高々と掲ぐ提灯鳥渡る
作者 なおじい 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
回答者 卓鐘
コメントありがとうございます。
ご質問にお答えします。
「落葉の煤散るごとき渡り鳥」
渡り鳥が煤が散るようである という意味。
「落葉の煤散るごとく鳥渡る」
渡っている様子が、煤散るようだという意味
「落葉の煤散るごとく渡り鳥(が〜している)」
の(が〜している)が省略されている形です。渡っているのとも違うし、単に渡り鳥と言っても動きがないしな、という推敲のもと、ごとく渡り鳥にしました。それで句が良いかどうかはわかりません。
煤散るようになにしているかはわからないんだけど、ごとく、散っているのか、飛び立ったのか、やってきたのか、飛び回っているのか、その辺りの動きを表現したかったというのが意図でした。繰り返しになりますが、いいかどうかはわかりません。(いいと思ってやってますが。)
御句、提灯来ましたね!視線の誘導がとても自然です。渡り鳥との遠近感もよく出ていると思います。きっと夕方でこれからの祭りも楽しみですね。
点数: 2
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも温かいコメントありがとうございます。
御句、いいですねー。
提灯からの鳥への視点の誘導。コメントよりもこちらの方がいいと思います(*'▽')
ここがなおじいさんの句風とげばの句風の違いなんでしょうね。
煌々と提灯が上がっているときの渡り鳥と、撤去されて祭りのあとの物寂しさの中の渡り鳥。夏を愛でるなおじいさんと秋の物寂しさを愛でるげばの違いが出たようで、あー、提灯がついていると、また全然違う渡り鳥になるんだなー夕景の感じ。渡り鳥の力ってすごいなーと思いました(^▽^)/すてきな句ですー(*'▽')
点数: 2
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
手持ち提灯の句として受け取れますね。
そして普通に綺麗に二物取り合わせの句になっています。
「祭り」とは限らず、「提灯を掲げる」で提灯行列だったり、時代劇のように提灯を掲げて夜道を歩く姿だったり、人によっていろいろ想像できると思います。この想像の幅のブレはアリです。
その光景の中に「渡り鳥」が入りこんで、なにやら風景になるわけですね。
最初にインスピレーションを与えてくれたげばげば様との合わせ技一本、というところでしょうか。ごちそうさまでした。
点数: 2
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
回答者 幸福来々
『月』の句のコメントありがとうございます!
最近時間がなく、コメントのお返しが遅くなってしました^^;
皆さんのおかげでかっこいい人を書きたいという意欲は成功したかもと思えました。
げばげばさんもそうでしたが、なおじいさんも男がかっこいいと思う男を俳優さんなどの具体例で挙げてくれて嬉しかったです。
私の句を読んで、こんなにも考えてくれるのも嬉しいことです。
さて、本句ですが私はこの提灯を手提灯だと読みました。
提灯の力は静かな視線誘導には抜群かもしれませんね。
『高々と掲ぐ』と大げさな感じがあるのに、『提灯』が出てきた瞬間にすごく静かな動作に感じました。
また、私は『高々と掲ぐ』必然性を考えた時に、子どもの姿を思い浮かべました。
一緒にいる子に掲げてあげてるのか、その子が掲げているのか。
どちらにしてもその子は歓声を上げるでもなく、静かに目で追っている姿を思い浮かべました。
点数: 1
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
回答者 はや
「高々と掲ぐ」で高揚感が伝わってくるかんじがします。お祭りがこれから始まり次第に人が増えていく喧騒の中、ふと見上げると渡り鳥が飛んでいく…。力強い渡り鳥の姿が、お祭りの盛り上がりを予感させます。
なるほど、確かに手持ちの提灯ともとれるかも。それはそれでありな気がする、とてもステキな句だと思います。
げばげばさんの句との対比もおもしろいですね。どちらの句もそれぞれの良さが存分に表れたいい句だなと思いました。
点数: 1
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
回答者 卯筒
死人花の句の添削ありがとうございます。
色づくとその次には色褪せることが待っていると思います。
永遠などは無いと思っております。
色づいてもさらに色褪せることはない死者への記憶を詠みたくて詠んだ句です。
なおじい様、実は親しくしていただいた女性が他界し詠んだ句です。
『色づきてなお色褪せぬ』は死者への思いです。
点数: 1
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
高々と揚ぐる提灯鳥渡る
回答者 長谷機械児
なおじいさん、「おつかひに」「その角を」句の批評ありがとうございます。
提案句「鉢合わせ」はいいですね。私と月とが一対一で向き合っている感じもして、月を大きく感じました。
御句について。
・高く掲げられた(或は自分の手で掲げた)提灯を見上げ、その向こうに渡り鳥の飛ぶ空。はっきり、すっきりした絵で、良い景色だと思います。
・ただ、誰も指摘されないのですが「掲ぐ」は終止形。「高々と掲ぐ/提灯/鳥渡る」となっています。連体形は「掲ぐる」ですが、中八になるので、なるべく意味合いの変わらない「揚ぐる」としたのが提案句です。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 0
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「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評
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こんにちは。
前句「コスモスで部屋決め」に沢山のコメントと提案句有難うございました。うれしく感謝しております。
本句は、げばげばさんの佳句「提灯の撤去の朝を鳥渡る」に影響を受けて、撤去前の様子をと思って詠んだものです。他に、
・高張りの提灯掠め鳥渡る
と迷いましたが、掲句のほうが提灯の高さが見えるかと思い、投句いたしました。
ご意見よろしくお願いします。