「春の野や草が揺れれば草香り」の批評
回答者 みつかづ
気まぐれ亭いるかさん、こんばんは。お礼が遅くなり大変失礼いたしました。
拙句「刺されつるインパチ外の降る雪よ」にコメント、ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/33373
「外の」は掛け調(手牌の外、窓の外)のつもりだったのですが、
頂きました「白牌を振りインパチよ降る雪よ」とストレートにやる方が
良かったですね。置かれた単語が捨石効果になるかどうかはかなり微妙ですし、
技術的に難しいですので。
さて、貴句、拝読いたしました。
『俳句生活~よ句もわる句も~』は難しいですよね。
私めは兼題によってはパスいたしますので、昨年中頃から参加で3回目の挑戦中。
まだ佳作1回しか取れておりません。(俳号は伏せさせていただきます)
貴句につきましては、私めは晩乃さんのご意見に同意いたします。
ワザと因果律になさるなら、季語以外の部分に帰結させたいですかね。
ところが、「春の野」が時候の季語ではないので、直後で切っても難しいですね。
「草の香」も初秋の季語ですし。
私めなら、季違いはワザと避けないかもしれません。どのみち夏井先生には
刺さらない前提(=夏井先生の選句基準(=一句で世界を跳躍させるものをお選びに
なる傾向が感じられる)から外れ、元句はそれと感動の方向性が異なる為)で、
以下、提案でございます。
A:春の野や草の香りは草の揺れ(読後に「なるほど」と思わせる知的余韻)
B:春の野や草の香りと草の揺れ(意味はより開放的。感覚寄り・余白多め)
A、B共に、競馬で言えば「逃げ」ですかね。
名詞と助詞だけにして、因果律でありながら判断文的な構造で説明臭を少し
消した感じでしょうか。Aはやや理論寄り。
・添削として安全なのは「と」
・作者の思考に踏み込むのは「は」
という僅かな性格の差でございます。
「当たり前が当たり前にある幸せ」との作者コメントを
言葉で説明せずに体感として再現させる因果律で、
「役割を動詞に任せず助詞に任せての静的表現」の方法でございます。
繰り返しますが、どれだけ元句を添削(改作しない)しようとも、夏井先生には
刺さらない前提で。季重なり・季違いとは違う理由、即ち以下でございます。
・平明
・当たり前
・驚きより肯定
句の核が上記3点揃っており、跳躍とは方向性が違う為。
勝負句としてよりも、この様なサイト向け、句会向けの句なのかもしれませんね。
以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
点数: 1
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春の野に爽やかな風が吹いている
そして、草が揺れれば草香り、花が揺れれば花香る、、
そんな、当たり前が当たり前にある幸せ
俳句生活 自選没句 お題「春の野」
ちょっとあたりまえ体操すぎてパンチが弱いでしょうか、、