小説のプロット相談掲示板

ハイケさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:(仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信

案というかイメージ的な感じですね……(笑)
「今のところ想像できるのはこれくらいしかない」って言いたかっただけなので、自分もまだそこまで考えがまとまってる訳じゃないです。申し訳ない。

自分が今ざっくりとイメージしているものは、
・憧れ
・友情
・嫉妬
・同情
・ギャップ
この辺りを使って「出会い」「意識するきっかけ」「会話」をつくっていけるかな、って感じです。

・憧れ
BLの知識はそんなに無いのであくまで一般的なことしか言えませんが、元から同性愛者でない限り、同性に好意を抱くきっかけは「憧れ」や「友情」あたりだと思います。この作品だと憧れのほうが先にきそうかな?って思ったので、先に憧れから。
「憧れ」っていうのは要するに「無いものねだり」です。
Eは家柄に頼ってきてひねくれているけれど、Rは表向きは愛想の良い好青年で、仕事となると獲物を睨む蛇のような目つきでそれを完璧にこなす殺し屋。しかも超絶美青年。
(僕の捏造含む)
こういった場合、EにとってRは「凄い人」「かっこいい人」となるので、「好意」まではいかなくとも「好感」が持てます。
こんなふうに「憧れ」をうまく使っていけると、同性への好意が自然に書けると思います。

・憧れ(その2)
さっきのは「尊敬」のようなものですが、こっちは「羨ましい」って感じです。
「Eには友人が何人もいる」けれども「Rは殺し屋として孤独に生きてきたから友人と呼べる存在がいない」から、Eに憧れる。
(なお、捏造含む)
こっちは「好感」って感じじゃないかな。
割とモヤモヤしてるので、

>そこで初めてRはEへの想いが恋愛感情であることを自覚するのです。

っていうラストとも相性が良い要素じゃないかな、と思います。

・友情
これは特に難しい話でもなく、「異性」「同性」問わず「友情→好意」っていうのは自然な流れだよってことです。
ただ、この作品で友情は割と難しいほうかもな、というのは思いました。

ちなみにさっきの、
「Eには友人が何人もいる」けれども「Rは殺し屋として孤独に生きてきたから友人と呼べる存在がいない」から、Eに憧れる。
っていうやつなんですけども。

Eは友達沢山、Rは孤独

R「俺、友達いないんだよね。あはは……(笑)」

E「俺達、友達なんじゃない?」

初めての友達

みたいな流れを、とりあえず今思いつきました。
書いてる途中だったので凄いぶち込んだ感あるかも……(笑)

・嫉妬
嫉妬っていうと暗いイメージあるかもですが、今回はそうでもないです。可愛く言えば「ヤキモチ」ですね。
Eが友達と仲良くしてて、それに対してちょっと嫉妬する……みたいな(?)
「ヤキモチ」ってのもモヤモヤした感情なので、これも例の「好意に後から気づく」っていうラストと相性が良さそうです。
嫉妬させて揺さぶってから、さっきの台詞「俺達、友達なんじゃない?」っていうのも割と良いかも。
あと、BLにも片方にライバル的なのが出てきたりするんですかね、やっぱり。その場合は、Eの友人から出してもいいんじゃないかなって。
(相変わらず友人設定は僕の捏造に過ぎない)

・同情
これは、なんて言えばいいかな。
悲しい過去を打ち明けて、慰め合った結果仲が深まるみたいな。
現実にも二次元にもよくあるやつです。
話の内容的に、EもRも悲しい過去はありそうだなぁって思ったので。

・ギャップ
簡単に言えば少女漫画によくある
「すっごいイケメン……」

「なんなの!? 最ッ低!!」

「やっぱりこういうとこ好きだな……」
っていうアレです。

個人的に、BLには「最ッ低!!」って感じの出会い方はあんまりないようなイメージですが。
まぁ「思ったより優しい」とかそういうことです。
「Rの犯行時の恐ろしい様子を見た翌日、Rが野良猫を可愛がっていた」とか。
上で書いた設定を引き継ぐなら「Rには友達がいなくて寂しいから動物が好き」みたいな伏線にもできますし。

