小説のタイトル・プロローグ改善相談所『ノベル道場』

ドラコンさんの返信一覧。最新の投稿順3ページ目

元記事:カオリの記憶の返信

 ドラコンと申します。拝読しましたので、私見を申し上げます。

 気になりましたのは、以下の3つです。

 1、タイトルの不明確さ

 貴作のタイトルが「カオリの記憶」でしたので、「カオリ」=「ヒロインの名」と判断しました。ですが、「あらすじ」「プロローグ」を拝読する限り、ヒロインに名前がまだ付いていないように拝察しております。また、「女の子のビスクドール」とあるのは、「ビスクドール」がヒロインの名なのか、人形なのか紛らわしかったです。

 これでは、貴作のテーマ「女の子」×「スパイ」×「コーヒー」を感じ取ることができませんでした。
 
 文字道理の拙案ではありますが、私でしたら貴作のタイトルは、次のようにします。
 
 『スパイは、コーヒーがきっかけで亡き兄の忘れ形見の女の子と出会いました』
 
 2、設定情報の少なさ
 
 舞台設定の情報が少なかったですね。作中の地名・人名はお決めになっていますか。確かに、設定を序盤から出し過ぎるのは良くないとされています。やとうさんもそれを念頭に置かれているかと存じます。ですが、作中の地名・人名が決まっていないのは、分かりづらかったですね。後で何とでもなる要素ではありますが。
 
 プロットも拝読しているので、中国やイギリスを想定されているとは存じます。ですが、「小説のタイトル・プロローグ改善相談所」ご投稿分を拝読する限りでは、「東方帝国」「西方王国」では、どこのことか分からないですね。
 
 それに、大変失礼ではあるのですが、このプロローグとあらすじでは、かろうじて舞台が「コーヒーの産地」「南国」(スコールがあったので)とは感じられました。ですが、「明治~戦前ぐらいのインドシナ地域をイメージした場所」とまでは感じられませんでした。
 
 ですので私でしたら、あくまでも一試案ですが、作中の地名はモデルをもじったものにしたり、モデルの文化圏を象徴する食べ物(貴作の場合、ベトナム料理の代表格生春巻きやマンゴーやドリアンなどのトロピカルフルーツ)を出したりします。時代設定も、蒸気機関車や蒸気船を出したり、長距離通信手段が電報だったりすれば良いでしょう。
 
 ちなみに、中華風ファンタジーを書いた際には、舞台設定情報は以下のようにしました。
 
 ・タイトルを「中華モノ」と認識してもらうため、『三国志演義』のもじりで『寿国演義』とした。
 ・清以前の中国の国号は漢字1字が原則なので、国名を「寿」とした。
 ・都の名前を、「長安」「洛陽」から取って「長洛」とした。
 ・登場人物名は、漢字で姓1字、名1、2字とした。
 ・肉まんはじめ、中華料理を大量に出した。
 
 3、プロローグの短さ
 
 プロローグ自体も短いですね。調べてみましたが、1730字でした。この掲示板のプロローグは、1万字まで投稿できます。ですので、貴作の根幹である「仕事を終えたスパイがちょっとだけ、隠していた素にもどる」「後の子供と触れるシーンとのギャップ」を考えると、スパイとヒロインの絡みの場面も、少しでいいのでプロローグに入れておいてほしかったですね。ヒロインとの絡みは、スパイの仕事の翌日以降、とでもすれば、問題ないかと存じます。

上記の返信(スパイは、コーヒーがきっかけで亡き兄の忘れ形見の女の子と出会いましたの返信)

投稿者 ドラコン : 0 投稿日時:

 タイトルについて書き忘れたので、追記します。「カオリの記憶」とのタイトルでしたので、ヒロインの名前が「カオリ」かと思っていました。どうも違うようですね。「カオリ」とは、「コーヒーの香り」のことでしょうか。

