例えば、

> 「あ、いたいた。ちょっと大輔~」
>  僕らが溜まっていた校門の反対側から、そんな可愛らしい声と共にトタトタと女の子が走って来た。
> 「……あれ? つかさ?」
>  その子の名前は大森つかさ。肩まで伸びたセミロングの茶髪と左目の下にある泣きぼくろが特徴的で、同年代より少しぷっくらな体をした愛嬌ある女の子だ。
>  健兄と同じく幼稚園からの幼馴染で、今日から僕と同様にこの宝ヶ崎学園に入学する新入生である。
> スクールバスの停留所の方から来た所から、きっと先ほどのバスに乗っていたのだろう。
> 「お、つかさじゃないか」
> 「あ、健兄久しぶり。うわ~、少し見ない内にまたムキムキになってる~」

です。地の文をほとんど抜いてみます。

> 「あ、いたいた。ちょっと大輔~」
>  可愛らしい声と共にトタトタと女の子が走って来た。
> 「……あれ? つかさ?」
> 「お、つかさじゃないか」
> 「あ、健兄久しぶり。うわ~、少し見ない内にまたムキムキになってる~」

会話は途切れなく続いているはずです(間があるとすれば、ちょっと大輔と呼びかけられて、主人公が応答するまで)。でも地の文での説明のほうが長いくらいになっています。テンポのいい会話の感じがしなくなっているような印象です。

「大輔」と呼びかけて「つかさ」と応答したこと、つかさが「健兄久しぶり」と言っていることから、3人の関係性は(この段階で必要な程度に)きちんと示されていると思います。詳しい話は後でいいはずです。

また、ヒロインの特徴を一気にいくつも示されても覚えられません。読んでいて、まだヒロインに感情移入してませんから、詳しく描写されても印象に残らないのです。

たぶん、初登場キャラの外見特徴は1つ示せば充分で、せいぜい2つまででしょうか(物凄く怖いのが特徴と例外は除く)。例えば「セミロングの茶髪を揺らせながら走って来た」とかです(たぶん、特徴的な部分を動かしたり変化させれば自然と印象に残りやすい気がする)。

これは自分もしばしば反省することなんですが、作り手は自分が考えたものを書き連ねるのが楽しすぎて、つい説明が過ぎてしまいます。書いてて楽しいから、読者も面白がるだろうとなんとなく思ってしまう。でも、受け手(読者)は作る過程の楽しさを共有してくれるわけではありません。面白いところだけ見せろ、それも楽に読めるように、と言って来るのが読者ですし、読者はそう望む権利があると思います。設定したことは書きたいでしょうけど、冒頭のツカミではぐっとこらえる必要があるように思います。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 宝ヶ崎学園のトレジャーハンター(序盤のみ)

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元記事:異端の魔女クロエ・リゼルーの初恋

伸びません。
理由を教えてください。
よろしくお願いします。

上記の回答(異端の魔女クロエ・リゼルーの初恋の批評)

投稿者 t : 0 投稿日時:

12話まで読みました。
楽しんで書かれている様子がこちらまで伝わってくる様子が素敵でした。
情報をだすタイミングも良かったですし、ストーリーもありました。
気になったことが3つあります。

➸1つ目、
12話まで読んでみて、1話の前半部分がもっともクォリティーが低かったです。
これは単純に書き込みが足りていませんでした。

➸2つ目、
1話から12話を通して、最初と比べるとストーリーがどんどん薄まっていました。
エリアスの存在は村人にバレてはいけません。
呪いを解こうとするクロエに次々と難題がふりかかります。が、エリアスの王位継承権問題とは何の関係もありません……。
おそらくエリアスの王位継承関連は1章では扱わないよ、ということだと受け取りました。
話が進まないので少し退屈でした。

クロエのストーリーはテンポよく年頃の女の子が自然に書けていて、障害もあって飽きない。難しいことは考えなくていいと思います。
そこから更に、エリアス側のストーリーがあれば絶対面白くなっていました。

だって死体の確認をしないのは三流の殺し屋じゃないですか。
絶対生きていたら困るエリアス殿下の死体が発見されていないなら、生きているかも、と不審に思った刺客が探しにやってきます。
死体を探しに村へやってきた刺客が村にしばらく住み着くとか、クロエの結婚話とかあるだけで、全然違う物語になっていたと思います。

