俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の13ページ目

「夢に見たあの人の姿夜寒かな」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 夢に見たあの人の姿夜寒かな

こんばんは!
夕げを終えてのおくらです。

拙句「菖蒲」の句にご批評下さり、ありがとうございます。ご質問にお答えさせていただきますね!

(こ、子供視点…!? 活き活きと…??
言われてみれば、謎の疾走感がある句に読めないこともない。……。うむ!)

仰る通り!私の狙いがしっかりと伝わっているようで、何よりです。夏休み、少年が田舎の野山を駆け回る、郷愁溢れる情景を詠んでみました。

というのは、嘘なんです💦💦💦

作句の敬意を話しますと、私が最近、この道場で、千日「草」様と一本勝負(「しょうぶ」)の悠様に、季語の「書き分け」について、ご教示いただきました。その感謝の気持ちを「花」に託して、本当に感謝していますよ!「花」束を差し上げましょう、という句を詠もうと思ったわけです。

ですが、作句の途中で、私がお世話になっている方はお二方だけにとどまらない。いっそ、お世話になっている方々そのもの自身を「花」に例えて、皆様は野山に咲く「花」のように、個性豊かで素敵です!と読めるように手を加えたんですね💦

林様がして下さったような読みの解釈は、私の想定外、偶然の産物です。

ですが、俳句を始めたばかりの私はまさに子供そのもの。俳句という野山を無邪気に駆け回っているのかも知れません。夫子焉にか学ばざらんの私にとって、他人は皆、お花に見えます。林様ももうその一本ですね!

今後ともご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

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鉢物の出窓を飾る冬構ー作ー千日草様

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 軒下や薪高くして冬構

こんばんは!
呼ばれて飛び出て、おくらです。

拙句「菖蒲」の句意は多少なりとも届きましたでしょうか? 
いつもお世話になりまして、心より感謝しております。

恐縮ながら、御句「鉢物」の句に感想を述べさせていただきますね。

うーん…💦まだ、弱い気がしますね💦
私自身はあまり鉢物の植物を育てたことがないので、間違っていたら申し訳ございません。句意としては〈寒さで植物が枯れないように〉もしくは〈雪に押し潰されないように〉「鉢物」を「出窓」に持ってきた、ということですよね? その行為自体はやはり「冬構」の一部であり、〈鉢物を出窓に〉という行為と「冬構」の因果関係が分かりやすすぎる気がしました。こういった分かりやすい因果関係は詩歌の世界では特に嫌われるそうです。私の一部の作句(例「歩きスマホ」の句)も、あまり人のことを言えたものではないのですが💦

ただ、「飾る」という前向きな言葉を用いて、「鉢物」を「出窓にしまひ」とか「出窓に入れて」とか、直接的な表現にしなかったことには努力の跡が垣間見れます。

主役になる季語とは一見何の関係も無いような言葉を挟み込むとそういった単調さを回避し易くなるかと思います!

(例)「薪」←「猫」→「冬構」

次の揚句を楽しみにしております!
少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「夢に見たあの人の姿夜寒かな」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 夢に見たあの人の姿夜寒かな

申し訳ございません。
大切なことをお伝えし損ねていました💦

ご存じかも知れませんが、詠み手の想定を越えて、読み手の解釈が広がることは詩歌全般によくあることです。

林様の読みが間違ってるとは全く思っておりません。確かに、原句にそういう読みができる裾野があります。むしろ、そのような郷愁溢れる素敵な解釈を与えて下さったことを感謝しております。ありがとうございました!

点数: 0

仏前に頭垂れたりチューリップ

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 曲線になるチューリップ仏壇花

おはようございます!
今日も元気に、おくらです。

御句「鉢物」の句に述べた、私のコメントの内容が、千日草様の【目の前の対象をそのまま切り取る率直な詠み】という長所の部分を、変に複雑な理屈で阻害してしまわないかと心配していました💦

ちょうどいい句を発見したので、感想を述べさせていただきます。

こちらの句は、字面だけ捉えると「仏壇花」としてお供えした「チューリップ」が時間経過と共に萎れてきてしまった、と捉えることができます。まさに、見たまんまをそのまま詠んだ句です。ですが、この句に関しては、それ以上の余情を感じとることができます。

かこ。様やかぬまっこ様の仰る通り、「チューリップ」は〈元気〉で〈明るい〉イメージを持っていますから、「仏壇」の〈沈痛〉で〈暗い〉イメージとは、正に対照的です。この句の素晴らしいところは、「チューリップ」と「仏壇」、一見すると相容れない二つの言葉が一つところに同居し、独特の詩情が生まれているところにあると、私は考えました。

〈生き生きとした〉〈明るさ〉が取り柄の「チューリップ」までもが、「仏壇」の前では、故人を偲んで〈物憂げに〉頭を垂れて、うなだれている。

私はこのように、読み取りました。

また、ここに至って、「チューリップ」が普段は〈明るく〉〈元気な〉故人の身内(詠み手自身も含めて)を暗に示しているのではないか? と深読みまで促してくるんですね。よい句だと思います。

例えば、これを

◆チューリップも悲しみたるや仏壇花

としてしまっていたら、余情もへったくれもあったもんじゃありません。「悲しみたるや」の部分を全く書かずに、【一見するとただの写実描写に見える句から、読み手が詠み手の思いを察することができるように作句すること】が、上達の鍵だと思います。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「マリリンや有りの実ふたつ汁しとど」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: マリリンや有りの実ふたつ汁しとど

おはようございます!
今日も元気に、おくらです。

恐縮ながら、御句「有りの実」の句に感想を述べさせていただきます。

前回の「梨」の句から推敲をされたのですね! 工夫なさった部分の句意はちゃんと伝わってきています!

【金を磨る】のは縁起が悪い、【金が当たった】と言い換えよう。忌み言葉の「するめ」を避けて「あたりめ」と言い換えたように、「梨【無し】の実」を「【有り】の実」と言い換える。日本の言語文化の繊細さは本当にすごいと思います!

マリリン・モンローの胸は豊満ですものね!【無し】と形容できるような、貧乳じゃあ、ありません。

「有りの実」=「梨」は確かに水気たっぷりですが、さすがに「しとど」に「汁」が垂れ落ちる程のものには、滅多にお目にかかれません。甘美な果汁がそれ程までに含まれている、それだけ「マリリン」は魅力的なのだという気持ちを切れ字の「や」に読み取ることができます!

漢らしく、清々しい句だと思います!

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

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