スレッド: カオリの記憶

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元記事:スパイは、コーヒーがきっかけで亡き兄の忘れ形見の女の子と出会いましたの返信

ドラコン様

投稿だけでなくプロットの方までご確認いただき、ありがとうございます。
投稿版はプロローグ含め、全体的に文字数をケチりすぎて、情報が足りなくなってしまったと反省しております。

1、タイトルの不明確さ

ご指摘の通り、「カオリ」ではは女性の名と思われる方が多いですね。カタカナは失敗したと思いました。
青年の本名が「香次」(ヨシツグ)、女の子が香子(キョウコ)という名で、好きなコーヒーの香りから過去を思い出す、ということでキーワードとして「香」を入れたいと考えていました。

・『スパイは、コーヒーがきっかけで亡き兄の忘れ形見の女の子と出会いました』

長いタイトルで分かりやすく内容を表す方法も手段の一つなのですね。短くするか、長くするか、迷います。

2、設定情報の少なさ

序盤で設定を出しすぎないようにしようとして、それどころか情報が少なすぎる状態になってしまいました。
読む方がイメージしやすい、もっと舞台設定がわかる内容を変えていきます。
世界史の資料集などを参考に、作中の地名や、生活様式の描写も考えていこうと思います。
文化圏を表すものに関しては、主人公が飲むものにベトナムコーヒーを出そう、位にしか考えていなかったので、アオザイ、フォー、フルーツなどそれらしい情報も加えていきます。
また、出し惜しみせず、人名はプロローグからしっかり出すように書き直します。

 3、プロローグの短さ

字数も調べていただき、ありがとうございます。
ドラコン様のお言葉に、改めて投稿されている他の方々の作品と比べると、自分のプロローグが短いと思いました。
短編の場合は長編よりも短くした方がいいのだろうか、と思い込んでいました。
舞台の設定や人物描写などまだまだ加えられる情報があるので、今後練り直していきます。
女の子(香子)との絡みは、スパイの仕事の緊張感とどうバランスをとるかが難しいと現在悩んでいます。

わかりにくい文章から、舞台となる地域を読み取ってご指導いただきありがとうございます。
舞台設定の例まで提示していただいたことで、これから先の方向が非常に考えやすくなりました。
プロローグの書き直し、頑張ります。
お世話になりました。

上記の返信(スパイは、コーヒーがきっかけで亡き兄の忘れ形見の女の子と出会いましたの返信の返信)

投稿者 ドラコン : 0 投稿日時:

 ドラコンです。ご丁重なご返信、ありがとうございます。

 藤谷要さんとのやり取りの横やり失礼します。

 貴作のような、舞台が現代日本以外の異世界モノとなると、作中世界の衣食住の描写がある程度必要でしょう。既に申し上げた通り、「食」は比較的やりやすいでしょうが、問題は「衣」です。

 異世界移転モノなら、現実世界の知識が使えるので、まだやりやすいです。が、現実世界と接点がない異世界モノとなると、服装描写はやりにくいですよ。絵で示せれば一発なのですが。文字だけの小説では特に苦手な部分です。

 貴作の東方帝国の民族衣装は、清代の中国服「馬掛」でしょうか。これが異世界移転モノなら、「中国の武術着」と書いておけば、ある程度イメージしてもらえるでしょう。ですが、完全な異世界モノとなると、「中国」の語が使えませんので、「詰襟と紐ボタンが特徴的な馬掛」と書かざるを得ません。ですので、東方帝国=清~民国初期の中国とイメージしてもらう必要があります。
 
 拙作『寿国演義』の過去作では、世界観描写、特に服装描写を簡略化するため、講釈師が口演しているとの設定で、劇中劇の二重構造にしました。そして、「聖徳太子が着ているような衣(明以前の官僚服は聖徳太子の衣装に近い)」や「柔道着のような衣(一般庶民の服装)」とやったこともあります。ただ、構造が複雑で分かりにくいと不評だったので、結局やめました。
 