けっこう捏造要素が多かったですが、あくまで「こういう感じ」ってことです。
「出会いはこうでデートでこういう会話があって2人は恋仲に……」というほど具体的な案が出せなくて申し訳ないですが、そこは一緒に考えていきましょう。
僕のイメージは今のところこんな感じですが、ハイケさん的にはどうでしょう?
「憧れ」や「嫉妬」みたいなざっくりとしたものでも「こういうシーンが書きたい!」っていう具体的なものでもいいので、お聞きしたいです。

上記の返信((仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

いえいえ、貴重なご意見です。

これは私が考えていたものなのですが。
当初、RはEのことを都合のいい依頼人としか見ていませんでした。自分には深い人間関係は必要ないと考えていて、Eとも距離を取るつもりでした。
けれどもEの方は違いました。彼はRに強い興味を持ち、近づこうと試みます。その方法の一つとして、Rに仕事の依頼を続けます。
しかし、実はお互い無自覚なだけで本当は惹かれあっていたのです。
ある日、何の成り行きか分かりませんが二人はキスをします。Rは動揺し、Eに近づき過ぎたと感じます。そして、それからはEにさらに距離を置こうと考え、仕事以外に会わなくなります。
それがEには理解出来なかった。そこで言い合いになり、Rは乱暴にEを突き放します。
それを見ていたAは、Rに「いくら何でもEに肩入れ過ぎだ」と告げます。
実はAは、以前からRに恋慕の情を抱いていました。彼が他の女性からモテていることも知っていましたが、本気で彼が誰かを愛することなど無いだろうと思っていたのです。でも、彼はEを愛した。
Aは、RがEへの想いを募らせていることを、本人が自覚する前から気付いていました。最近、Eへの癒着が強くなっていることも。ここへきてAの嫉妬は最高潮に達し、Rを自分のものだけにするために、彼に銃口を向けるのです。

読みにくいですが、こんな感じのことを考えています。

RとEの関係もそうなんですが、Aの感情もしっかり書いていきたいです。彼女は一番共感させたいキャラなので。

スレッド: (仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】

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元記事:鉄錆の森(仮題)

前作が仕上がったので、新しく考えてみました。例のごとく勢いで書いてしまったので、これから大幅に変わるかもしれません。

上記の返信(鉄錆の森(仮題)の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

後半を変更しました。
あと、主人公はMです。

近所の遊園地が閉園になると聞き、少年Aは見納めの為に訪れていた。するとその遊園地がいつの間にやら異世界へと繋がり、Aは見知らぬ街へと飛ばされる。
そこでは、MとJという2人の魔女が次期女王の座を競い合っていた。魔女Mから「私が勝てば元の世界に帰してあげる」と言われ、Aは2人の戦いを見届けることになる。
試験は魔女Jが優勢で進んでいたが、女王試験の試験監督の悪魔Kの悪い企みが発覚。試験を中断し、MはKに立ち向かい相対死にする。女王になったJはMの意思を引き継ぎ、Aを人間界へと送り帰す。
翌朝、誰もいない遊園地でAが目を覚ましたところで物語は終わる。

スレッド: 鉄錆の森(仮題)

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元記事:鉄錆の森(仮題)の返信

 なんだろう「不思議の国のアリス」のトランプの女王や兵士との諍いとか、「どんぐりと山猫」のような童話テイストの終わり方がなかなか、余韻があって興味深いですね。

 このジャンルは多少のナンセンスも許されるので、どちらかというと舞台となる魔法の世界らしき場所の不思議な雰囲気、を重視するとよいかもしれません。

 あと「女王候補二人が争う」というと、安野モヨコの「シュガシュガルーン」などもそんな感じですね。女王候補二人は仲は悪くないです。魔女っ娘メグちゃんもでしょうが、正統派魔女っ娘もの。プラス主人公の乱入(見届け人として?)って感じでしょうか。

 あまり悪魔との戦いを長引かせず、短めの話でまとめれば、いい感じになりそうな気がしています。

上記の返信(鉄錆の森(仮題)の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

ありがとうございます。言いたい事が伝わっていれば幸いです。

元々、漫画原作か戯曲として考えていた案なので映像的なイメージはあるけれど、それだけなのでこれから穴を埋めていけたらいいなと思っています。

スレッド: 鉄錆の森(仮題)

