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ハイケさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:(仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信

プロットを見る限り、なにも不安に思う必要は無いと思いますよ。
題材も基本的なイメージはできていますし、僕が創作掲示板のほうに書いたことはちょっと的外れだったかな。

プロットの中身を濃くするなら、重要なのは時系列ですね。時系列といっても単なる順番だけでなく、どのシーンが全体のどの部分に来るのか、みたいな。
たとえば、「ケンカ別れに近い形で2人は別れてしまう」ってところが最初のほうになるなら、二人が再開できないまま後悔なり苦悩なり……っていうのが話の主旨になるだろうし、クライマックス前くらいになるなら、二人の仲は全体的に良い方向で書かれてて、最後の最後でどんでん返し……って感じになると思います。
シーンの入れ方によって、物語のイメージって変わるんですよね。
こんな感じで、今決まってる部分だけを時系列に当てはめていくと、埋めなきゃいけない空白の部分が見えてくるはずです。
念の為両方例を出しますと、

前者の当てはめ方なら、
「殺しの依頼で知り合う」

「〜それから色々あって、俺達の距離が縮んでいった〜的な」

「ところが、ケンカ別れ」

「再開できぬままなんたらかんたら」

「Rが倒れる」

この場合、埋めなきゃいけない部分は「再開できぬままなんたらかんたら」ですね。

後者なら、
「殺しの依頼で知り合う」

「色々あって、どんどん仲良くなっていく」

「ケンカ別れしてしまう」

「再開できないまま、Rが倒れる」

この場合、空白は「色々あって、どんどん仲良くなっていく」です。

この時点で決まってる部分が題材みたいなもので、こうして炙り出した空白が細かい内容になる訳です。

仲良くなるなら、どうやって仲良くなっていくのかを考えればいいし、再開できないまま……っていうなら、再開できない間にお互いは何を思ってどんなことをしてるのかを考えればいい。

それでだいたい決まったなら、もっと視野を狭めて、ケンカの内容やケンカに発展するまでの流れなどを考えるのです。それが決まったら、もっと細かくその間お互いどんな感情だったのか……みたいな感じでどんどん設定を詰めていってます。
顕微鏡みたいな感じですね。観察対象は初め低い倍率で探して、あとから倍率上げて観察します。

自分はこういうのを頭の中でやってるんですけども、文章にするとこんな感じですかね。
創作掲示板から来たのであまりプロット掲示板っぽくない返信だったかもしれません……(笑)
自分はプロットしか見てないのでわかりませんが、質問者様の頭の中には時系列などのだいたいのイメージがある思いますので、あらすじとして書かれたシーンがそれぞれどの辺りに来るのかを教えて頂ければ幸いです。

上記の返信((仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 1 投稿日時:

コメントありがとうございます。
なんせ初めてですし、色々思うところがあったので分かりやすくアドバイスを頂けて嬉しいです。
そうですね、王道を貫くという意味では後者の方が最初のイメージに近い気がします。ただ、この話の場合は回想が主体になってくると感じているので、それだと前者かな?
後から追加になった設定なんですが、Eは兄を消した後もRに殺しの依頼を続けるのです。なので、Eの視点で

新しい依頼をする。

なかなか報告がこない。
(ここで、出会いから今までの回想をいれる)

会いに行くとRはケガをしていた。

RはEを追い出す。(ここからRの視点。このシーンがプロットのケンカ別れですね)

その晩、Aに裏切られる。

と、いう流れを考えているのですがどうでしょうか……。
なんか、答えになっていなかったらごめんなさい。

スレッド: (仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】

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元記事:(仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信