 また貴作の想定時代は、明治~戦前ぐらいとのことなので、男性のファッションについて役立ちそうなサイトを紹介します。
 
 「タキシード会議」
 http://www.tuxedo.co.jp/dress/party/summer/index.html
 
 紳士礼服全体に詳しいのですが、リンク先の「夏礼装『蝶ネクタイのススメ』」の項は、想定インドシナとの舞台設定的に参考になるかと存じます。
 
 私でしたら、明治~戦前の紳士の服装なら、三つ揃えのスーツに、ウイングカラーシャツ、蝶ネクタイにしますね。実際、上記リンク先には、こんな記事もありました。
 
 「明治村で、ドレスコードが鹿鳴館の結婚式・披露宴を主催したい。」
 http://www.tuxedo.co.jp/dress/wedding/groom/index.html#c24
 
 横やりと言いながら、長々と失礼しました。

スレッド: カオリの記憶

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元記事:(改稿版「駅編」) 寿国演義 お転婆皇后と、天空聖地と、雲表列車の返信

 
 先日は、プロローグのご指導をいただきありがとうございました。
やとうと申します。
 初めて短編から執筆をスタートする初心者のため、自分がお役に立てるかわかりませんが、投稿された内容について受けた印象などを拙いながら書かせていただきます。
 ちなみに、世界史Bでは中国史で挫折し西洋史での点数稼ぎに逃げたため、世界観については中国史をあまり知らない阿呆の言っていることと、思ってください。 

・昔(明代以前)の中国っぽっくなっているか? 

中華圏の文化といえば、木造で赤い柱の豪華絢爛な建物! という印象があります。
水墨画が飾られていたり、飲茶のシーンがあり細かい食文化の描写や衣服の説明から中国っぽい舞台だなと感じました。
質問ですが『妖賊』、『教匪(きょうひ)』の用語について気になりました。漢字文化に弱いため、前者は何となく怪しくて悪い連中だろうと思いましたが、後者についてはどのような存在を指すのでしょうか。

 ・食事の場面の印象は?

次々と出てくる点心の描写がおいしそうです。文章を読んでいると食べたくなりました。

 ・鉄道という「近代」の象徴を出しておきながら、政体を近世以前にしたこと(架空のもが多いが役所の名称は漢・唐代、科挙は明・清代)。

皇帝や官僚の権力が強く、国策で西洋文化や技術を取り入れつつも支配体勢は強固なままかわらない、というのもありなのではないかと思いました。

 ・西洋文明の象徴たる鉄道を出したが、登場人物が明代以前の中国服(漢服)を着ているイメージを持てるか? (つまり、洋服や和服を着ているイメージがあるか?)

中国服の知識が無いため、登場人物の衣装が例や細かい情報で丁寧に説明されていると思いました。芳雲というキャラクターは、「弁財天や吉祥天といった天女」で服装はなんとなくイメージしました。(あっているかわかりませんが……)
外国人の描写は、インド人やムスリムがいたり、西洋人、日本人など国際色豊かなお店の印象をうけました。

 ・設定の説明に、想定日本の架空国を出したり、ガイドブックを引用(劇中劇)したりした印象は?

『これが、長洛第一の名物料理、「羊肉泡モー(ヤンロンパオモー)」……』のあたりシーンでしょうか。
和人=日本人、とすぐに連想しましたし、忠元は通で、結構力がある人なのだと読んでいました。

 ・両方お読みいただいた場合、初版の前半と、改稿版ではどちらが世界観が伝わりやすいか?