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元記事:鉄錆の森(仮題) 改訂版

前回の「鉄錆の森(仮題)」を大幅に変更。
だいぶ設定が増えました。

上記の返信(鉄錆の森(仮題) 改訂版の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

さらに改訂。

今日廃園する遊園地のアトラクションで、モギリのアルバイトをしている青年。最後の仕事が終わり事務所を目指すが、なぜか同じところをグルグル回り辿り着く事が出来ない。そのうちに夜が更け、途方に暮れているところにモンスターが襲ってくる。
危機一髪のところを救ったのは、ヒロインだった。彼女はモンスターを倒し、青年を外に帰す為に時計塔に居る大王の元へ連れて行くことを約束する。
ヒロインは次期女王候補の1人で、試験の一環としてモンスター退治をしている。途中、もう1人の女王候補のライバルヒロインから勝負を持ちかけられるも、なんとか時計塔に辿り着く。
大王は青年を歓迎したが、外に帰す魔法は朝にならないとかけられない為、それまで待って欲しいと告げる。
やがてライバルヒロインもやってきて、最終試験がスタート。時計塔に集まったモンスターを2人で倒していく。
結果、ライバルヒロインの方が多くのモンスターを退治したので女王に選ばれる。
落胆するヒロインだったが、ひょんなことから大王の正体に気づいてしまう。大王は、ぬいぐるみに魔法をかけて作ったモンスターを操っていた。
また、女王というのは遊園地の寿命を延ばすための生贄であることが明かされる。気づいた時には既に、ライバルヒロインは大王に囚われていた。
ライバルを救う為に、ヒロインは大王に勝負を挑んだ。戦いの最中、大王はヒロインをかばった青年を石に変えてしまう。ヒロインはショックの余り、涙を流した。
すると箱が開き、ヒロインの魔力がみるみる向上。再び大王に立ち向かい、ついに大王を倒すも相討ちになりヒロインも力尽きてしまう。大王が倒れたことで魔法が解け、青年は元に戻る。
その後、救い出されたライバルヒロインは昔、青年に箱を渡したのは自分だと打ち明けた。昔、ヒロインに嫉妬して彼女の魔力を箱に封じ込めて幼い青年に渡したという。
朝がきた為、ライバルヒロインは青年を外に帰す魔法をかけ、青年は遊園地の前で目を覚ます。

スレッド: 鉄錆の森(仮題) 改訂版

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現在までに合計9件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全2ページ中の2ページ目。

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元記事:クロニクル・マキア

 二度目になります。六道一真と申します。
 この度はこちらにて、プロットの相談をご依頼させていただきました。
 今回の相談内容は2つ。
 記載したテロ組織『冥府の囚人』によるゼウス抹殺計画『無常の果実』について、遊戯王VRAINSのハノイの塔のような人類さえも脅かすようなものにしたいのですが、中々思いつかないので案を頂きたいというもの。
 最悪人類への害はなしでもいいですが、ゼウス抹殺の目的だけは完遂出来る計画がいいです。
 あとついでに、今のところルビは『モイラ(果実を与えた女神)の果実』という意味のギリシャ語ですが、他に案があれば意見を頂きたいです。
 二つ目は、(転)の展開について。
 一応上記のように纏めましたが、他に盛り上がる案があれば参考までに教えて頂きたいです。
 条件としては、(結)に繋がるよう「ゼウスを除く十二機皇が弱体化、もしくは破壊されている事」です。

 ゼウスの思想など分からない部分があるかもしれませんが、そういった疑問があれば答えていきます。
 また、それ以外にもアドバイスがあれば教えて頂きたいです。
 力足らずな自分ではありますが、どうかご助言をよろしくお願いいたします。

上記の回答(クロニクル・マキアの返信)

投稿者 ラ研の無惨 : 1 投稿日時:

どうも初めまして。如月千怜です。
あらすじの書き方に少し意見を書かせてもらいます。

まず一つ思ったことなんですけど、あらすじがものすごく長いですね。
あらすじが長いということは、あらすじに不必要な情報が多いということが多いと言われています。
例えばセリフとかは大半がいらないものです。セリフはストーリーの大筋や核心に迫るもの以外書かない方がいいと思います。
こういうのは別の紙(あるいはファイル)にメモしておきましょう。
あと起の部分が一番長いのも気になりますね。
基本的に長く書くべきなのは承の部分だと思います。