私も特に問題なさそうに思います。
大筋で最後まで理解できる内容なので、そのまま詰めていけば執筆できるくらいに膨れ上がるのではないでしょうか。

強いて指摘するなら2つほど。
まずはラストの
>その後、再会できぬままAの裏切りによりRは凶弾に倒れる。
これ自体には何も問題ないと思いますが、しかし、このままだと「Aの裏切りでRが倒れる(その非業の死の意味を察してくれよ)」という、割と読者に投げっぱなしになるんじゃないかなと思う。
つまり、「Aの裏切りでRが死ぬ」、「で、何?」という事の答えが無いのではないかな。と。
「Aの裏切りでRが死ぬ」「数年後にEがRの遺体を見つけ、仲直りの口づけをした」とか。
「Rが凶弾に倒れる」だけでは終わってないような気がします。
Rの死後の話まで書くと考えると、例えば上記した例の場合「Eが仲直りの口づけをする」のですが、「仲直り」ということは前にある「喧嘩別れ」の内容が重要になってきます。
「喧嘩別れ」の際に、例えば「従者になる証として指輪などアクセサリを送られる」という設定を書いていたとすると、ラストは「口づけ」ではなく「あのとき贈れなかった従者の証を与える」とするほうが良いですよね。

まあ、これは単なる一例ですから、想定と違うでしょうし、「こうしたほうが良い」という話ではありません。
「Aの裏切りでRが死ぬ」だけでは「悲恋」が終わってないので、ちゃんと終わらせる要素を考え、その要素から逆算して私の例で言えば「従者の証」など設定を作っていけばよいのではないかなと思います。

もう一点の指摘は、大枠は問題ないのですが、テーマである「悲恋」が書けてないのではないかなと言うことです。
といっても、繰り返し大枠は問題ないと思うので、この物語の悲恋の要素は、つまるところ「二人はいい感じになるけど、すれ違いばかりになってしまい、仲違いしたまま主人公が死んでしまう」というところだと思うので、ラストを除けば悲恋の表現が出来るのは「すれ違いばかり」というシーンでしょう。
なので、そこは似たような題材を手にして参考を見つけ、詰めていけば良いと思います。
「すれ違い」で悲恋を表現できるシーンを考えたほうが良いかもね、という指摘でした。

上記の返信((仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 1 投稿日時:

わざわざありがとうございます。
ご指摘頂いた通り、やはり恋愛描写というのがこの話の肝なのでそこは見直していきたいと思います。

スレッド: (仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】

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元記事:(仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信

私自身がBL作品に精通している訳ではないのですが、思ったことがあるので少し述べさせてください。

・BLならカップリングの攻めがどちらか、受けがどちらかがはっきりしていること。
 これ、BLにおいてはどのキャラがどっちかって、かなり重要なことのようです。
・BLに限らず女性向けでは、キャラとキャラの関係性がきちんと描かれているかが面白さになる。
 RとEがケンカ別れしたままだと関係性はそこで終わるので、話の本筋もそこで終わりとなります。
 ストーリー的にはキャラたちの関係の変化を追いながら、心情を描いていく形になるのが女性向け作品だと思います。

あと、世界観で気になったのですが。
BLはBLと宣言(?)すれば、大前提として「異世界(別世界)ファンタジー」です。
極端な話、キャラとキャラの恋愛がきちんと描けていれば、なんちゃってイタリアでもたぶん大丈夫だと思います。
RとEの関係の変化、そのことで変化する気持ち・想い、それにAがどのような心情で絡んでいくのか、そこに気を配って書かれると良いかと。

上記の返信((仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

的確なアドバイスありがとうございます。
確かに、関係性を見せるジャンルなのでそこは力を入れたいと思っています。

スレッド: (仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】

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元記事:(仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信の返信

なるほど。
「新しい依頼をしても報告が帰ってこない」っていうプロローグ的なものから始まって、その後すぐ「馴れ初め~現在」に入り、激しい仲違い的なクライマックスを経てAの裏切りで終わる。という感じでしょうか。
それならば、今のところもっとも曖昧なのは「馴れ初め~現在」になるかと思います。曖昧と言うと少々先が遠く思えてしまうかもしれませんが、逆に言えば「ここが一番自由度が高い」ってことです。
キャラの魅力や伏線、諸々のイベントなどはクライマックスより前に出し切るものなので、大概はここで書くことになります。
ですので、ここで描写する、