改稿版の方が飲茶屋の描写を通してより、中華の文化を感じやすくなりました。
初版では「少しは立場を考えてください!」と諌めるシーンがあり、普段からフットワークの軽そうなお后と振り回される臣下の関係なのでは、とキャラクターを想像していました。
改稿版では、「少しは銀嬢のしつけをしていただかぬと」からの流れから、仁瑜と銀鈴の皇帝皇后夫妻の以心伝心で仲の良さが伺えました。

 ・改稿版で「魔法が存在する世界」と認識できるか? 初版では鏡を使ったテレビ電話会議の場面があるが、改稿版では登場人物が直接魔法を使う場面を出せなかった。

改稿版の、点心の入れ物に魔法が使われているような描写のことでしょうか。
その記述のみだと、読んでもあまり印象に残らないかもしれません。
(他に見落としがあれば申し訳ありません)

以上です。
お役に立てれば幸いですが、ご希望に沿う内容でなければどうかスルーしてください。

 

上記の返信((改稿版「駅編」) 寿国演義 お転婆皇后と、天空聖地と、雲表列車の返信の返信)

スレ主 ドラコン : 1 投稿日時:

 >やとうさん

 ドラコンです。ご丁重なご感想、ありがとうございます。概ね狙いは達成できたみたいで、安堵しております。

 >質問ですが『妖賊』、『教匪(きょうひ)』の用語について気になりました。漢字文化に弱いため、前者は何となく怪しくて悪い連中だろうと思いましたが、後者についてはどのような存在を指すのでしょうか。

「教賊」も「教匪」も基本的には同じです。端的に申せば、「三国志」に出てくる黄巾党のような、宗教的背景がある、反乱軍の類です。

スレッド: (改稿版「駅編」) 寿国演義 お転婆皇后と、天空聖地と、雲表列車

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元記事:覇道の本懐

タイトルも、プロローグも、どちらももう不安で不安で。なので批判などよろしくお願いいたします。長所もお願いします!

上記の返信(覇道の本懐の返信)

投稿者 ドラコン : 1 投稿日時:

 ドラコンと申します。中華モノ好きとして私見を申し上げます。

 ・タイトルについて
『覇道の本懐』とのタイトルは、決して不当ではないのですが、タイトルだけで「中華モノ」と分からないことが残念です。私でしたら、以下のようにします。

『燕順伝 覇道の本懐』

「中華モノ」であることを明らかにする有効な一案が、「タイトルに主人公名・ヒロイン名・舞台の国名のいずれかを入れる」です。もっとも、それらの名前が「中華っぽい」ことが大前提ですが。

 他には、タイトルに「仙人」「後宮」「龍」といった「中華っぽいキーワード」を入れておく方法もあります。

 商業作品の中にも「タイトルだけで『中華モノ』と分からない」残念な例があります。

 ・映画『レッドクリフ』
 三国志の「赤壁の戦い」を舞台にしているが、このタイトル【だけ】で「赤壁の戦いが舞台」と分かりますか? まだ、漢字で「赤壁」とかいて「レッドクリフ」とルビを振るなら分かりますが。

 ・『薬屋のひとりごと』(日向夏、ヒーロー文庫)
 これから読む予定ですが、中華風世界の後宮に売られた元薬屋の少女・猫猫(マオマオ)が謎解きをする話だそうです。これも、タイトルだけで「中華後宮モノ」との舞台が分からないですね。このタイトルなら、どんな時代設定や舞台でも通用しますよ。この作品には、なぜかコミック版が2種類もあります。スクウェア・エニックス版は原作通りのタイトルですが、小学館版は「猫猫の後宮謎解き手帳」との副題が加わっています。小学館版のタイトルの付け方が上手いですね。

 ・『威風堂々悪女』(白州梓、集英社オレンジ文庫)
 タイトル自体は正当ですが、「中華モノ」と分からないですね。これも時代設定や舞台を問わない例です。主人公の少女が殺され、皇帝の側室として過去に転生し、歴史を変える、という話です。舞台の国名を入れて「威風堂々悪女 瑞燕国記」とでもしてくれていれば、「中華モノ」と分かったんですが。