➸気になったことの3つ目は、読んでいて、すぐに分かる嘘です。

12歳の少女が15歳の少年を担ぎ雨の森の中を全力疾走して戻れるほどの距離に、エリアスの馬車の残骸が道にあれば、翌日村人の誰かがすぐに見つけて大騒ぎになりそうです。

小さな村であっても普通に考えれば王位継承の噂が何らかの形で伝わっているはず、村人達の台詞に反映されているような。

2つしかないかまどのようなので、1日にパンを作る総数は管理されているはずです。
細かいことなのですが、『クロエはまだ仕事が残っている。なぜなら、クロエはジュブワ家からパンだけでなく、肉やチーズなどの現物支給に加え、少額だが給金ももらっているからだ。』
エリアスを拾う前と比べパンを多く貰っていれば、食べきれないパンを調達するクロエに必ず誰かが気付きます。
エリアスは1週間スープしか口にしなかったのかもしれない。
でも『ここ一週間、クロエが家に帰るころには暇を持て余した少年がリビングのテーブルに座っていることが多かった』
食べずに元気になれるかな……ご飯はどうしたんだろうなみたいな。

これも細かいのですが、防音設備がない村でクロエの声は筒抜けだと思うんです。
クロエが「ただいまー」と言えば、もし偶然村人が家の前を通りかかっただけで、一人暮らしのクロエちゃんの家に誰かいるのかしら? と思われますし。
もし偶然誰かにクロエの大声が聞かれていたりしたら、クロエちゃん昨日騒いでたねって村人に言われそうなのに大丈夫なのかなと。
ストーリーよりも気になって話に集中できませんでした。

悪いところばかりを並べましたが、良いところもたくさんあります。
パンを作るときにおばちゃん連中からクロエは指摘されて。
「最近のクロエちゃんはお尻が大きくなったねー(セクハラ発言)、たくさん食べてるからねー」
どれも読者が思うことを先読みして潰せていれば、物語に箔がついていたと思います。
国境付近の薬草や少年が助けにくるとか、リュカにバレるとか、マリーおばさまとか、おばちゃん連中とパン作り最中の会話とか、精霊ルミエールとのやり取りなどは違和感なく読めてすごくよかったです。
間違っても、書いた文章の全部がダメだと思わないでください。

――――

1話冒頭でエリアスが襲われたシーンですが、書き込みが足りていませんでした。

→→
『少年が身構えたその瞬間、馬車は大きく揺れ、倒れた。少年は、全身を鞭うたれたような痛みに襲われたが、すんでのところで意識を失わずにすんだ。扉を開き、馬車から這い出ると、目の前に車輪が落ちていた。』

4頭の馬のどれかは暴れているかもしれません。
外は豪雨です、エリアスが馬車の外に出れば雨風に何らかの反応をするかもしれません。
地面は泥でぬかるんでいます。森は暗く視界は最悪です。帯剣しているなら、鞘がひっかかったなどなど。
状況を取り入れたような描写が全体的に不足していました。

→→
「うわあっ! 化け物っ!」
 御者の男は叫ぶと、少年を置いて森の中へ逃げ出した。しかし、フードの男は御者には目もくれない。宙から少年を見下ろし、口を開いた。

ここでは御者が逃げたことへの少年の反応が何か欲しかった。
もしかしたら御者より先に自分が逃げようと思っていたのかもしれない。
あるいは、御者を守るために戦おうとするのがエリアスだったのかもしれない。
極限の状態でこそ、少年とはどういう人物かを読者に示す絶好の機会だった。

もっといえば、ただ怖くなったから御者が先に逃げ出して。彼はその後どうなったか分からないみたいな中途半端なことは、作者が楽をしたいだけと見透かされるので、できるかぎり避けた方がよくて。
御者さんがアリエスに暴言を吐いたり。魔法使いさんに始末された方が盛り上がったかな。

→→
「うわあああああっ!」
 叫ぶエリアス。背中の傷口から、這う蛇のように、呪文や魔法陣が黒い痣となって広がっていく。呪いの痣は瞬く間にエリアスの全身を犯した。
しかしエリアスは、次の悲鳴を飲み込むと、ふらふらの足で立ち上がり、よろよろと歩き出した。魔法使いから逃れるために。