・キャラの魅力(魅力というとプラス要素っぽくなりますが、マイナス要素も含めそのキャラ全ての特徴を指すものとします)
・伏線
・諸々のイベント

あたりを考えていきましょう。
簡単に言えば、「出会うシーンや恋仲が発展していく段階でどんなものを書きたいか、書くべきか」ってことです。書くべきかどうか曖昧なものも、実際に書くかどうかは後にすればいいので、とりあえず思いついたものはどんどん出していったほうがいいです。

キャラの魅力というと、僕が現在知る限りでは、
・Rの天使のような美貌
・Rの普段の好青年な様子
・Eの捻くれ者で意地っ張りな様子
・Eの兄の他人への当たりが良い様子
・Eの兄がEへキツく当たる様子
・Aの嫉妬深い様子
あたりになると思います。
キャラの魅力は何らかの形で描写する必要があるので、先に出してから、それらをどんな風に描写するかを決めるとやりやすいです。

伏線は、僕の知る限り「ケンカに発展する伏線」と「Aが裏切る伏線」ですかね。
いきなりケンカしだしたり裏切られたりしたら、読者もついていけないので、これもどこかで貼っていくために出しておきましょう。
まぁ、伏線は色々考えていくうちに増えていくものなので、今すぐに出す必要はないと思います。
必要だと思ったらその都度出していけばいいです。
あくまで今必要だと思うものを出してみましょう。

諸々のイベントっていうのはつまり、↑の「キャラの魅力」や「伏線」を出していく所ですので、先にキャラや伏線について決めてから、一緒に考えていきましょう。
デートだとか、「こんなのも書きたい」っていうのがあれば、先に出していっても大丈夫ですよ。

こんな感じで、先に書こうと思うもの、書くべきものを出していけば、だいたいの話の進め方ができていきます。
その辺りで、今の時点でハイケさんが書きたいと思っているものや、書くべきと思っているものは、他にどんなものがありますかね?

(説明が少々複雑になってしまったので、「ここ何言ってるかわからん!」っていうところがあれば言ってくださいm(_ _)m)

上記の返信((仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

やりたいこととしてはEの兄は直接登場せず会話の中だけに姿をみせるようにしたいです。
あと、仮題を「ネモフィラの唄」としているのですが、これはネモフィラをキーアイテムとして使いたいと考えているからです。(絶対というわけではないです)

スレッド: (仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】

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元記事:(仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信の返信の返信の返信

>仮題を「ネモフィラの唄」としているのですが、これはネモフィラをキーアイテムとして使いたいと考えているからです。

ネモフィラの花言葉は「あなたを許す」(だったはず)ですし、それはかなり良いと思います。
質問者様のイメージとは随分違うかもしれませんが、Rの最期にEが泣きながらネモフィラを送る(どっから持ってきたんだ)的なシーンがあれば、悲恋ものとしても形づくれるだろうな、みたいに思いました。(僕の勝手なイメージですm(_ _)m)

>やりたいこととしてはEの兄は直接登場せず会話の中だけに姿をみせるようにしたいです。

自分も「そんな感じになるかなぁ」と思ってました。物語の主旨とは関係ないキャラですし。
となると、「Eの兄について話す」といったようなイベントは少なくともできるわけですね。

あと、出したいものが多すぎてもやりにくいので、合わせられるものは合わせちゃったほうがいいと思います。
例えば、「Aが嫉妬深い」というのと、「Aが裏切る伏線」は一緒にする。みたいな感じです。Aの嫉妬深さを書けば、読み手としては「あー、こいつなんかやるな」ってなるでしょうからね。

今の時点で出てるものは少なくとも必要になると思うので、これらを中心に「出会い~現在」の流れを考えていきましょう。
自分の中では「出会ったシーン(つまり第一印象)」だったり「デート中にお互いの事情を話すシーン」だったり、あとは「お互いを意識するようになるきっかけ」だとかが頭の中にあるのですが、どうでしょう?