 ・『桜花妃料理帖』(佐藤三、富士見L文庫)
 これは微妙な例です。「桜花」は国名なのですが、桜は日本の国花です。ですので、本屋に貼ってある発売予定表を見た時は「和風ファンタジーか?」と思いました。本を実際に手に取ってみると「中華ファンタジー」でした。

 ・『紅霞後宮物語』(雪村花菜、富士見L文庫)
 新人賞応募時と作品刊行時で、タイトルが完全に「別モノ」になった例です。応募時のタイトルは「生生流転」でした。「生生流転」も1巻を読めば納得できるタイトルです。ですが、タイトルだけで「中華後宮モノ」と分かるのは、刊行時の『紅霞後宮物語』です(「紅霞」とは主人公が住む宮殿の名)。下手に凝ったタイトルを付けるよりも、「そのまんま」なタイトルを付けたほうが良いという一例です。

 
 ・プロローグについて

 プロットのほうを拝見すれば分かることですが、王・燕會が主人公・燕順を生かしていた理由をもっと突っ込んだ方が良いかと存じます。単に、燕會が王位に就くだけなら、ライバルは完全に抹殺したほうが良いのに、なぜそれをしない? との印象を与えかねませんので。

タイトル案

燕順伝 覇道の本懐

長所。良かった点

 ・タイトルは「中華モノっぽさ」を感じさせない点を除けば不当ではない。
 ・緊迫した場面から入るのは王道。
 ・作中の人名・地名は十分中華っぽい。

良かった要素

ストーリー 設定

スレッド: 覇道の本懐

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元記事:燕順伝 覇道の本懐の返信

たくさんありがとうございます。
なるほど、名前を入れる、ですか。確かにそれならいいかもしれません。
じゃあ、作中のプロローグでも出てる鳥蛍伝にしていいでしょうか。
鳥蛍伝 覇道の本懐
って言う風のがいいかな、と思うのですが。

上記の返信(鳥蛍伝 覇道の本懐の返信)

投稿者 ドラコン : 0 投稿日時:

 ご返信ありがとうございます。ドラコンです。

 >作中のプロローグでも出てる鳥蛍伝にしていいでしょうか。

「鳥蛍」という地名が貴作全体のキーワード(例えば主人公が建てる国の名)になっていれば、主人公名とどちらを選ぶかは、ソラナキさんの好み次第です。ただ、国名を使う場合には「国」の字を入れたほうが、人名と区別が付きやすく、地名であることが明確になります。国でなければ、「邑」(古代中国の集落の総称。都市国家と思われる)の字でしょうか。詳しくはリンク先をご参照ください。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%91

 ただ、プロローグやプロットを拝見した限りの印象では、「鳥蛍」は国名や集落というより、戦場の名前との印象がありましたが、いかがでしょうか。

 プロローグ限りであればこれで良いのですが、貴作全体のタイトルで「鳥蛍」としてしまうと、読者が違和感を持つのではないでしょうか。例えば、『三国志演義』全体の指して「赤壁伝」として(赤壁の戦いだけを描くならともかく)、正当なタイトルと言えるのでしょうか。

 プロローグとプロットを拝読した限りでは、地名の影が薄いように感じましたので、主人公名とした次第です。主人公なら、出っ放しなのでまず外しはないかなと。

スレッド: 覇道の本懐

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元記事:青空坂上 AOZORA-SAKAUE 1条線 ~卒業するまで、しゃっぽーしようね!~

個人的には良いプロローグが書けたと思っていますが、どうなんでしょうか?他の方の意見を聞いてみたいです。

上記の回答(青空坂上 AOZORA-SAKAUE 1条線 ~卒業するまで、しゃっぽーしようね!~の返信)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

拝見しました。
高校1年生が出身の「高校」を言う意外性が作品への興味を引き良いと思います。

ただ、これが本文の「俺」の視点なら、「何を言うかは学校やクラスによって様々だが」というのはおかしいですよね。「様々だろうが」などと推測にしないと。
あと、最後の「この学校でただ一人である」というのも、普通なら「俺」の知るはずのない情報ですので、改変するなり、布石として今後のストーリーに活かすなり、適切な対処が必要になると思います。