私見で申し訳ないのですが、初心者の頃に完成度の高い長編を作るのは極めて難しいと思います。
実際私は失敗しました。自分の納得できるプロットを作れず、公私共にトラブル続きな生活環境だったこともあって、最後に長編を完結させた時から今書いている長編を執筆するまでに一年半くらいかかりました。
ちなみにその間は一年くらい執筆を休み、半年の間短編で練習していましたね。
だから六道様も、自分のプロットに納得ができないのであれば、短編から練習をしてみてはどうでしょうか?
あらすじを必要最低限の量にする練習もできると思います。

スレッド: クロニクル・マキア

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:花男爵の遺言

はじめまして、こんにちは。カイトと申します。
今回、初めてまともにプロットを立ててみたのですが、長編を完成させたことがほとんどないため、興味を引く内容になっているかどうか気になります。

・ストーリー、キャラクターに、多少なりとも興味を引かれるか
・あらすじに破綻がないか
・その他、突っ込みどころ

教えていただけるとありがたいです。

上記の回答(花男爵の遺言の返信)

投稿者 さる・るるる : 2 投稿日時:

まずは、作者が聞きたがっている3点について
【Q】
1.ストーリー、キャラクターに、多少なりとも興味を引かれるか
2.あらすじに破綻がないか
3.その他、突っ込みどころ

【A】
1.うーん、興味を惹かないかなぁ?
だって、この話は、不倫して生まれた少女の悩みですよ。
まだ、恋愛はおろか、初恋すら経験したことがないかもしれない、
「中学生・高校生の読者」を相手に、
いきなり不倫の話をされても、共感できないと思う。
それが、どんな正当な理由だとしても、
子供まで作ってしまって、その娘が思い悩むなんて、親なら分かることです。
しかも、親子ほどの年の離れた不倫って・・・。
どんな言い訳を用意しても、読者を納得させるのは、相当、難しいでしょうね。

2.破綻しています。
とりあえず、「構成」という部分のみ、後で説明します。

3.突っ込みどころ、満載です。
作者が、何を伝えたいのか分からないので、精査することができません。悪しからず。

まずは、この物語で、作者が何が伝えたいのかが分かりません。
つまり、【テーマ】が、きちんと設定されていないのではないでしょうか?
そのため、【ログライン】という「1行の物語」を作りましょう。
そうすれば、自分が描きたいものが、自ずと見えてきます。
このログラインがうまくいかないようでしたら、物語を“盛り過ぎ”です。
その後で、【プロット】に着手すれば、物語を混乱させることなく、進められます。

物語を作るのには、幾つかのルールがあります。
よく、例えば、【主人公の問題を解決すること】とか
【主人公を成長させること】だとか、です。

このプロットを、簡潔に「おさらい」します。
とりあえず、細かい部分は、一旦、無視で。

初老の男爵のところで、働いている主人公(女性)がいます。
自分の父親が、この男爵ではないかという疑念を抱きます。
聖堂にいる母を問い詰めると、それを認めて、謝罪します。
主人公は、男爵のもとを去り、村へ帰ります。

さて、キャラクターの部分で、主人公は、
「自分の出生について悩みや不満を持っていることを
母に打ち明けられないでいる」といった【問題】が書いてあります。
実は、「主人公の悩み」とは、「何でもいい」ワケではありません。
それは、葛藤を伴う問題でなければなりません。

例えば、「ニキビが出来たから潰したい」といった悩みなら、
読者は「だったら、さっさと潰せばいいじゃん」と思うワケです。
この話も、「さっさと打ち明けろよ」と思うのです。
なぜならば、話せない【縛り】がないからです。

例えば、誰かに「母親に、自分の出生を聞こうものなら、
お前の母を殺す」となれば、そう簡単には聞けないでしょう。
自分の出生を知って母を死に追いやるのか、
それとも、出生など知らずに母と幸せに暮らすか、
こういった思い悩む選択肢を、読者に見せろ、ということです。