上記の返信((仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 ハイケ : 0 投稿日時:

一応出会いのシーンは考えていたのですが、別の案も知りたいですね。

私が考えているラストの一案にRが死ぬ間際にEとの出会いと同じ状況の幻を見る、というのがあります。そこで初めてRはEへの想いが恋愛感情であることを自覚するのです。(もちろん、これよりいい案があれば変更しますが)

とりあえず、黒鐘 黒ぅ様の案を教えていただけないでしょうか。特に出会いから現在に至るまでの部分は、整理がついてないので。

スレッド: (仮題)ネモフィラの唄【注:BLです。】

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元記事:ドラゴンの嫁ができました

初めまして、小説家を目指してラノベを書いている竹取獣奈という者です。
今回は自分の書いている小説の設定を皆様に見ていただき、意見をもらおうと思い投稿しました。
自分はバトル物が好きで書いた作品は必ずバトルシーンが入ってしまいます(笑)
今回もファンタジーバトル物で書いたのですが、設定にツッコミ所がないか不安になったのでここを初めて利用しました。
どうか皆様のお力をお貸しください、よろしくお願いします。

上記の回答(ドラゴンの嫁ができましたの返信)

投稿者 ヘキサ : 0 投稿日時:

竜の嫁と聞いて「ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ」のヒロイン、アズリアを思い出してしまったhexaです。確か髪も赤だったと思う……。

あらすじのほうはシンプルにバトルもの、とお見受けしましたが、そことは別に少し気になったのが、キャラクター達の名前です。
同じパーティ内に「フェイ」「ライ」とか、母が「メリア」でメイドが「カメリア」とか、「アザレア」「メディア(←これメリアとかぶって特にわかりづらそう)」
「セバス」「ジェス」など、字数や音数、最後の母音がかぶるものがなんだか多い感じがします。

こういうのって地味に読者に負担がかかったりするので、優先順位の低いものや同じ場所に居合わせる可能性が高いキャラの組み合わせの時などは特に気をつけたほうがいいのでは、と思います。

スレッド: ドラゴンの嫁ができました

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:未定

初めてで色々間違えてたらすみません。
お話作りをした事がほぼ無いので考え方がよく分からず進みませんのでぜひ助けてくださると嬉しいです。

最終的には小説にしたいですが、最初の目標としては大まかなストーリーから短いお話にしたいです。
今のままだと肝心の中身がふわふわ過ぎるので…。
どうかよろしくお願いします。

上記の回答(未定の返信)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

まずプロットの感想から。
設定が長寿ということもあって数百年を経ているので壮大なように思えるけど、ストーリーは呪いを解呪するという話でとてもシンプル。
これは偉そうにも褒められるべきところだと思います。ただ、まだまだ考え始めのようでここからあれこれ設定や話を盛っていって複雑になってしまわないかと心配。
この物語の骨組みは「解呪するための旅」というシンプルなものだと忘れないでほしいと思います。

構成は、まあ言うまでもない事だけど、まだ大雑把な流れが出来ただけなので、「ここから物語が始まる」という切っ掛けこそあるけど、「その物語は一体何なの」という中身がごっそり抜けています。
オチが決まっていればオチから逆算して中盤を決定出来るので、まず中盤の展開を決めると良いでしょう。
最初にオチを決められている事は、書き慣れてない人だとこれは滅多に無いことで、個人的な所感ですが最初にオチを決められる初心者は完走率が高いと思います。

あとは、かなり個人的な意見。
世界観に「ファンタジーイメージ」とあるけど、これは解呪する旅なので、「呪術」に関する設定が個性的であれば面白そうだと思う。
例えば、漫画「蟲師」ってわかりますかね。「蟲」という異形の精霊のようなものが引き起こす怪奇現象を薬師っぽい主人公が解決したり不思議体験をしたりしてく話なのだけども。この「蟲」の世界観の設定が秀逸で面白い。内容はというと「旅人の主人公が先々で困ってる人を助けていく」みたいな単純なものなのだけど、だからこそ世界観の独特さが際立って面白いわけですね。
まあ、ちょっと例えで出すには極端だったかもしれんけど、御作も内容はいたってシンプルなので、「解呪の旅」であるなら「呪い」に関する独特な世界観があったら良いと思う。

