俳句添削道場(投句と批評)

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吾の凡句集め天の川へ流す

作者 イサク  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

なんだか綺麗になっちゃった
おかしい

吾の苦悩集め天の川へ流す
とすると凡句っぽいですね

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 お七

こんばんは。いつも勉強させていただいてます。「スカート」の拙句にコメントと提案句を寄せてくださり、どうもありがとうございました。伝えたいことを17文字に置き換えるのは本当に難しく、頭を使います。頭の体操になりますね。今後ともよろしくお願いいたします。

御句、とっても浪漫があって美しい句ですね。天の川に流すなんて…その発想はどこから湧いてくるのでしょうか。イサクさんの頭の中を覗いてみたい気がします。いつも感じることですが、こんな俳句を詠んでみたいです。

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★★★★★

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。

つめた~いの句コメントありがとうございます。
確かに凡ミス、推考甘で投句してしまった感ありますね。
最初は「自販機の褪めたる文字や秋の潮」からスタートしたのです。でも、文字が海辺で色褪せていることを秋の発見と呼ぶには類想感が強すぎて、もっとぐーっと自販機に寄っていって、「つめた~い」に着目のパターンでした。それなのに、「自販機」を「つめた~い」に変更しただけで投句したことがその凡ミスの理由です。さすがにお見通しでございます<(_ _)>
げばのレベルとかイサクさんにそういう風にいっていただけると、とても励みになりますが、道場に来て、ちょうど2か月、少しは成長していますか😟そうであればうれしいなーと。
一つずつ勉強しながら、某ポスト・某生活サイトにも投句を始めてみようと思いつつレベル高い人多いですねー。「浴衣」のときは作句開始2日目だったのでポスト初級編にしましたが、中級編にもチャレンジしていきたい。

さて、御句。兼題が天の川になりましたね。それこそ「天の川」とか「星空」みたいな光景は「無人駅」や「観覧車」くらい凡人ワードな感じがしてうまく作らないと難しそう。恋人とか父母とかで空を見上ぐと一気にベタに傾きそうですし。
でも、N先生の言うように、3音くらいのオリジナリティで類想から逃れるということなんでしょう。
御句も「苦悩」だったら、悩んで天の川を眺めている句になりますが、そこを「凡句」とすることで、よりリアリティを増して、いろいろ具体的な想像ができるところまで昇華できるんですねー。

最初なら、
「吾の苦悩思ひ天の川を見上ぐ」こういうことから始まってそれで終わってしまうんですよ、きっと。「思って」「見上げて」終わってしまう。それを「凡句」にして、そして「集め」「流す」という動詞、それぞれのパーツで詩にしていくということが勉強になりますよね。

しかし、イサクさんが凡句を集めて、天の川に流しているというのであれば、親近感というか、まあほっとしますね(*'▽')いつもコメントありがとうございます!

点数: 2

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 はや

句の評価:
★★★★★

とても美しい句だなと思いました。たくさんの思いを空に託すような、静かな祈りを感じます。
作って作って作っていく中で、嬉しかったり悩んだり投げ出したくなったりするのはみんな同じなんだなあと心強く思いました。「俳句の日」「ところてん」とともに、俳句を詠む人に寄り添い支えてくれる句だと思います。

「枝豆を…」の添削ありがとうございました。
「吾子」を入れないとダメだったか…と再考していたところに、思いもよらぬ観点からお褒めの言葉をいただき、戸惑いと嬉しさで大混乱しております。
「俳句は説明ではなく描写が大事」、自分の句で指摘されて初めてその意味がきちんと理解できる気がします。学んだことをひとつひとつ積み重ねて、これからも励んでいきたいと思います。ありがとうございました。

点数: 2

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 かぬまっこ

句の評価:
★★★★★

おはようございます(*^^*)
私の八月の句にコメントありがとうございます。終戦の玉音放送のテレビ影像を見て詠んだ句です。
「八月や」と切ったのは、やはり八月という季語を全面に出したかったからと、俳句の型に忠実に詠んでみました。
因みに八月って秋の季語なのですね。

