俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

天の川忘れんばうのわたしたち

作者 慈雨  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題で詠んでみました。
子どもの頃、嫌なことがあった日は星空を見て気持ちを落ち着けてたなー…という記憶をヒントに。

最新の添削

「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 閑歩

慈雨様
拙句「秋茜」に、丁重なコメントを頂戴し、有難うございます。
長らく趣味としている山歩きや旧街道歩きの際に句碑に出会うことが多く、私も先人に倣って、歩きながら見たもの、感じたことを俳句にしたいと思って勉強を始めました。
歩いていると発見や驚きが多く、句材には事欠かないと思っていたのですが、それを俳句にまとめあげることの難しさを痛感しています。5時間ほども歩きまわってようやく1~2句の原案ができる程度です。さらに詩情を盛り込み、17文字にまとめる過程で、少しずつ実際に見た風景とは違うものになっていくのも悩ましいところです。
蕪村などの写実的な句に憧れて、文語を勉強し始めたばかりですが、いつか「まほし」も使ってみたいと思っています。
今後も駄句を投稿するかと思いますが、引き続きよろしくご指導願います。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
勉強させて頂きます。
あの無数の星たちを眺めていると、少しばかりの嫌なことなど、何処かへ行ってしまいます。
天の川にはそんな力がありますね。
その事を「忘れんばう」としたのが面白いと思いました。慈雨さんの発想の良いところですね。
ただ、「わたしたち」と言う着地に違和感を覚えました。作者以外の人達を同じく「忘れんばう」にしてしまうのは違うのではないかと。作者の感情を他人に押し付けることになりはしないか?
作者にその意図が無くても、そう読む人はいると思います。
ありきたりかも知れませんが、

天の川嫌なことみな忘れんぼ

くらいでどうでしょうか?
あるいは、

天の川けふだけ僕は忘れんぼ

またよろしくお願い致します。

点数: 3

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読では、とても雄大、壮大な句だと思いました。なぜなら、八月の句であり、戦争や原爆、御巣鷹山等の(句の)記憶がまだまだ消えていない時季ですので、「我々人間ってすぐに記憶を忘れてしまうのだなあ…天の川は遥か昔から輝き続けているのに…」みたいな句意で、忘れてはならない記憶が風化していくことを戒めるような句意かと思いました。
そしてご自身のコメントを拝読。
すると、そこまでは考えていらっしゃらないような…。
ちょっと複雑な気持ちで少し保留していましたら、ヒッチ俳句さんが。その「わたしたち」についてのコメントは、まさにご自身の添え書きを純粋に捉えてのものですよね。うなづいてしまいました。

ですので、私の個人的な提案ですが、上記の私の最初の解釈のようであれば、原句そのままか、あるいは少し明確にするために、

・人類は忘れん坊よ天の川

そして、ご自身のコメントの通りであれば、ヒッチさんのご提案句か、

・嫌なこと水に流して天の川

うわ、近い!

点数: 3

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「う」のフォローありがとうございます!
「う」は「む」の音便化=口語で考えてしまっていましたが、古語ですでに使われていますね。なので歴史的仮名遣い「飾らう」が正しそう。ありがとうございます。

さて、御礼ついで(!?)にこの句のコメントです。

できている句だと思います。
自解を読んでしまうと「わたしたち」が気になり始めますが、句だけを読んだ場合には「わたしたち」が効いて、特定の誰かと自分、あるいは特定のコミュニティに参加している人間を想像させます。
私は
【老人ホームに入居している中で比較的しっかりしている方が、天の川を見上げながら自分たちのことを詠んだような句】
と鑑賞しました。決して「わたしたち」を卑下しているわけではなく、忘れっぽいからこそ嫌なことがあっても禍根を残さず新たな明日を迎えられる、という前向きな意識が季語「天の川」から想像されます。
直近のプレバト俳句「なぜぼくは食べられないの星祭」と同様の鑑賞が可能な秀句だと思います。

