「花魁の外八文字花の宴」の批評
回答者 みつかづ
こんにちは。貴句、拝読しました。
中七の「外八文字」で、「女形の役者が関東の歌舞伎の舞台で歩いているのかな」(関西なら内八文字)と私は読み解きましたが、下五は「花の宴」。
「歌舞伎の舞台の中で花の宴の様子が演じられているのか、上五で「花魁」と敢えて強調なさっているという事は、「花魁」は「花魁道中」の略で、ひょっとすると作者は関東の屋外で花魁道中をご覧になったのかもしれない。 季語「花の宴」を昔の意味でお使いなら元々は宮廷行事だから屋内だけど、現代的には「花を観賞しながら催す酒宴」なので花見の含みがあるから屋外かもしれない。どちらを意味されたのだろう?」と迷いました。
屋外でしたらこま爺さんや竜子さんの案も良さそうですが、屋内ならば逆に中七を残して、上五と下五をお代えになるのも一案かもしれません。例えば、上五は女形の役者の名前(「梅沢の」等)をお入れになる等。
と申しますのは、外八文字、又は内八文字とあれば花魁道中である事は伝わりますので(外八文字は弓道でも使いますが、それならその様な描写(上五が「会(あい)長き」等)、もしくは射手の名前が上五か下五にある筈ですので)。
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外八文字(そとはちもんじ)で歩く花魁道中を観て。