 入学式が終わるとクラスに戻って自己紹介をする。大体の学校ではそうだろう。ここ本郷市立新本郷第三高校1年A組でも、それは変わらなかった。学年が変わっても、進学しても、新しいクラスメートの前では毎回繰り返されるこの儀式。担任教師の開始を促す声にも俺は特に期待することもなく、ぼんやりと校庭で舞い散る桜を眺めていた。
「出席番号1番、八幡高校出身、青木さくらです。よろしくお願いします」
 心地よく澄んだ声でなされた奇妙な自己紹介が、俺の視線を教室内に引き戻す。向けた視界の先で悠然と微笑む姿が、花吹雪を一瞬で忘却の彼方に吹き飛ばしていった。

私が書くとするならこんな感じで、自己紹介のインパクトと併せて「俺」の存在とキャラクター性、あとヒロインの美しさをアピールするプロローグにします。参考になれば幸いです。設定と合わない場合はご容赦を。

興味をひかれて数話読んでみました。最初「しゃっぽー」で俺ガイルっぽい話なのかなという印象を持ったので、主人公が比企谷、高島さんが由比ヶ浜、青木さんが雪ノ下にすっかり変換され、「新友会」ではがないを連想したときには手遅れでした。
描写手法は、ちょっと私と違いすぎてアドバイスできないのですけど、楽しげな雰囲気がよく出ていると思いました。

メタ発言とかネットスラングとか記号とかは否定的な意見もありますが、うまく利用し面白く仕上げられれば、エンタメではそれが正義だと私は思います。基本はたしかに大切なのですが、セオリーを金科玉条の経典のように考えず、挑戦的に書いてこその発見もあるのではないかと思います。まぁ成功者の足元には無数の挑戦者の屍が転がっているのが厳しい現実なのですが……

執筆頑張って下さい。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n6047ek/

スレッド: 青空坂上 AOZORA-SAKAUE 1条線 ~卒業するまで、しゃっぽーしようね!~

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元記事:平凡サラリーマンの絶対帰還行動録〜異世界生活の始まりはサバイバルから〜

批評・感想相談の方でもお世話になっております。JIROと申します。
こちらはタイトル&プロローグ特化のようなので、こちらにも投稿させて頂きました。

本作は第一章は遭難(サバイバル)編から始まるのですが、第二章以降は街に入り、異世界での交流&元の世界への帰還を目指して行動することがメインとなります。

序盤以降サバイバルメインではなくなるため、今のあらすじ&タイトルではサバイバルメインの物語に見えてしまうかと不安です(一応"始まりは~"とタイトルにつけてますが)

その他、気になった箇所や改善点ありましたら、教えて頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

↓以下、あらすじです↓

社畜歴8年目の俺は残業帰りに階段から足を踏み外し、気付いたら異世界に転移していた。

チート能力? ありません!
道? 分かりません!
言葉? 通じません!

どうしろって言うんだよ……
夢なら覚めてくれ……
俺には家に帰りたい理由があるんだ。

「サバイバル……するしかないよな?」

これは平凡なサラリーマン、渡 永久が異世界からの帰還を目指す行動録である。

上記の回答(平凡サラリーマンの絶対帰還行動録〜異世界生活の始まりはサバイバルから〜の返信)

投稿者 アウトサイダーK : 1 投稿日時:

お久しぶりです。アウトサイダーKです。

「026」まで拝読いたしました。
第二章も温かなお話で、心が癒やされました。

そこまで読んだ上でのタイトルとあらすじの案を考えてみましたので、まずは提示いたします。

*******************

タイトル案:
異世界転移した平凡サラリーマン、何としても家へ帰りたいのでこつこつ頑張る

あらすじ案:
社畜歴8年目の俺は残業帰りに階段から足を踏み外し、気付いたら異世界に転移していた。

チート能力? ありません!
道? 分かりません!
言葉? 通じません!