駄句メーカーである私は、こちらへこんな句を出してました
吾の凡句集め天の川へ流す/イサク(2021)
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/11950

点数: 2

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 碧梧

句の評価:
★★★★★

こんにちは碧梧です。節句の丁寧な直し、本当にありがとうございます。
直してもらった後の句の方が情景が想像しやすく、読みやすく、分かりやすい句にしていただきました。
俳句を拝見させていただきました。
天の川という巨大なものを見ると嫌なことも吹っ飛んでいきますよね。
私たち という表現に若干違和感を感じましたが、私も似たようなことをした経験があるので「人間みんな嫌なことがあっても何かをしたり、何かを見て忘れ、次に向かって進んでいく」というような意味もあるのではないかと私は考えました。
これからもよろしくお願いいたします

点数: 2

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

慈雨様 おはようございます。
お世話になります。
拙句のジイジイのコメントありがとうございます。
この句は蚯蚓鳴くの季語で詠んでいましたが、近すぎると思い夜ながし(夜長し)としました。
夜ながしは夜長しと漢字表記でしたね。
ご提案ありがとうございます。
壊れるを呻くも良いですね。勉強になります。
御句
夜星空を眺めると嫌なこと忘れる確かにその通りですね。
それを忘れぼうとの措辞は好いですね。
私も詠んでみました。
なにもかも忘れて仕舞ふ天の川
芭蕉の
さまざまの事をおもひ出すさくら哉
の逆バージョンです。
まあ普通の句になりました。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 ロミ

句の評価:
★★★★★

慈雨様  こんにちは。
いつもありがとうございます!

父は27年、母は1年半を過ぎました。
幾つになってもお墓参りに行くと深呼吸したくなり、肩の力が抜けるのです(笑)

文法、季語
はい!勉強させていただきます!
作句となるとそれらを上手く使えずにいます。

それでも少しでも「らしく」なるよう楽しみながら、進みたいと思います。

提案句、優しくて好きです。
いつもありがとうございます!
よろしくお願いいたします。

点数: 1

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 ががまるうさこ

句の評価:
★★★★★

慈雨さんこんにちは!ががまるうさこです。
ご丁寧に添削して下さってありがとうございました!
文字数合わせでよるのうみとしたのですが・・やっぱりだめでした(苦笑)
ズームイン/ズームアウトは興味深かったです。
これからもいろいろ教えてください。よろしくお願いします。

点数: 1

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

慈雨さんこんばんは。
拙句2句ともに、温かいコメントありがとうございました。
どれも作者の想い以上の鑑賞をして頂き嬉しかったです。
そうなんです。私はいつも石を蹴りながら歩いております。(なんでやねん笑)
○あり得ない事だが、有りそうを詠んでみました。
慈雨さんの三つの考察はどれも素晴らしいと思いました。
○母銀河は、母(のいる)銀河のつもりでした。母とひらがなの想い入れを分けて考えてみます。音便については時々間違えます、気を付けます。

いつも本当にありがとうございます。
ヒッチで結構です。
またよろしくお願い致します。

点数: 1

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 宙也

句の評価:
★★★★★

慈雨さま こんばんわ。拙句への暖かいコメントそして字余りについて詳しく説明いただき感謝でいっぱいです。慈雨さまの以前の投句「原爆忌に」を思いだして当時のコメント読み直してみました。また皆さんYOUTUBE、NHK俳句などいろいろ俳句の教材を勉強されているのですね。私も見習いたいと思います。また提案句ありがとうござます。魂で(たま)という読み方、これも気に入りました。今後ともよろしくお願いいたします。御礼まで、

点数: 1

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「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

慈雨さん、こんにちは。
再訪です。
拙句「炉端焼きの秋刀魚」に温かいコメントおよびご提案句有難うございました。
確かに、「居酒屋」的な要素を入れるのもありかと思いましたが、そう入れてしまうと、単なる飲み会と思われてもと思って…。
勉強になります。今後ともよろしくお願いします!

点数: 1

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