ほんで、ようやっと本題。
>お話作りをした事がほぼ無いので考え方がよく分からず進みませんのでぜひ助けてくださると嬉しいです。
物語の作り方は人によってかなり違うことがあるので、あくまで私なりの解釈で説明してみたいと思います。これが正しいやりかたってわけではないことを留意しておいてください。

既に決められた事から一番近い考え方で解説すると、全ての物語は基本的に「はじまり」「なか」「おわり」の3ステップで説明できます。
「桃太郎が」「動物を仲間にして」「鬼を退治する」
という具合。
ここで御作が抱えてる問題は「なか」の部分でしょう。
私は先に「オチから逆算して中盤を決めればよい」と書きましたが、この桃太郎の例においては「鬼を退治するための仲間を得る」という感じです。単純に「鬼を退治するにはどうすれば良いか」を考えれば良いという事です。
まあ、自分でだしておきながら少々わかりにくい例ではありますが、「なか」は「オチに至るための切っ掛け」であると認識されれば良いと思います。
それで言うと、御作の場合は「解呪の家系を見つけて呪いが解けた」で終わるので、すなわち「解呪の家系を見つけるためにはどうすれば良いか」を考えれば良いわけです。
ここでは適当に考えて、「解呪の家系を付け狙う呪術師と敵対し、関わりが深い人物を助ける」とでもしましょうか。
そうすると御作は、
1「恩人の子孫と共に解呪の旅に出る」
2「解呪の家系を付け狙う呪術師と敵対し、解呪の家系と関わり深い人物の知己を得る」
3「解呪の家系を見つけ、呪いが解けた」
となる。
すると、2の前に「呪術師」という敵の事や「解呪の家系」の事を読者に伝えねばならないので、1と2の間に
1.5「呪われて困ってる人を、主人公が数百年で身につけた解呪の術で助け、呪術連盟と敵対することになる」
という感じの展開を入れたり、
2と3の展開が急すぎるので、間に
2.5「知己を得た人物の話から滅ぼされた解呪の一族の隠れ里へ向かい、そこで主人公は見覚えのある顔を煤けた写真の中に見つける。それは呪術連盟の幹部の家族写真だった」
つまり、解呪の一族の唯一の生き残りが呪術連盟の幹部だったって事っすね。これは私の妄想ね。
そーすっと、主人公と呪術連盟の幹部は前もって顔見知りになってなきゃイカンので1.5から2の間で幹部が主人公を見下ろして「中途半端に呪いを受けた死にぞこないか」みたいなシーンを入れたいね。一戦して主人公が負けるとか。
さて、じゃあ呪術連盟の幹部はなぜ里を裏切ったのか、あるいは裏切るにたる理由があったのか、「生という呪縛を解してしまう呪われた一族だ」とか、そもそも「主人公を呪いに掛けたのは、長寿という呪いを解いて殺そうとしていたのだ」ということにするか。
うーん。妄想が熱を帯びてきたので、参考例はこの程度にしておきますか。

物語は、例えばストーリー進行に123456789と番号を振ったとして、最初に誰でも考えるのは1の段階「はじまり」ですね。
そして9というオチ「おわり」を次に考えるのですが、これを考えられる初心者はなかなかいない。
その次は5という「なか」を考えるべきなのですが、スレ主さんが考えられたのは
「数百年後、恩人の子孫を助けて旅をともにする」
というところで、これはせいぜい進行2でしょう。
なんなら、主人公が呪われて死にかけたってのはプロローグ、前座の話であって、「数百年後」からが物語のスタート、すなわち進行1の部分とも言える。
人間は、時間からは逃れられないので常識的に時系列で物事を考えますが(だから最初にオチがなかなか考えつかない)物語を思考するときは因果が逆になるので、結果を考えてからその道筋を考えると思いつきやすいです。
時系列で考えるから1の次は2を考えてしまいますが、オチである進行9を考え、その9に至る切っ掛けを考えてこれを進行5とする。
1・5・9が揃うと、単純な話、これだけで物語が成立する。
「解呪の旅に出た」「解呪のヒントを得た」「解呪に成功した」
と、まあ何も盛り上がらない流れですが、解呪の旅でヒントを得たから解呪できた、と内容は通ってますよね。