御句ですが、こんなのはどうでしょうか❔

吾の凡句散らしてみたき天の川

しかしながら、イサク様の句は凡句ではありませんよ。
お名前を夏井いつき先生の選の所で拝見しています。m(__)m

点数: 2

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

いつもお世話になっております。
「イスラムのタイル」の句、あれもアジアでなくてスペイン旅行の時の句なのです。
庭園は独立した空間なのでスペイン伝わらなくてもいいかと思ったものの…。
中庭に面した廊下のタイルに外壁のジャスミンがポロポロ落ちているところを詠んだのですが、どうも伝わりづらかったようで、前置きがあればある程度イメージできたかな〜と悩ましいところでした。
「われから」見てみたかったんですけどね〜。
あまり使われない季語ではあるようなので開拓の余地はたくさんあるのではないでしょうか(ないから使われないのかもしれませんが…)
私の野生の天然俳句(未分類)だけで終わるのは勿体無いので気が向かれましたらぜひ。

「天の川」凡人俳句?誘発ワードっぽいですね。(話題の動画私は見られてないのですが)
いくらでも想像が広がりそうな季語でもあるのですが逆に難しいのかな。
天の川を「流す」とか「渡る」とか類句は多そう。
「出来の悪い俳句うっちゃってしまいたい…」というテーマも俳人あるあるっぽいですが、そこは組み合わせですね。
小さく個人的な「吾」の悩みを壮大な「天の川」にオラーッとやるの面白いなあと思いました。

世の凡句全部集めて天の川に流す
そう思いつつ、いやいやもっともっと…とやってみたら詩情も全て天の川に流れていってしまいました。

点数: 1

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我が凡句集め銀河の屑とせむ

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

天の川に流して貰えるなら、凡句も没句も浮かばれますね。

「『へ』+『動詞』」の組み合わせは(ケースバイケースですが)説明感が出ると思います。御句の場合、「集める」「流す」と二つの動詞で既に叙述っぽさが生じているので、より説明感を感じました。

点数: 1

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

いつも為になるコメントありがとうございます。
トポロジーなんてそれこそドーナツとコーヒーカップ程度の知識しかないんですよ〜だから応用もできない。
「ドーナツにトポロジーの輪」卓鐘様曰く専門的には誤った表現だそうですが、私はこれとても好きですね。
「こんなところにもトポロジー」という小さな発見のイメージで、俳句らしいなと思います。

「われから」に関して言えば元々は貴族文化で国家事業、その後も少なくとも古典を解して引用できる人でなければ使えないので無知無学の素人がどうこうする機会はあまりなさそうな気もします。
でも今と違って簡単に文献にあたるとかましてやググるとかできないですから、間違った解釈の歌作って嘲笑されるとかはあるあるそうですよね。
素人が触る余地があるとしたらやはり近代以降でしょうか。
そう考えるといい時代ですよね〜気軽に古典を読めて好きな歌を作れて。誰に怒られるでもなく。

点数: 0

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

いろいろコメント返すの遅れててすみません。まとめて記載させてもらいます。

「きりぎりす五時のチャイムの後に鳴く」
げばさんのご提案通り、最後にキリギリす持ってくるのが良いですね。
さすが、ご指摘通り、「きりぎりすぎりぎりすぎてきりきりす」のつもりが「ぎて」が抜けてました。

「税務署の調査を終へてぽてち買ふ」
ポテチ買いだめる。めっちゃ季感でますねぇ。「時間の流れや説明的な因果関係」ついつい妥協してしまいます。

「我々も必死に秋を見つけたり」
過去の俳人が惜春の句を詠もうとしていることへの自嘲を含めた皮肉としか読んでませんでした。確かに、言われるといろんな読みができますね。ありがとうございます。

