俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削最新の投稿順の40ページ目

恥ずかしいけどやったった赤い羽根

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 赤いはね気恥ずかしくも晴れがまし

 いなだはまち様、お世話になります。
 御句ですが、私としては好きなチャレンジ句です。ただこの語順ですと、「気恥ずかしくも晴れがまし」が季語「赤い羽根」の”説明”になっているようなので、「赤い羽根」は下五に持ってきた方が良いように思います。

 また「気恥ずかしくも晴れがまし」のフレーズだと、やや説明的に感じます。ここはさらに思いきって、人物のセリフに代えてみるのも一つの手だと思うのですが、いかがでしょうか。

例)恥ずかしいけどやったった赤い羽根

点数: 1

「滝口へ向かふがごとし燗の酒」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 滝口へ向かふがごとし燗の酒

いなだはまち様、お世話になります。
比喩については、私はまだ勉強不足で批評できるレベルにないのですが、御句については「とても共感できます」。滝に落ちていく感覚、ありますよね💦 私も酒は嫌いじゃないので、失敗は数知れずです💧

さて濁酒(どぶろく)の拙句ですが、私は酒だけでなく「瓶自体も白濁色」というイメージで詠みました。

取り合わせの「共通項のあるものを組み合わせる」という考えから、濁り酒も白濁、瓶も白濁。そして実は「雨の夕方」も、人物は窓越しに外の様子を見ているので、光か乱反射して白濁に見えます。

例えばですが、
「濁酒の瓶も白濁雨の夕」とした方が分かりやすかったかもしれませんが、ちょっと散文的になるかと思い、「の」を連ねてみました。

点数: 2

西向きに越して百日冬用意

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 西向きに越して三月や冬用意

いなだはまち様、拙句へのコメントありがとうございます。

季語「轡虫」の持つ"物悲しさ"に言及された点、流石だと思いました。おっしゃるように、この句の内容からして、鈴虫や蟋蟀等、他の虫では合いません。

いなだ様の人選句の"わく"という描写は、リアリティが強く感じられます。また「わくしわくし」とリズムで畳み掛けるのも面白いですね。

さて今回の御句ですが、他の方も指摘されているように三月(さんがつ)と誤読されがちだとは思います。

ただ三ヶ月(さんかげつ)としなかったのは、音数の関係かと察します。

例えばですが、ほぼ同じ日数の"百日"とかはいかがでしょうか?

(例)西向きに越して百日冬用意

点数: 3

「鈴虫の息継ぎを遠き潮騒」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 鈴虫の息継ぎを遠き潮騒

秋沙美 洋様、拙句へのコメントありがとうございます。

貴殿は向上心のある方と見受けしますので、あえて言わせていただきますが、「夜の校舎が明るい」という描写の上に"残業"という言葉を足すのは、私は「説明しすぎ」だと思います。

拙句は、学校の周りを歩いている人が、先生達がまだ残っている"のだろうな"と、想像させることがポイントです。残業とはっきり書いてしまうと、読者の想像の余地を削いでしまうと私は思います。

分かりやすい句が良い句とは限りません。読者に"良い想像をさせる句"が良い句だと、私はこれまで学んできました。

さて貴殿におかれましては、どのような句を詠むことを目指していかれるのでしょうか。僭越ながら、一度考えてみることをオススメ致します。

点数: 2

「鈴虫の息継ぎを遠き潮騒」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 鈴虫の息継ぎを遠き潮騒

秋沙美 洋様、早速の返信ありがとうございます。

キツい言い方をしてしまい、申し訳ありません。言葉が足りなかったかもしれません。ただ先ほども書きました通り、貴殿の俳句に対する真摯さを、私は感じております。だからこそ、あえて違う意見をぶつけてみました(そうじゃない人には何も言いません)。こういう議論が、貴殿とはできるかもしれないと。

今回は、私も秋沙美様も「両者譲らず」それで良いのだと思います。今後とも、貴殿と互いに切磋琢磨していきたいと願っています。

点数: 1

南風の記憶さんの俳句添削依頼

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お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

投稿日時:

この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

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その他の添削依頼

千年の半減期経し花野かな

作者名 仁和田 永 回答数 : 1

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春の空とほかみゑひためと唱ふ

作者名 負乗 回答数 : 0

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高台の晴れて眺むる小春凪

作者名 04422 回答数 : 1

投稿日時:

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