この盛り上がらない話を面白くするためには「障害」を置くことです。
これは「解呪の旅」なので「解呪させない・できない要素」を置くことで「苦労してヒントを得た」「大変な中やっと解呪できた」という盛り上がりになる。
私の例ではそれが「呪術師」や「呪術連盟」や「幹部が解呪の一族の裏切り者」という展開になってます。
私の作例は最後まで作ってませんが、おおよそこんな感じという流れはわかるのではないかなと思う。
「蟲師」のように一話完結で短い話の連作にしたい場合は、この規模を小さくすれば良い。
例えば「解呪の旅」の中でこの本題とは別に、「主人公ほどの呪いではないが呪われて困ってる人を助けるエピソード」を想定し「困ってる人と出会う」「解決の糸口を見つける」「解決する」で、その中に「解決させない障害」を用意する。
そしてこうした旅のエピソードをいくつかやりつつ、本題である「解呪する旅」の全体像を考え進行5に差し掛かったら「解呪の一族と関わりがある人物を助ける」というエピソードを置く。
と、こんな感じ。

この方法が誰にも正しいわけではありませんが、スレ主さんが考えられてる部分までを参考に納得できるかなという範囲での解説・参考例を出してみました。
なんかわからんとこがあればお気軽にどうぞ。
また、プロットとはいえ「物語のつくりかた」という創作全般のご相談なので、創作相談掲示板のほうもご利用されると回答が多くなるかなと思います。

スレッド: 未定

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:花男爵の遺言

こんにちは、カイトと申します。

以前見ていただいたプロットを大幅に手直ししてみました。「物語の基本」を押さえることに重点を置いたため、オリジナリティはほぼありませんが、「物語」進行、展開としてはいかがでしょうか。

前回と同じく、以下の三点についてご意見いただけると嬉しいです。
・ストーリー、キャラクターに多少なりとも興味を引かれるか
・あらすじが破綻していないか
・ツッコミどころ、物足りなさ

よろしくお願いいたします。

上記の回答(花男爵の遺言の返信)

投稿者 さる・るるる : 1 投稿日時:

■2.あらすじが破綻していないか

残念ながら、まだ、プロットとして、ジャッジするレベルにはありません。
とりあえず、高慢な貴族のダニエル(男)に、庶民のオリヴィア(女)が
恋をする話として仮定して、基本的な流れをご説明します。

まずは、三幕構成(起承転結)。
ファーストシーンは「最悪の出会い」、ラストシーンは「両思い」です。
となると、真ん中の部分は、「好きになっていく過程」となります。

次に、「人物配置」と「性格づけ」。そして「対比」。
主人公はオリヴィア、相手はダニエル。
そして、関係は、必ず、「対比」させます。
つまり、オリヴィアは「女」、ダニエルは「男」。
オリヴィアの「庶民」に対して、ダニエルは「貴族」といった具合です。
もちろん、性格も同じです。
オリヴィアは「いい人」で、ダニエルは「ヤな奴」です。

ただ、これでは、人物が不足しています。
つまり、ダニエルの「ライバル」を登場させましょう。
そう、三角関係を作るのです。三角関係は、物語の基本です。

そして、ここもまた、「対比」を意識して、
ダニエルの「ヤな奴」に対し、ライバルは「いい人」にしましょう。
ライバルは、「貴族」でも、「庶民」でも、どっちでもいいです。

つまり、オリヴィアから見れば、
性格の悪いダニエルを選ぶか、性格のいいライバルを選ぶか、という構図になります。
そして、もちろん、ヤな奴のダニエルとくっつくように作らなければなりません。