ここからはエリアスの思考や知識をなぞっていく書き方にしていく、もっとカメラを近づけた方が勢いがついた気がします。

「うわあああああっ!」
 叫ぶエリアス。小さいころ王宮の書物で読んだことがある、背中の傷口を入り口にして這う蛇のように……。呪文や魔法陣が、今まさに黒い痣となって広がっているのだろう。呪いの痣が瞬く間にエリアスの全身を犯していく。
しかしエリアスは、次の悲鳴を飲み込むと、ふらふらの足で立ち上がり、よろよろと歩き出した。魔法使いから逃れるために。

→→
魔法使いは嘲笑すると、エリアスの前から姿を消した。
 叩きつけるような雨の森の中、残されたのはエリアスと残忍な笑い声だけだった。

ここも中途半端な終わり方になっていました。点数でいえば50点です、この体験を通じてエリアスが命の最後に、どんなことを思ったのかが加わって100点になります。
欲をいえば、「……父さん母さん、世界を救えなくてごめん」などなど。
この物語はすっごい面白いんだぞ! と読者を煽って欲しかった。

→→
危険と好奇心を天秤にかけ、クロエの心は好奇心を選んだ。
 いそいそと寝巻を着替え、豪雨の降りしきる中クロエは家を出た。
 魔力を感じる方向に向かって、森の中を歩く。
 暗い夜の森の中でも、クロエは全然怖くなかった。どきどきする胸を押さえ、はやる足を絡ませないように慎重に歩を進めた。

とあるのですが、豪雨で辺りは真っ暗なのに明かりはどうしたんだろうとか。
『魔法を使える人、異端と呼ばれる人が、この近くにいる――』とあるのでクロエには遠くからでも分かるみたいですが、その人物が道ではなく森の中にいるかもしれません。夜の森は今の現代でも一度迷ったら最後、とても危険な場所です。
それを考えるともう少し注意深くなっていてもいいような。
もっといえば、魔法や精霊ルミエール。

”――作中ではファンタジー要素の数が圧倒的に不足しています“

便利な魔法のローブを被れば豪雨、暗闇、泥道でも平気で、さらにもし当てが外れても帰る方向が分かるとか。ぶ厚い古書を袋に入れて持ち歩く、あの魔法を使えばいいよといった伏線があってもいいような。

――
たくさん書きましたが、てっとり早く簡単に面白くなる方法のどれか一つを選べと言われたら、エリアスがいることで起きる問題を活用する。
1章の間にエリアス側のストーリーをぶつけて進展させることでした。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 異端の魔女クロエ・リゼルーの初恋

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元記事:引っ越してからの日々

序盤が冗長になっていると思います。それ以外は、まぁまぁだと思います。
エブリスタで開催されている、超妄想コンテスト応募作です。私はここのサイトの利用は初めてなので、間違っていたら指摘してください。
五千字ほどの掌握小説です。

上記の回答(引っ越してからの日々の批評)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

大変面白く読ませていただきました。
地の文の表現がうまいなぁ、と思うと同時に。ホラーテイストを出そうと思った結果なのだと思いますが、いくつかの誤用或いはそれに近い『過剰表現』が少し目に付く感じでした。
わざと、なら大変失礼な意見になってしまうのですが。

1P2L(1ページ目二行目)の『有り体』:あるがまま、の意味が強いので『有り様』の方がいいかもしれません
1P5Lの『トタンと腐った板』:効果音っぽくこえるので『トタン板』の方がいいかも。
1P8Lの『寝食を行う』:『寝食をする』の方が聞こえやすいかも。慣用的に『寝食を共にする』というのを時折聞くので、『行う』イメージがない人が多いかも。
2P10Lの『宴もたけなわ』:何時間も話し込んでいたなら、ともかく。『世間話』でこれは一般的じゃないかも。
3P2Lの『組み立て用のローテーブル』:作業台みたいにも取られるので『組み立て式』
4P6Lの『満帆』:『まんたん』の誤用、だとする人がいるので気を付けた方がいいかも。口語的には問題ないのですが、文面にするなら他の言葉をお勧め。

って、とこなんですが……。
ユニットバスがついてるのに、壁がトタン板だったりとか。
そもそも東京でもないなら四畳半で二万五千円はぼったくりだろうとか。
ユニットバスだけで、二畳くらいのスペース取ってない? とか。
物件の条件はやや疑問有り、です。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://estar.jp/novels/25614735

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 引っ越してからの日々

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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