そして、もう一つの基本。主人公を【成長させる】というモノ。
話の流れは、母に男爵が父であることをと詰めると謝罪してそれを認め、
主人公は男爵の元を去っていきます。
これって、成長していますか?
そうは感じられず、とっても、つまらないエンディングだと感じました。
それは、主人公が、「感情」でなく、「正論」で生きているからです。

例えば、暴力反対の男が、暴漢に襲われるも、話し合いで解決しようとする。
これが「正論」です。
しかし、暴漢に切りつけられ、カッとしして、つい殴り倒してしまう。
これが「感情」です。

つまり、「考え」と「行動」が矛盾しているからこそ、人間って面白いワケで。
結局、主人公は、最後の最後まで、自分の殻を破れずじまいなのでは?
二人の大人を許すことが、成長と言えるのではないかと。
ただ、テーマが分からないので、これであっているかもしれません。
不倫への罰として、バッドエンディングが用意されているのかも。
そうなると、男爵だけではなく、自分の母親へのバッドエンディングも必要でしょう。

そして、このプロットには、蛇足とも言える部分があります。
それは、孫が、男爵のもとに『新種の薔薇の鍵は我が娘』とは何のことか?と
問おうとしたが怖くて聞けず、最後に勇気を振り絞って聞くと、
その答えを教えてくれた、という流れの部分です。
主人公の問題とは、何の脈略もないエピソードです。

古い映画ですが、「市民ケーン」という作品があります。
話は、新聞王ケーンが、「バラのつぼみ」という謎の言葉を残して死に、
新聞記者は、その言葉の意味を求めて、
生前のケーンを知る人物にあたるというモノですが、
この「一言だけ」でも、壮大な映画ができあがるのです。
この「孫」の部分は、不要なので、分離させて、もう1本別な話を作るべきでしょう。

そして、この「孫」と「主人公」には、大きな共通点があります。
それは、自分の問題を当事者に聞いて、それを当事者が答え、
問題を解決させてしまっている点です。
つまり、この二人は、物語の中で、何の「努力も、葛藤も、奮闘も」していない。
ここが、このプロットの【最大のミス】です。
自分のことは、自分で動いて、解決させましょう。

分かりやすく、恋愛モノで説明すると、
人見知りの女の子に好きな男の子が出来ます。
そこで、親友を通じて自分の思いを伝えてもらったところ
相手も好きだったことが分かり、両思いになりました。
これではダメということです。
「親友を通じて」ではなく、「自分」で。

主人公が、人見知りを直そうと、
あらゆる試みをしますが、どれも上手来ません。
それどころか、好きな人の前で大失態を犯し、絶望的になります。
しかし、自爆覚悟で告白しました。
彼は人知れず、見ていたのです。彼女の努力する姿を。
こうして、二人は両思いになりました。
こういう風に、主人公自身が動くことが必要です。

伝わったでしょうか?

そうなると、「主人公」は、「誰」と向き合わなければならないのでしょうか?
「母親」でしょうか? 「男爵」でしょうか?

読んだ感じでは「父親当て」が「クライマックス」だったので、
「男爵」と向き合う必要があります。たぶん。

プロットでは、一切、そういったエピソードがありません。
読者に、何を伝えていくのかを考え、それに適したエピソードを作り、
その過程を、分かりやすく描くのがプロットです。
つまり、「感情の変化」と「エピソード」をセットで考える。
出来事だけを、ただ並べていったのでは、物語の面白みは伝わりません。
感情が、どう変化していったのかを、記していくのがプロットです。

また、面白くない原因の一つは、
登場人物全員が、馬鹿正直で、言葉を額面通りに受け取っているということです。
人は二面性を持っています。
母親も、男爵も、なぜ、優しい嘘がつけないのでしょうか?