そこで、“美点(良いところ)”と
“欠点(悪いところ)”を【意識して】作っておく必要があります。
主人公のオリヴィアは10のうち、9の「美点」と、1の【欠点】を考えます。
そして、ダニエルは、1の【美点】と、9の「欠点」を考えます。

ここが【最も重要なポイント】です。
オリヴィアの「欠点(悪いところ)」と
ダニエルの「美点(良いところ)」は【対比である(セットである)】ということ。

例えば、オリヴィアは、【慎重に考えてから、行動】します。
しかし、考えすぎてしまい、実は、行動に移せないことが多いのです。
そして、ダニエルは、【後先も考えず、すぐに行動】します。
そのため、失敗も多いが、実は、目標に向かって確実に進んでいるのです、といった具合です。

つまり、オリヴィアの「足りない部分」を、ダニエルが「持っている」という点です。
主人公が「最も欲している部分」が、ダニエルには「ある」のです。

そして、オリヴィアの抱えている「問題や障壁」は、
この部分を解放してあげることによって、解決へと繋がるようにように作ります。
ここが、一発逆転となる「大きなターニングポイント」です。

実は、ヤな奴の「美点」は、とっても目立ちます。
怖そうなヤンキーが、雨の中、捨て猫を拾っているシーンと同じです(笑)。
つまり、ヤな奴だと思い込んでいたのに、実はいい奴だったと。
そこをきっかけに、さらに自分の思い込みを、ひっくり返していく事実が出てきて、
主人公は、ヤな奴を見直し、恋に落ちていくのです。
ま、ギャップ萌えですな。

それゆえ、自分の勝手な思い込みをたくさん作っておいて、
それを、ことごとく、ひっくり返していくのです。
読者の予想を裏切っていく展開にしていく、と。

例えば、「貴族だから、好きなことを、なんでもできるのだろう」とか、
「貴族だから、自由な時間がたっぷりあるのだろう」とか、
「貴族だから、お金には全く苦労しないのだろう」とか、です。
だから、私は、貴族と同じようにできなくて、当然だと。
自分に、都合のいい「言い訳」を、用意しているワケですね。

しかし、ダニエルと出会い、
物語後半から、自分の考えが、まったく間違っていたことに気づくのです。
今まで心に根強くあった貴族への偏見が、
ダニエルと会うごとに、どんどん消えていくように作って行きます。
そして、オリヴィアは、ついに【自分自身と対峙する】ハメになります。
そこで、次に、自分がどんな行動に出るのかで、物語が決まってきます。
ここも、かなり重要なポイントです。

ここで、展開の参考となる映画作品をご紹介しておきます。
「こんな夜更けにバナナかよ」というノンフィクションを、映画化した作品です。
小説よりも、映画の方が、理解しやすいですので。

ここで取り上げる部分は、【三角関係(映画のオリジナル部分)】です。
・筋ジストロフィーの超ワガママ野郎・鹿野(大泉洋)。
・イケメン医大生の超いい人・田中(三浦春馬)。
・田中の恋人・美咲(高畑充希)。

美咲から見て、「鹿野」を取るか、
「田中」を取るか、という選択肢は、
どこをどう考えて「田中」しか、考えられません。
もともと、田中の恋人ですし。

しかし、誰もが予想しなかった展開となります。
美咲(女性)の視点ですが、男でも共感できます。

それは、鹿野を「男としての魅了」ではなく、
「人間としての魅力」を描いているからです。

詳しく解説はいたしませんが、
女性視点でも、男女ともに、グッとくるシーンを作るための「手順」と、
その「伏線」を、ここで学んで欲しいと思います。

だらだらと書きましたが、プロット作りの基本は、
主人公の、感情の変化(成長の過程)を、誰もが分かるように見せることです。

ラストで、主人公が感情を爆発させるためには、
かなりのタメ(問題や葛藤・伏線)を必要とします。

そのタメが、どれぐらい必要なのかは、経験値なのかもしれませんが、
ラストから逆算して作ると、わりかし、作りやすいと思いますよ。
ではでは。

スレッド: 花男爵の遺言

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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