それでも、俺は絶対に家へ帰るんだ。帰らなくちゃいけないんだ。

森の中スタートなら、知識フル活用してサバイバル。
出会った人と言葉が通じないなら、スマートフォンで記録しながら地道に覚える。
元の世界に帰る方法の見当もつかないなら、まずは情報収集から。
資金が必要なら、現代知識を活かして商売。

人々の優しさに助けられながら、俺は一歩ずつ帰還への道程を進んでいく。

これは平凡なサラリーマン、渡 永久(わたり とわ)が異世界からの帰還を目指す行動録である。

**************

まず、この物語を一文で表すと、「平凡なサラリーマンである主人公が、異世界転移するが、家へ帰るために凡夫ながら奮闘する物語」であるのではないかと思いました。
タイトル案にはこれを反映しております。

あらすじ案は、元々のあらすじをベースにしつつ、サバイバル以降の主人公の歩みも追記しました。
それから、この物語の良さは、周囲の人々との心温まる交流にもあると思いましたので、それを表現する一文を付け加えています。

主人公の名前は読めなくもないですが読みにくいので、読み方をあらすじ内でも提示した方が親切かと考えます。

以上が、貴作に対する私の案です。
少しでも使えそうなところがありましたら幸いです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n4274en/

スレッド: 平凡サラリーマンの絶対帰還行動録〜異世界生活の始まりはサバイバルから〜

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元記事:記憶喪失の俺が、メイドになってお嬢様に仕えるワケ

ノベル道場でお世話になった、かもめしと申します。
この度、掲示板で書いていた長編小説を新人賞に応募したくて推敲しております。
今回はプロローグを書き上げてみました。
世界観の説明、キャラの会話、文章の内容など、気になる点がありましたら、どうかご指導をお願いします。

プロローグは、世界観の説明とキャラのやり取りを入れたくて書き上げました。

(あらすじ)

「それで? 殺害方法は考えついていて?」

クーヤの主人――セレス嬢には殺害したい相手がいるらしい。
らしい、という曖昧な表現なのには理由がある。それはクーヤが、殺害相手の名前もろとも過去の記憶を喪失してしまったのだ。
彼女が殺害したい相手は誰か? 
腹違いの弟か、婚約者にすり寄る女か、はたまた別の誰か、か。

「お前が思い出したらすべて教えてあげるわ。えぇ……すべて」

喪失した過去を取り戻した時、彼はもう――後戻りはできない。

上記の回答(記憶喪失の俺が、メイドになってお嬢様に仕えるワケの返信)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

かなり書けるのにもったいないな、という印象です。
冒頭が良くないですね。
こういうお硬い設定から入るのが好まれるのは、重厚な戦記物などだけでしょう。
あと細かいことですが、鱗竜刑類って鱗竜形類の間違いじゃないかなと気になります。設定を売りにするような冒頭部でいきなりこれでは、期待度が急降下しました。

私なら、この文から書き始めるのをオススメしますね。
>>ひときわきらびやかな存在感を放つ女子生徒が、サロンのテラス席でアフタヌーンティーを楽しんでいた。

この方が作品の雰囲気にもあってるし、つかみとしてはるかに優れてます。
魅力的なキャラを出して描写して、読者の関心を掴んでから一気に物語を動かす。
設定は動かしながら必要に応じて小出しする。
読者は設定を知るより、話を読みたいのですから。

設定もですが、人物も一気に登場させるのは悪手です。
先に登場させたキャラを充分に浸透させてからでないと、読者は名前を追うだけでいっぱいになり、物語が頭に入ってきません。単なるモブならともかく、話に関わってくるキャラは大事に扱わないと。それでページが足りなくなるなら詰め込み過ぎということです。

スレッド: 記憶喪失の俺が、メイドになってお嬢様に仕えるワケ

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