母に、男爵が自分の父親なのかを聞くも、否定する。
男爵本人に聞くも、否定する。
そこで主人公は、どんな結果であろうと、真実を知りたいと奔走し始める。
となれば、物語がどんどん広がります。
誰も語らないからこそ、知りたくなのが人間なのです。

だから、母を問い詰める。
やっぱり、男爵が自分の父親だった・・・。
これでは、物語が、一瞬で終わってしまう。
だから、グダグダと余計な話を作って、間延びさせている印象が否めないのです。

物語を展開させるためには、
主人公が“最初”に「考えていたこと」が、
“最後”は、大きく変わっていないとダメです。

例えば、天敵だった男子と、学園祭実行委委員会を通じて、仕方なく行動するうちに、
最後は、好きになっていく、といった感じです。
つまり、「大嫌い」だった人が、最後は「大好き」になる、という感じです。
これが主人公を「成長させる」ことです。

そのため、最初は、男爵のことを「良く」思っていたにも関わらず、
最後は「見捨てていく」では、話の作りがおかしいです。

確かに、「最初」と「最後」は変わっています。
しかし、「不倫を責める話」と「不倫を許す話」は、どちらが難しいですか?

基本は、「弱いヤツ」が「強いヤツ」に戦いを挑んで、勝つ話です。
「強いヤツ」が「弱いヤツ」と戦っても、勝つのが当たり前です。

要は、不倫を責める話は、傷に塩を塗る話です。
つまり、弱い者いじめの構図なんです。
だから、「不倫を許す話」にしなければならないのです。

あと話は変わりますが、ファンタジーにしたいになら、こういった手もあります。
「男爵」と「下女」の不倫関係だと、共感を得にくいことは確かです。
どんなに純情な恋であったとしても、
「下女」は、ふしだらな女と決めつけられてしまいます。
しかし、関係が「公妃」と「下僕」で、ひっくり返して考えたら、どうでしょうか。
公妃は身分の違いなど気にせず、
本気で人を好きになったに違いないと、誰もが思われるでしょう。
もし不倫がバレれば、皇室の大スキャンダルに発展するので、
生まれてきた子は、出生の秘密を知ることもなく「大公の子」として、
大切に育てられるていくことでしょう。

実は、コレ、あるアニメの設定です。
そして、そのことを嗅ぎつけた悪党が、
王妃を殺して、その娘と政略結婚をしようと企みます。
そのことを知った真の父親は、結婚式をブチ壊してやろうと乗り込んできます。

もちろん、悪党は、少女に、出生の秘密を明かしたりはしません。
なぜなら、それを明かせば、政略結婚がパアになってしまうからです。
そして、もう一人の男も、自分が父親だとは、絶対に名乗りません。
なぜならば、人に言えない仕事をしていたからです。
そして、少女を挟んで、「男」と「男」の対決が始まります。

この設定ならば、少女が出生の秘密に悩むことなく、
ファンタジーの世界を、十分に確立することができると思います。

ちなみに、少女の名前はクラリス、
悪党の名前はカリオストロ伯爵、間男をルパンと言います。
参考程度に、その作品を観ておいても損はありませんよ。

まとめます。
主人公を、成長させろ。(最初と最後を変わっているか?)
主人公は、大きな問題を抱え、解決させろ。(自ら解決しているか?)
主人公は、強い者へ、戦いを挑め。(面白くなっているか?)

スレッド: 花男爵の遺言

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:異世界にまで行ったのにそりゃ無いよ?!

まず自分には語彙力が無いため表現力が足りない気がします.
なのでもし語彙力を改善する方法が有りましたらお願いします.

上記の回答(異世界にまで行ったのにそりゃ無いよ?!の返信)

投稿者 エア : 0 投稿日時:

万一あなたがラノベやなろう系でいこうと思っているなら、待ったを掛けたいです。
これらの異世界モノは本来、読者の承認要求を満たすものであって異世界で苦労する事は望んでいないのです。ラノベやなろうは、テンプレ命ですよ。
どうせやるなら、地球ごと異世界転移した世界とか、『血界戦線』みたく異世界人が存在する現実世界、『ファナティックブラッド』の様に現実世界と異世界を行き来できる世界、主人公にも何らかの便利なスキルが1つ(一見平凡そうでもレベルを上げる事で応用が効いたり威力が増したりして、いつしか仲間と肩を並べる程に成長する)くらいはあった方が良いでしょう。

ちなみに語彙力を上げるには、やっぱり日頃から色々な活字に触れるしかありません。

スレッド: 異世界にまで行ったのにそりゃ無いよ?!

カテゴリー: なろう系ラノベ(大人オタク向け)

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