別件、俳句甲子園ですが、鑑賞点と言いつつディベート点みたいなところですかね。
高校生が、お互いの俳句を褒め合っていてもなんか気持ち悪いですし、したり顔の生意気な感じが羨ましいなぁと見てます。と言いつつ僕もしたり顔でこの道場で生意気なこと言っちゃってますが^^
ただ、諸先生方の鑑賞点に対してのコメントを聞いていると、指摘の内容よりも指摘された時に、どんな意図を持ってその言葉を選んだか、その言葉を選んだ効果というものを正しく認識して回答しているか。そのあたりの返し方がより評価されてそうです。

御句、凡句も星となって、報われる句ですね。あの星々も何億年も前にすでにちりとなったものも数多く存在するでしょう。

点数: 0

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
再登場失礼します。

幟の句、早速コメントありがとうございます。
狙いとしては、おっしゃる通りで今回は取り合わせというより、「白風」の一物寄りでした。何と取り合わせるかというより、どうやって風を表現するかの方だったので、近い物選びになっています。

秋の季語を勉強していたときに見た「白風」。秋はの季節は陰陽五行の「白」の季節なので、「白風」と呼ぶと書いていて、たしかに、もう少し紅葉してきた風は「金風」なるほど、そして、この夏から秋にかけて、風に色がなくなっていく感じを「白風」と呼ぶのがいいなあと思って。白い風を表現したくて、モデルハウスの幟登場でした、うまくいったかはわからないけど。という意味では「秋風」と「幟」の取り合わせではないとおっしゃる通りです、見抜かれています(*'▽')
一物がなかなかうまくできなくて、こういう他のものが登場させるN先生のおっしゃるグラデーション的な一物にチャレンジしようという試みでした。

でも、「風」をマストとするなら、「幟」「風」で十分かもしれないですね、「はためく」までいくとご指摘通りやりすぎかもしれないなー。これでもかというくらい、風にのぼりをぱたぱたさせていますもんねー。風の描写だし、これくらい行っとくかーという感じでした(*'▽')

そして、「はためかせ」で風を主体にという提案句ですね。うー、痒いところに手が届くとはこのこと、やはりホントに勉強になります<(_ _)>

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「吾の凡句集め天の川へ流す」の批評

回答者 74

句の評価:
★★★★★

おはようございます。いつも的確なコメントありがとうございます。
感想文の宿題は文字数と原稿用紙の指定と、あれば課題図書だけ…という若干投げっぱなしの類だから困る人が一定数いるのかなと思います。作文の起承転結でそのまま感想を書くとなるとなんだかおかしいですし…レビューやプレゼンを求めるならその類型の指導をしたらいいのにー!って思いながらあらすじかさ増しスタイルで書いていました(笑)
提案の下五に季語を置いて強調するのが取り合わせの基本型のひとつでしたね…語順を自分でも試すように心がけたいですφ(..)メモ

御句拝読しました。
五七五の句跨り?ですかね。ちょっと中七下五部分を読むのがすんなりいきませんでした。
天の川はそのものが見立てなので、そこに川の流れの比喩を足してしまうと分かりやすいけど俳句としてはくどいのかな…?と感じます。あと有名な芭蕉の最上川の句を連想しました。集めるの言葉のイメージでしょうか?
私なりに中七下五を考えてみます。
集めて流し天の川…芭蕉の句をパクった感がありますね。
集めて浮かべ天の川…視線誘導がゆるやか?パクった感がそのままです。
拾って浮かべ天の川…供養してる雰囲気かもしれません。散文的。
下五に天の川を置くとどうしても芭蕉がちらつきますが、他に良い配置が思い浮かびませんorz
浮かべて名付け天の川…よく聞く歌からパクった発想です。吾の句を星とする!集まって天の川だ!感ですね。
結論としてはそのまま鑑賞するのが良いですね。そもそもの発想が良いですし。

点数: 0

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短冊の我が句も光る天の川

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

拙句・・添削の語順もありと思います。ありがとうございました。
御句・・なんだかイサクさんらしくない元気のない俳句ですので(座五が特に)、掲句は添削でなく、元気づける句です。七夕にお書きになった句は、今頃星となっていると思います。

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